露木
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露木
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カラスバさんに沼ってます。成人済。
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露木 @tsuyuki03.bsky.social · 5d
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今日数の子の薄皮剥いてても思ったけど、krsbさんめっちゃ黙々と剥いてくれそう
そして綺麗
December 31, 2025 at 11:26 AM
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まさか読み専だった自分が夢小説を書くことになるとは思ってもみなかった1年でした。こんなに狂う人が出来たのも初めてでとても楽しい1年でした。フォローしてくださった方もありがとうございます。とても嬉しいです。
また来年もよろしくお願いします。
December 31, 2025 at 11:14 AM
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カラスバさんにパンケーキを食べてもらう話 | 露木
#pkmn夢
#pkmnプラス
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「カラスバさんにパンケーキを食べてもらう話」、「露木」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　ふと目を覚ますと、カーテンの隙間から暖かな薄金色の光がこぼれていた。隣から穏やかな寝息が聞こえ、頭にあたたかな息がかかる。そのまま寝息が聞こえるほうに首を向けると、端正な顔を朝日が柔らかく照らしていた。きめの細かい白い肌と整った眉毛。黄金色の瞳は今は閉じられて、柔らかな髪が少し乱れている。胸がゆっくりと上下に動き、彼が深く眠っているのが分かった。彼が深く眠っているのを見ると、愛おしさがこみあげてくる。 　普段仕事で疲れている彼が、私の横で穏やかな顔をして眠っているだけでうれしかった。その気持ちに素直に従って、首を伸ばして彼の頬に触れるだけのキスをした。唇と頬が触れ合い、柔らかな感触を唇に残した。 　彼の腕は私の体に回されており、優しく体を拘束している。私の夫のカラスバはよくこうやって私を抱きかかえて眠り、朝まで離さないことが多い。結婚したての頃は恥ずかしくてあまり眠れなかったが、最近ではこの重みがないと私も眠れなくなっていた。 　いつまでも腕に抱かれていたい気持ちもあったが、朝食の準備をしようと彼の腕を触る。男らしくもしなやかな筋肉の感触が手に伝わる。そのまま手に力を籠 めると、さらに強い力で抱き寄せられ、頭を優しく抱えられた。彼の胸に頭が当たり、とくとくと心臓の音が聞こえる。 「おはようさん。」 　眠たげな声が上から降ってくる。 「おはよう。起こしちゃった？」 「いや、今起きてん。愛おしい奥さんがキスしてくれたからな。」 　そう言って彼は私の頭にキスを落とした。 「朝何食べたい？」 「わがまま言うてええんやったら、○○の作ったパンケーキが食べたい。」 　少し眉を下げて要望を伝える彼が可愛らしく、彼の頭に触れる。柔らかな髪が手になじんだ。 「いいよ、だから離して。」 「ん…しゃぁないけど、分かった。」 　言葉と同時に腕の力が緩む。私は彼の腕から抜け出し、もう一度彼の頬にキスを落とす。 「カラスバはもう少し寝てていいよ。疲れてるでしょ。」 「いや、俺も起きる。作るとこ見たい。」 　彼が家用の眼鏡をかけるのを待ち、二人で一緒に寝室を出て、キッチンに向かう。その間も彼は眠たいのか、目がとろんとしていた。 　 　キッチンのドアを開くと更に色の濃くなった太陽の光が部屋を満たしていた。奥の窓から差し込む光がカウンターキッチンの大理石とダイニングテーブルに反射して、少し目に沁みた。目を細めながら、キッチンの前に移動し、電気をつける。部屋の影が柔らかくなり、全体が明るく照らされた。 　少し肌寒く、彼の体温が感じられるまで近づくと、そのまま後ろから体重をかけるようにゆっくり抱きしめられた。 「ちょっと寒いなぁ。俺が可愛い奥さんを温めてやろ。」 　