灯🕯
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🛁🦚メインの腐垢/20↑
どんな顔して🛁に「僕が君の探しているナイチン.ゲールだよ」なんて言えばいいんだ!?
くそう、全部君のせいだぞ🛁この野郎……!!
僕は吐き出し用のない憤りをバタバタと足を動かすことで宙に逃がすのだった。
December 21, 2024 at 1:16 AM
そう思い至ってしまえば、ぶわりと全身の血の気が顔に集まった。
待ってくれ、今まで僕はずっと僕に嫉妬していたということか……?
いやだってしょうがないだろ、誰がナイ.チンゲールと言われてギャンブラーだと散々言われてきた僕が結び付く??付かないだろう普通は!!!
だいたいなんだナイチ.ンゲールって!小っ恥ずかしいにも程があるだろう!!?いや、🛁は昔から小っ恥ずかしい男だった。つまりは何も変わっていないのか。かなりの照れとちょっとした安堵が全身を駆け巡りかくりと力が抜ける。机に突っ伏した僕はまたそこで次の問題にぶち当たる訳だけど。
December 21, 2024 at 1:16 AM
5年前、街中で倒れた人を救助している姿に一目惚れしたらしい。
待ってくれ、ちょっと心当たりがありすぎる。そう言えば確かその辺の時に、丁度出先で倒れた人間の応急処置をしたことがあった。
なぜならその頃にはもう前世の記憶がバッチリ蘇っていて、怪我人の簡易救急処置の方法を何処ぞのお医者様に叩き込まれた記憶があるからだ。勿論僕自身がお世話になった事だって両の手じゃ足りないのでバッチリ記憶に残っているのだ。だから、彼ならそうするだろうと思って咄嗟に体が動いていたのだ。
そこまで思い出してはたと気付く。
もしかして、🛁の言うナイチ.ンゲールって僕のこと……??
December 21, 2024 at 1:15 AM
だから、そのナイチ.ンゲ-ルとやらを一目見てやりたくなったのだ。そうしたら、きっとこの無様に過去に縋り続ける恋心も粉々に砕けて消え去ってしまうだろうから。僕が入る隙なんて元々無いのだと突きつけて欲しい。そうしたらきっと、諦められるから。
そうして一念発起した僕は情報収集に臨んだ。彼は探している人物を包み隠しもしてなかったから拍子抜けするくらい簡単だったけど。彼曰く、そのナイ.チンゲールとやらはブロンドの髪で特徴的な虹彩の瞳を持っていてこの街で出会ったそうで。……ん?待ってくれ。なんか方向がおかしくないか……??
December 21, 2024 at 1:14 AM
よくない、これはよくないぞ。
だって多分、🛁は前世を覚えていない。だとしたら、僕がこれだけ縁にして大事にしていた約束は無いも同然なのだから。無いことを彼に詰め寄っては行けない。責を問うてはいけない。分かってはいる。それでも、僕だけだって言うのが悔しくて、寂しくて。
またぽろりと零れ落ちそうになる涙をゴシゴシと拭う。もし🛁に見られたら跡になるぞなんて怒られたかもしれないそれは、今は誰にも咎められないので。
こんなに僕だけが君の事を好きで好きで堪らないなんてどう考えてもおかしいのだ。だから、この苦しさにトドメを刺したくて。
December 21, 2024 at 1:14 AM

◇◇◇

あの時は思わず踵を返して逃げてしまったが、知りたい。あれだけ僕を口説いて骨抜きにしたくせに当の本人はすっかり忘れて逆に骨抜きになっているそのナイ.チンゲールとやらに夢中になっているのだと言うのだから。一体誰が、どんな奴が僕の🛁の心をかっさらって行ったのか。
油断すれば滲んでしまいそうな涙をグッと唇を噛み締めて堪える。
くそ、僕は物心ついた時からずっと🛁を忘れられなくて、惹かれていたって言うのに。僕をこんなにしておいて、あんな約束までしておいて。
ぶわりと良くない感情が心を占めるのを抑えるように大きく深呼吸をする。
December 21, 2024 at 1:13 AM
彼女はそんな中サッと駆け寄り的確に指示を出し救.急隊員が駆け付けるまで対応していた。その姿はまるで天使の様で。
「ナイ.チンゲールだ……」
思わず出た声は掠れていて音になったかも怪しい。戦場の天使、そう呼ばれている女性の名が相応しいと、そう思ったのだ。
それから僕は人目で僕の心の全てを奪っていった彼女を、年齢も名前も知らないのに探し続けているのだ。
そうして今年、小学部最終年になってやっと、彼女と出会った街へと越すことが出来たのだ。今年こそ、彼女を見つけ出してみせる。そう誓いを立てた。
December 21, 2024 at 1:13 AM

