ーなんでトランプだったの????に通底する人間社会のうごめきの迫力。
ーなんでトランプだったの????に通底する人間社会のうごめきの迫力。
市川沙央「女の子の背骨」
例えばラストへ向かうP215
――金と善意で救われた奴は、恵んでくれた相手を必ず憎むようになる。――
激しく憎まれて天地が返るほど驚いたことがあるよ。
市川沙央「女の子の背骨」
例えばラストへ向かうP215
――金と善意で救われた奴は、恵んでくれた相手を必ず憎むようになる。――
激しく憎まれて天地が返るほど驚いたことがあるよ。
「ダークネス」桐野夏生
古代中国儒教思想から人間は百二十歳まで生きる能力があり六十歳を還暦としたと占術家に教わったことがある。修羅の道を生きて来たミロ六十歳はかくあるだろうと、期待を裏切らない。
前期後期高齢者ミロも読みたいものだ。婆さん決死隊が必死なアメリカの現状…
「ダークネス」桐野夏生
古代中国儒教思想から人間は百二十歳まで生きる能力があり六十歳を還暦としたと占術家に教わったことがある。修羅の道を生きて来たミロ六十歳はかくあるだろうと、期待を裏切らない。
前期後期高齢者ミロも読みたいものだ。婆さん決死隊が必死なアメリカの現状…
いきなり気付かされた当時39歳の自分。
いきなり気付かされた当時39歳の自分。
(雁が渡りをする時は左前もしくは右前を見ながら並んで飛ぶ)「雁行配列」を見せる島々はカムチャツカ半島から千島列島、知床へ連なる。図は『「揺れ動く大地」プレートと北海道』木村学·宮坂省吾·亀田純[共著]*2018
北海道はカスベ形、三枚おろしの北海道、とキャッチーな項目ふんだんで難しいけど面白い。急激な気温上昇に耐えている地球の生物たち、寒冷期は来るか?
(雁が渡りをする時は左前もしくは右前を見ながら並んで飛ぶ)「雁行配列」を見せる島々はカムチャツカ半島から千島列島、知床へ連なる。図は『「揺れ動く大地」プレートと北海道』木村学·宮坂省吾·亀田純[共著]*2018
北海道はカスベ形、三枚おろしの北海道、とキャッチーな項目ふんだんで難しいけど面白い。急激な気温上昇に耐えている地球の生物たち、寒冷期は来るか?
桐野夏生「奴隷小説」2015*文藝春秋 10年でリアルは創造をジャンプする。
桐野夏生「奴隷小説」2015*文藝春秋 10年でリアルは創造をジャンプする。
うれしやな、いざ、放たれて!
ゲドは、よろこびの風を帆に送りこんだ。
いいなあこんな逝きかた、うるうるしたよ。
「火明かり」=ゲド戦記別冊
うれしやな、いざ、放たれて!
ゲドは、よろこびの風を帆に送りこんだ。
いいなあこんな逝きかた、うるうるしたよ。
「火明かり」=ゲド戦記別冊
今年は「モーゼがパレスチナ人だったとすれば……」も読んだ。わからない、どうしてもわからない。イスラエルのユダヤ人はパレスチナ人を憎むのか、全てを消して国土とガス田を奪った後はすべてのイスラームを敵にするのだろうか?
今年は「モーゼがパレスチナ人だったとすれば……」も読んだ。わからない、どうしてもわからない。イスラエルのユダヤ人はパレスチナ人を憎むのか、全てを消して国土とガス田を奪った後はすべてのイスラームを敵にするのだろうか?
エドワード・シュトルジック「北極大異変」訳*園部哲*2016集英社
北海道で40℃超え!仰天の今夏、初読時はまだ先のことと呑気だったな。ジャーナリストらしいスピード感の文章で切迫する現場を伝える。"ものごとが急変するこの時代"
エドワード・シュトルジック「北極大異変」訳*園部哲*2016集英社
北海道で40℃超え!仰天の今夏、初読時はまだ先のことと呑気だったな。ジャーナリストらしいスピード感の文章で切迫する現場を伝える。"ものごとが急変するこの時代"
この作品は次々に起こる出来事に導かれて思わずページをめくってしまう"ページターナー"であって、、、訳者あとがきを先に読むべきだったわもう眼がよぼショボ🥲🔎
中村隆之「ブラック・カルチャー」を読んだばかりだったので、奴隷体験記が出版されていたこの時代は"ブラックスタディーズ"が萌芽期から黎明期に向かっているのだね。本が読めるジェイムズにサッチャー判事は脅える。ざま〜でござる。
イスラエル人によるジェノサイドが止められない現在地に思いは飛ぶがそれは別のところで吐くことにしよう。
この作品は次々に起こる出来事に導かれて思わずページをめくってしまう"ページターナー"であって、、、訳者あとがきを先に読むべきだったわもう眼がよぼショボ🥲🔎
中村隆之「ブラック・カルチャー」を読んだばかりだったので、奴隷体験記が出版されていたこの時代は"ブラックスタディーズ"が萌芽期から黎明期に向かっているのだね。本が読めるジェイムズにサッチャー判事は脅える。ざま〜でござる。
イスラエル人によるジェノサイドが止められない現在地に思いは飛ぶがそれは別のところで吐くことにしよう。