彼と私の身長はあまり変わらないので、その体勢だと息が首にかかり少しくすぐったい。だが、実際彼の体温が心地よかったのでそのまま体重を後ろに預けた。しっかりと体を支えてくれる安心感に、少し目を閉じる。 「ありがとう。少し温めてくれると嬉しい。」 　そう言いながら、回された彼の手に自分の手を重ねて暖を取る。朝日に照らされて、互いの結婚指輪が光っていた。その体勢のままパンケーキの材料と道具はどこにあるかと考える。 「パンケーキ作ってくれるんやろ。どれ取ったらええ？」 「とりあえず牛乳と卵とヨーグルトが欲しい。」 「ん、分かった。」 「あ、あとバターも」 　うなずくのが気配で分かった。体を離し、彼は冷蔵庫に向かっていく。離れた体温が少し寂しかった。 　 　彼が冷蔵庫に向かうのを見て、ボウルとフライパンを取り出す。フライパンは同時に焼けるように２個取り出した。フライパンの木製の取っ手が手に馴染む。コンロにフライパンを置く時に金属の澄んだ音が響いた。 「持ってきたで、あとバニラエッセンスも持ってきた。次何すればええ？」
December 31, 2025 at 8:46 AM
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新年の集まり用にクッキー焼いてるけど、ミアレガレットでも良かったな
December 31, 2025 at 8:13 AM
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絵が描けるようになりたい
December 30, 2025 at 2:33 PM
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krsbさん、キスマークつけるより付けて欲しい派だと私がすごい喜ぶ
独占欲を相手の身体に残すより、自分の身体につけられた方がゾクゾクしてそう
俺はお前のもんやって見える形で示して欲しい
December 30, 2025 at 2:32 PM
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夢書きたい
krsbさんに狂ってたい
December 30, 2025 at 2:19 PM
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クリスマスネタも書きかけで止まってる
冬の間はクリスマスと正月でいいかな
良いな
December 30, 2025 at 2:10 PM
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krsbさんに会いたい
December 30, 2025 at 2:10 PM
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年越しkrsbさん書きたいけど、暇が無い
December 30, 2025 at 1:01 PM
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コミケ戦利品
December 30, 2025 at 10:34 AM
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krsbさんの主食ってパンかご飯どっちなんだろう
唐突にお寿司握るくらいだからご飯も有り得そうなんだよな
December 30, 2025 at 9:41 AM
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キャラ崩壊してないか不安になってきた
December 29, 2025 at 6:13 PM
tsuyuki03.bsky.social
年末の忙しさとこの1ヶ月狂ったように夢書いてたからか、全く創作意欲がわかなくなってきた
でも心はまだkrsbさんに狂ってる
December 29, 2025 at 5:09 PM
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ある夜のふとした渇き(1/2) | krsb
引用元のkrsbさん視点です
#pkmn夢
#pkmnプラス
December 29, 2025 at 10:07 AM
