Tatsuo Tabata
tttabata.bsky.social
Tatsuo Tabata
@tttabata.bsky.social
Physicist, Professor Emeritus Osaka Prefecture University
幹が分かっても枝葉の議論は残ります。しかし、問題の不思議さは減るでしょう。それが進歩というものであり、議論する価値がなくなれば、それは完全解決ということです。いつまでも同じ玩具を弄んでいたのでは、進歩はあり得ません。
December 2, 2025 at 10:39 AM
小特集中の高野説の表1を改めて見て多幡説と比較すると、前者の視点反転、表象反転、光学反転はそれぞれ後者の正規固有座標系の使用、擬似固有座標系の使用、場合Sにほぼ対応しており、鏡の問題を高野説は認知過程の側面から解き、多幡説は認知過程が採用する座標系の性質という物理的側面からほぼ同様に解いていることがよくわかります。ただ、多幡説は各認知過程あるいは各座標系の如何に拘らず、それらに通底して、鏡映によって生じる対掌体が実物とは左右逆と判断される原因が左右軸の従属性にあることを見抜き、その意味で、左右逆転がまとめて説明できることを表面に出して述べたという点で相違があるだけで、統一可能性大です。
December 2, 2025 at 8:30 AM
早咲さんはなかなか卓見を述べられます。ただし、(余談ながら、私が平仮名モードで "tadasi" と入力すると常に、ただ一人生き残っている私の親友の下の名前「忠司」に、第一候補として変換されます。彼へのメールに長らく「忠司君」とは書いていないのですが)小亀氏は私と同じく物理学を専門とし、鏡の問題を認知の観点から論じながらも、その考察は物理的です。しかし、鏡に向かっている人の固有座標系のみを唯一の座標系とみなしているようです。また、脳科学的議論と物理的議論は、より高い立場から統合され得ると思います。そういう立場から検討することは結構難しいですが。
December 1, 2025 at 12:55 AM
(続き)しかし、どちらも問題に正面から取り組んでいるので、どちらの説が鏡像のいろいろな認知をよりわかりやすく整理して述べているか、それぞれの説が問題を完全に説明し切れているか、矛盾はないか、等々の観点からの比較はできると思います。
November 30, 2025 at 8:43 AM
 小亀説は問題自体を否定しているので、まともに見れば、比較対象になりません。高野説の小特集での「はじめに」を読み返すと、彼の最初の英文論文に対して吉村氏が広義の鏡像問題を扱っているという理解に達したのに反し、狭義の鏡像問題だけを「認知的な問題」として取り上げていますね。多幡説はこれに反し、狭義の鏡像問題は物理的に説明できるとの立場ですから、問題の見方が異なり(早咲さんのおっしゃるように「議論の方向が違う」とも言えます)、確かに比較は困難です。(続く)
November 30, 2025 at 8:37 AM
 Yuriさん、私のコメントへの "Like" をありがとうございます。このスレッドは早咲さんと私にしか見えないのかと思っていましたが、そうではないのですね。そういえば、私がコメントを書く前にコメント記入記号の横に "1" と付いているいるのを見ました。ただ、そのコメントは私には見えません。
November 30, 2025 at 2:42 AM
(先のコメントで「続く」と書いた内容は、こちらで書くべきことでした。)小亀説は鏡の問題の左右逆を勝手に位置・向きの逆と捉えて、そうはなっていないと、問題自体を否定しているので、問題への回答としては全く不正解と思いますが、考察内容には斟酌すべきものがあります。ただし、視覚座標系やSへの言及はどこにありましたか? 早咲さんが続いて書かれた視覚座標系の話の目的もよくわかりませんが...。
November 30, 2025 at 2:30 AM
 感覚や感じ方による座標系も、それらの採用契機や原因は別として、どういう形でどう適用されているかを考えると物理的分類が可能です。そういう意味で、自己中心座標系は自己の固有座標系と同一であり、昨日は拡張身体座標系や視覚座標系をも多幡説で使用した座標系のタイプに当てはめてみた次第です。なお、昨日視覚座標系を前方の風景等に対して使うのならば、擬似固有座標系と同等と書きましたが、前後の向きから言えば、自己の固有座標系を共有座標系化したものと同等です。(続く)
November 30, 2025 at 2:24 AM
(続き)ただ、「自身の正規固有座標系」の使用目的は自身の体の諸部位が上下前後左右のどちら寄りかを判断することなのに対して、視覚座標系は、その言葉からは、前方の風景その他に対しての適用が考えられ、役割としては多幡説の擬似固有座標系と同じになるようです。
 「拡張身体座標系」は、自らの身体と前面の風景やバックミラーを含む共有座標系に相当するかと思われます。
November 29, 2025 at 11:12 AM
 小亀説自体は共有座標系、固有座標系の表現は使っていませんが、これらに対応するものとして、おっしゃる通り、鏡面とその枠、有基準の物体について記憶をもとにする構築を述べていますね。
 視覚座標系は、前後を腹背の代わりに目・後頭部で決めるわけで、座標の原点が上部に移動するだけの相違です。鏡像の逆転の話では原点の位置はあまり問題にならないので、胴体中心の固有座標系と殆ど同等です。(続く)
November 29, 2025 at 11:10 AM