ル=グウィン「インディアンのおじさん」をバリバリ噛む。たった一人生き残った彼の部族では自分たちの名前を他人に明かさないため、「イシ」と呼ばれることになった、ヤヒ語で「人間」を意味する。
お墓から遺骨を盗掘された「アイヌ」は「人間」という意味である。
ル=グウィン「インディアンのおじさん」をバリバリ噛む。たった一人生き残った彼の部族では自分たちの名前を他人に明かさないため、「イシ」と呼ばれることになった、ヤヒ語で「人間」を意味する。
お墓から遺骨を盗掘された「アイヌ」は「人間」という意味である。
どの章もこれまで連続してきた、これからも連なっていく問題で、立ち止まりつつ考えつつ遅読。第5章、旧優生保護法の強制不妊手術は北海道が突出して多く、その優生思想の醜悪さに目を疑う。推しです。
どの章もこれまで連続してきた、これからも連なっていく問題で、立ち止まりつつ考えつつ遅読。第5章、旧優生保護法の強制不妊手術は北海道が突出して多く、その優生思想の醜悪さに目を疑う。推しです。
目下はトラ公と闘争中のハーバード大学から高齢になった卒業生に送られてきたアンケートに痛快につっこむアーシュラ😊かっこいい。
目下はトラ公と闘争中のハーバード大学から高齢になった卒業生に送られてきたアンケートに痛快につっこむアーシュラ😊かっこいい。
これはハマる。
ハマっている。
「八岐の園」をはじめ「内緒の奇跡」等々、後世の多くの作家に多大なひらめきを与えたに違いない。
私ごとでは、ついこの間のコンクラーベの重要さを知った。
そうだったのか。
これはハマる。
ハマっている。
「八岐の園」をはじめ「内緒の奇跡」等々、後世の多くの作家に多大なひらめきを与えたに違いない。
私ごとでは、ついこの間のコンクラーベの重要さを知った。
そうだったのか。
車中泊で現地を歩き、切れ味鋭い文章の研究者筒井功氏は80歳の先輩。すごい!!
アイヌ語地名の著書を追いかけたい。
車中泊で現地を歩き、切れ味鋭い文章の研究者筒井功氏は80歳の先輩。すごい!!
アイヌ語地名の著書を追いかけたい。
著名な動物学者の69歳での小説デビュー作😃映画化もされたんだね。
「貧乏白人」への差別偏見が根深く、スイングステートにも入るノース·カロライナ州小さな町の湿地で起きた事件。
北海道では釧路湿原のオオワシ営巣地がメガソーラーに侵略される問題が起きているので、事件の展開もさることながら、湿地の多様な生物の描写が美しくて胸に刺さる。
著名な動物学者の69歳での小説デビュー作😃映画化もされたんだね。
「貧乏白人」への差別偏見が根深く、スイングステートにも入るノース·カロライナ州小さな町の湿地で起きた事件。
北海道では釧路湿原のオオワシ営巣地がメガソーラーに侵略される問題が起きているので、事件の展開もさることながら、湿地の多様な生物の描写が美しくて胸に刺さる。
自分の所有権をめぐり夫とレイプ男の死闘で、生きる気力を失ったジュレーマがなぜ、弱虫のきわみ新聞記者と愛し合うようになり再生に向かえたのか、についてスポットを当てている。
残酷描写にも溢れるが今だからこそおすすめしたい。文庫化期待。
自分の所有権をめぐり夫とレイプ男の死闘で、生きる気力を失ったジュレーマがなぜ、弱虫のきわみ新聞記者と愛し合うようになり再生に向かえたのか、についてスポットを当てている。
残酷描写にも溢れるが今だからこそおすすめしたい。文庫化期待。
話題沸騰中のモンロー·ドクトリンだんだん。進行中の北アメリカ世界をだぶらせて読むと、がぜんおもしろい。
話題沸騰中のモンロー·ドクトリンだんだん。進行中の北アメリカ世界をだぶらせて読むと、がぜんおもしろい。
図書館バスは古い本も掘り出し届けて下さるが、活字がちっこいんじゃ…バルガス=リョサはぶ厚くて重くて手首が1分持たぬ…年寄りの冷や水読書だん。
図書館バスは古い本も掘り出し届けて下さるが、活字がちっこいんじゃ…バルガス=リョサはぶ厚くて重くて手首が1分持たぬ…年寄りの冷や水読書だん。
正直、喜びなし。
―なんと時は速く飛び去るものか―
ヨン·フォッセ「朝と夕」第一部
もう二時だよ、ベイベー。ほいさ。
正直、喜びなし。
―なんと時は速く飛び去るものか―
ヨン·フォッセ「朝と夕」第一部
もう二時だよ、ベイベー。ほいさ。
うなされそうな半分を越えてp273"追記∶手術"からの怒涛の展開。トランプ&マスクのバックラッシュNewsが続々と届く中で読んで、これから突入するアメリカの混迷を想像してしまった。
英訳者マイケル·ペリーさんの"個人的要因"を含むあとがきがすばらしい(p418)↓立原透耶さんの解説でハン·ソンさんの身に起きていることが明かされる。悲しい。
うなされそうな半分を越えてp273"追記∶手術"からの怒涛の展開。トランプ&マスクのバックラッシュNewsが続々と届く中で読んで、これから突入するアメリカの混迷を想像してしまった。
英訳者マイケル·ペリーさんの"個人的要因"を含むあとがきがすばらしい(p418)↓立原透耶さんの解説でハン·ソンさんの身に起きていることが明かされる。悲しい。