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krsbさんに年越し蕎麦食べさせたい
もぐもぐしてるのが見たい
December 28, 2025 at 2:51 PM
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待つ人| 露木
krsbさんがsikを出迎える話
#カラセイ
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「待つ人」、「露木」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　その日カラスバはミアレ駅の広場にいた。太陽の光が石畳に反射し、待ち人を待つカラスバの気持ちまで明るくなるようだった。広場に集まる人々の声も弾んでいる。雑踏の中、カラスバはスマホロトムを取り出し、メッセージを確認した。彼女から受け取ったメッセージでは、もうすぐ到着するとのことだ。 　 　カラスバの待ち人はミアレの英雄だった。かつてプリズムタワーが暴走したときにミアレを救った英雄。そんな彼女が彼の恋人だ。最初はただの観光客だったが、仕事の依頼やバトルをするうちに、気が付けば目が彼女を探すようになった。プリズムタワーが暴走した後の復興作業を通じて、彼女にさらに惹かれていったのだ。 　 　彼女は今、実家に帰っていた。もとは観光で来ていたので、ミアレに長期滞在するための準備などなく、改めてその準備をするということで帰省していた。本当はそのままミアレに住んでほしかったが、帰ってくると真っ直ぐに言われ、帰省を承諾した。 　 　ーまぁ、もう帰すつもりはないけどな。 　 　カラスバがそう思っていると、遠くから電車の音が聞こえてきた。彼女が見つけやすいように改札の正面に移動する。やがてブレーキ音とともに電車が止まり、人々が電車から降りてくる。なかなか彼女の姿が見えず苛立ちが募る。彼女の姿が見えたのは乗客がすべて降りた後だった。 　 　彼女が姿を見せた瞬間、世界がひと呼吸だけ止まった気がした。確かにあった苛立ちが溶けて消えた。 　服装は変わらないのに、どこか柔らかくなった笑みのせいだろうか。光をまとったかのように、ふわりと雰囲気が変わっていた。 　 「カラスバさん、ただいま帰りました！」 　改札から彼女が駆け寄ってくる。 　明るく笑う彼女がただいまと言ってくれたことが嬉しくて自然と笑みがこぼれた。 「おかえり。よう帰ってきたな。会いたかったで。」 　彼女を抱き寄せ、頬にキスを落とした。彼女に近づくとかすかに汗のにおいがした。そのにおいさえどこか以前とは変わったように思えた。 　 「もう、カラスバさん。恥ずかしいですよ。」 「愛しい彼女さんに久々に会えたんやで。キスぐらいさせてぇな。」 　そう言いながら彼女の荷物を手に取る。 　 「まずはどこ行きたいん？」 「バトルコートですね！　カラスバさんとバトルがしたいです！」 「帰ってきてすぐバトルかいな。好きやなぁ。まぁ、俺もバトルしたいしええわ。バトルコート行こか。」 　 　彼女に手を差し伸べ、手をつなぐ。早く早くと急ぎ足になる彼女のかすかに色づいた唇に見とれながら、カラスバは笑う。 「そない急がんでもバトルコートは逃げへんで。」 「バトルコートは逃げなくても、時間は逃げます！」 　 　一番近くのバトルコートを目指して歩き出す。燦々と降り注ぐ太陽に照らされて、彼女はより一層綺麗に輝いていた。 　 　ーやっぱもう離してやれんなぁ。すまんな、愛しとるで。 　 　心の中でつぶやき、二人並んでバトルコートへ歩いて行った。
December 28, 2025 at 3:21 AM
tsuyuki03.bsky.social
昨日waveboxにメッセージ頂いた方へ
教えくださりありがとうございました！
返信しました！

#wave_tsuyuki_03
wavebox.me/msg/1npetpz4...
December 28, 2025 at 3:16 AM
tsuyuki03.bsky.social
ここら辺の歌詞を上手いこと🌸とkrsbさんに落とし込みたい
December 26, 2025 at 2:46 PM
tsuyuki03.bsky.social
瞳の奥をのぞかせてを題材に夢書きたいな
すれ違い系でもいいし、そのままkrsbさんが酷い男の話でもいい
どっちも味がする
December 26, 2025 at 2:26 PM
tsuyuki03.bsky.social
ガラスの熱 | 露木
krsbさんが彼女と喧嘩する話
#pkmn夢
#pkmnプラス
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「ガラスの熱」、「露木」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　プリズムタワーの異変の影響も落ち着き、サビ組の活動が通常に戻るころ、カラスバは苛立ちを隠せなかった。 　 　彼女に避けられている。そう感じるのだ。 　まず連絡の頻度が減った。 　以前は毎日のようにメッセージを送ってきていたのに、今ではこちらから連絡しないとやりとりがない。 　そのやり取りさえも素っ気なくどこか事務的だった。 　 　そうしてとうとう会うのを断られた。 「あかん、もう我慢ならん。あいつ何考えとるねん。」 　眉間にしわを寄せ、息を吐き出す。 「ジプソ、車回し。あいつの家に行くで。」 　○○の住むアパートは、事務所から数分の場所にある。 　ドアホンにカメラもついていないので何度か引っ越すように言っているが、気 に入っているからと住み続けていた。 　 　見慣れた廊下を足早に進み、チャイムを鳴らす。 　しばらくして、久しぶりに見る彼女が顔を出した。 「よお、○○。えらい久しぶりやなぁ。久しぶりすぎて、愛しい彼女の顔も忘れそうやわ。」 「帰ってください。」 　一瞬、こちらに向けられたまなざしが愛しさを帯びたように見えたが、すぐに表情が抜け落ちた。 　ただでさえ苛立っているのに、その態度がさらに気に障り、ドアに手をかけて無理やり押し入った。 「なんでそないなこと言われなあかんねん。せっかく会いに来たっていうんに。」 「あなたともう会いたくないの。別れたい。」 　その言葉に、世界と自分の境界が溶けるような衝動が走り、額の血管が熱く脈打った。 　その熱のまま、彼女との距離を一気に詰めた。後ずさろうとする肩をつかみ取り、その動きを止める。 　体重をかけて床に縫い留め、逃がさぬよう細い手首を押さえ、ゆっくりと顔を近づけた。 　グラスコードが彼女の胸の上に落ち、呼吸のたびに上下した。 　彼女がカラスバを拒むように顔をそらせる。 　胸の奥がざらりと軋んだ。その感覚と呼応するかのように、彼女の甘やかな香りが静かに体を満たしていく。 　こんな状況でも、彼女の香りを強く感じてしまう自分にどこか滑稽さを感じた。 「なんで俺を避けるねん。俺が嫌いになったんか」 　怒鳴つもりが口から出たのは縋るようなか細い言葉だった。 「ミアレで噂になってるよ。サビ組のカラスバに女ができたって。ずいぶん惚れこんでいるらしいって。」 「だから私なんてもう必要ないでしょ。」 　そういう彼女の瞳は怒りを宿し、こちらを射殺すような強さを持っていた。 　 　こちらを見るその瞳。 　赤く液状にとろけたガラスのような灼熱の瞳。 　目をそらすことを許さないが、見つめ続けるとこちらの身を焼き尽くすようなその瞳に焦がれ、惚れたのだ。 　そのことを思い出した。 　 　惚れた瞳が自分を見つめている。その事実にカラスバの胸は高鳴った。 　そんな目をさせるべきではないとは理性ではわかっているが、嬉しくて仕方がなかった。 「そんな噂なんか信じんといてくれ。俺には○○しかおらん。なんでわかってくれんねや。」 「わかるわけないじゃん。本当に私を好きかもわからないのに。」 　湧き上がる歓喜を必死に抑えつけようと、震える喉を何とか動かし言葉を紡ぐ。 　しかし返ってきたのは、胸を押し潰すような冷たい拒絶だった。
December 26, 2025 at 9:43 AM
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露木のWavebox👋
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December 26, 2025 at 8:46 AM
tsuyuki03.bsky.social
夢主とkrsbさん温泉旅行して欲しい
そして温泉にハマったkrsbさんの自宅にバスタブが設置されて欲しい
December 26, 2025 at 8:39 AM
tsuyuki03.bsky.social
これほんとにそうで該当地域出身だけど、セリフ書いてていちばん不安になる
特に末尾のカ行変格活用どれにしたらいいのか分からない
mukade-poison.bsky.social 蜈蚣 @mukade-poison.bsky.social · 5d
カラスバさんの方言はエンジュで生まれ育って今もエンジュに住んでますが、再現無理です
ほんまにどういう規則であちこち混ざってるのかわからないんで……
その時々で同じ内容でも言葉のセレクト違ってたりもしますし

例：「いる」と「おる」など

カラスバさん自身もその時々のフィーリングで特に考えることなく素で使い分けてる気がしますしね
December 26, 2025 at 4:01 AM
tsuyuki03.bsky.social
知らない感触 | 露木
krsbさんに手をマッサージされる話
#pkmn夢
#pkmnプラス
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「知らない感触」、「露木」と記載されています。 以下は本文の内容です。 「終わったんか。」 　セルフネイルをおえた私に彼が話しかける。 「うん、待たせてごめんね。あとハンドクリーム塗るだけ。」 「ハンドクリームなぁ、俺が塗ったろか。」 「いいの？　ならお願いしようかな。」 「ついでにマッサージもしたろな。俺意外とマッサージ上手いねんで」 　最近仕事で手がつかれていたのもあり、嬉しくなり素直に右手をカラスバに差し出した。 　彼はハンドクリームのチューブから多めにクリームを取り出しゆっくりと私の手に両手を使って塗り広げていく。 　彼の手の温かさが心地よく体の力が抜けていく。 「気持ちええか？」 「うん、極楽。ありがとう。」 「そらよかったわ。クリームの量を多めにするのがコツやねん。」 　そんなものかと納得し、俯いている彼の顔を眺める。 　いつもは正面にある顔を見下ろすのが新鮮でついじっと観察してしまう。 　伏せられた長いまつ毛が黄金色の瞳に落とす影が綺麗だった。 　そのまま目を下に滑らすと私の手を撫でる手が目に入る。 　一番彼が男だと感じるのはこの手だと思う。 　すらっとした指だが、関節はしっかりとしており手の甲にうっすらと血管が浮かんでいる。色々な仕事を体験してきたからか、意外と手のひらの皮は厚い。その反面、手の甲の皮膚は滑らかだ。 　丁寧に整えられた爪が手を行き来する様を見ていると、昨日の夜の行為を思い出してしまい思わず手を引こうするが、手をぐっと掴まれた。その手の感触にも熱を感じ、頬が赤くなる。 「なんやねん。痛かったか？」 「ううん。もうマッサージ大丈夫だよ。ありがとう。」 「まだ始めたばっかりやんか。遠慮することあらへんで。」 「いや、本当にもう大丈夫だから。」 「もしかして自分、恥ずかしなったんか？」 　くっと唇を引き上げながら問いかける彼に肯定もできず黙り込む。 「せやんなぁ、手触られただけでエロい気分になるはずないもんなぁ。」 　吐息が触れるほど顔を近づけて彼が言う。私をからかう彼は本当に楽しそうだ。 「こうやって触ったかて、何にも感じひんもんな」 　そういうと彼は私の手を正面から絡め、親指で私の親指のふちをゆっくりとなぞった。 「そっそんなことない」 　かろうじて反論したが、撫でられた部分からじわりと快感がにじみだし、吐息が漏れる。 　そんな私を彼はちらりと見やると、無言で手を動かす。 　親指をつかい、手の付け根を円を描くように撫でる。性感帯を触れられているわけでもないのに、その動きに合わせて体が跳ねる。 　彼は喉の奥で笑い、目を細めるのが妙にはっきりと見えた。 　絡めていた指をずらし、手首を包みそのまま指先で腕のラインをなぞるように撫で上げられる。 　手が離れたことで緩んだ息を、次の瞬間また飲み込む。彼が指先を一本ずつ、三本の指で吸い寄せるようになぞってきたからだ。 　その感触が彼の舌で舐められているようで指先に熱がこもっていく。 「もうやめて」 「あかん、もっと俺を感じ」 　せめてもの抵抗に目を閉じるが、かえって指先の感触はゆっくりと胸の奥へ沈み込んでくる。彼の指を一層敏感に感じでしまい、甘い声がこぼれた。 「かわええなぁ……触れられただけで泣きそうになっとるやん。そんな素直なん、俺にしか見せたらあかんで？」 　彼は手を掴んだまま、逃げようとする動きをふっと封じるように引き寄せ、指先にキス を落とした。 　その熱に体が反応してしまい、涙がにじむのを止められない。 「ほら、泣きそうな顔……隠さんでええ。嬉しうてたまらんわ。」 　その優しい声に支配の色が混じり、 　彼は涙をすくうように、静かに目元へ唇を寄せた。
December 26, 2025 at 3:11 AM