◇◇◇

僕にはずっと探している人が居る。
柔らかいブロンドの髪と一際目を引く特徴的な虹彩を持つ女性。
数年前。とある私立の小学部に入学した頃。僕は親の用事に付き合わされ別の街へと来ていた。たまたま両親とは離れ1人行動をしていた時(とは言えほんの僅かの時間ではあるが)
少し離れた場所で人が倒れたのだ。当然周りは騒ぎになった。それでも皆心配そうに見つめるだけで誰もその倒れた人を助けに向かうことは無かった。僕も知識としては学んでいたがその事実に驚いた頭と体は思うように動いてくれず情けない事に呆然と眺めているだけだったのだが。
December 21, 2024 at 1:12 AM
彼が噂になるくらい包み隠しもせず愚直に追い求めるそのナイチ.ンゲールとやらに僕が叶うはずも無い。
きゅう、と引き攣れる様な痛みを訴える心臓を握り締めその場を後にするくらいしか、僕には選択肢が無かった。
December 21, 2024 at 1:12 AM
彼はどうやらそのナ.イチンゲールとやらを探しているらしい。
もし🛁が前世を覚えていて、僕の事を探してくれているのだとしたら、そんな例えはしないだろう。どちらかと言えばアティニーク.ジャクとかだろう。
スッと血の気が引いた。🛁が探しているのは、一体誰だ?
🛁が過去を覚えていないだけならまあいい。それならもう一度好きなって貰えるよう努力するだけなのだから。それに今世では女の身を得たのだ。前世では得られなかったアドバンテージだってある。
だけど、彼に別に想い人が居るとなれば話は別だ。
December 21, 2024 at 1:11 AM
前世では🛁の方が年上だったから年下かもしれない、なんて思考は遠いどこかに行っていて思い付きもしなかった。僕だって性別が男から女に変わっているのだから年齢が上下していたって不思議じゃない。何より前世では僕の方が早く星になったのだ。そう考えたら順当なのかもしれない。
そうして向かった先でそっと様子を伺えば。見つけた、🛁だ。随分と幼いし身長だって僕より低い。でも、それでも。あの真っ直ぐに世界を映している銅は、ふわりとくせっ毛の様に跳ねる深い藍色の髪は。紛れも無く🛁だ。
思わずかけ出そうとしたその時、不意に過ぎる。
ところで、ナイチ.ンゲールとはなんだ。
December 21, 2024 at 1:11 AM
「ねえ、知ってる?今年小学部に転入してきた子、『ナイチ.ンゲール』を探してるんだって」
「え〜、なにそれ。お姫様を探してる的な?かわい〜」
そう言ってきゃらきゃらと笑い去っていくのは確か同じ学年の子。そう言えば、転入してきた子が凄く顔が良いとか美人だとか噂になってたなあ。
なんて思いながら僕、🦚はひらりと随分と着慣れたスカートをはためかせその噂の転入生くんを見に行く事にした。
だって、僕はずっと🛁を探しているのだ。生まれ変わっても絶対に君を見つけ出す、なんて事を言ってのけた癖になかなか見つけてくれない恋人を。
December 21, 2024 at 1:10 AM
パチリ。瞬きと共に彼から投げられた言葉たちを噛み砕く。どうやら、ぼくの、かんちがい……?
そう理解すれば一気に頬に熱が集まる。恥ずかしい、恥ずかしい。一人で勝手に勘違いして彼に詰め寄って。そしてマイナスに陥った思考のフォローまでさせてしまった。「ああ、そういう反応だ。君の感情がこうして目に見えるのは気分が良い。ただ、不用意に晒してくれるな。僕の我慢が効かなくなる」
そうして鼻先に軽くキスなんて落としてくるものだから、
「どの口が言ってるんだい!?」
在り来りな文句を返すしかできなかったのだ。
November 16, 2024 at 3:06 AM
どうしよう、こんな僕の「その思考はそこまでだ、🦚」スパンと思考を叩き切る音が飛んだ。大きな両手で頬を挟まれれば体温の高い彼の温度がじわりじわりと伝わってきて。気が付けばあれだけ遠のいていた血の気は元の場所へと巡っていた。「まず訂正させてもらうが君の反応を嘲笑などしていない。寧ろ僕は君の見せるその反応を酷く愛らしいと思っている。いくらでも見たいと思うくらいにはな」
November 16, 2024 at 3:05 AM
怒りとは別の感情で顔が熱くて仕方がない。でもだって、🛁だって悪いのだ。あんな堅物を絵にかいたような、そんな雰囲気を醸し出しながらあの見目麗しい顔と低くて色気のある声で愛らしいだとか好きだとか、そんな事を言われてしまったら嬉しくて舞い上がってしまうのは誰だって避けられないだろう。僕は彼にベタ惚れなのだから尚更だ。
こんな感情が筒抜けだったなんて。実は内心笑っていたんじゃないかって、僕の反応見たさだったんじゃないかって。そんなこと🛁がする訳ないのは分かっている。でも1度顔を出した不安はそう簡単には消えてくれないのだ。さっきまで熱を持っていた頬が一気に冷めてくる。
November 16, 2024 at 3:05 AM
「さて、次は僕の番だ。散々煽った覚悟をしろ、🦚」
そういう男の目は笑っていなかった。もしかして僕、とんでもないことをしでかしたんじゃないだりうか、そう気付いてももう遅い。
お返しとばかりに目の前の恋人に遊ばれる未来は避けられないのだから。
November 6, 2024 at 4:11 PM
気を良くした僕はそのまま彼の長い指を口に含む。全て飲み込もうとすると苦しいくらいの長さのそれは大人しく遊ばれてくれている。付け根付近まで飲み込んでぺちょりと舐める。そうしてたまにかぷりと歯を立ててみる。跡がついてしまうのはよろしくないだろうから歯型が残らないくらいに。
なんだかすごく楽しくて、彼の五本の指を端から端まで舐め尽くして最後は手のひらを、なんて思っていたらぬちょりと唾液に塗れた指に頬を捕らえられた。
いい所なんだけどなんて不満から見上げれば重く濁った銅がこちらを見下ろしていた。思わずゾクリとした何かが背中を駆け上がる。
「れ、れぇしお……?」
「随分好き勝手遊んでくれたな。」
November 6, 2024 at 4:09 PM
そろり、と手を伸ばせば存外高い体温に迎え入れられる。
少し硬めの皮膚に覆われた彼の手のひらは僕とは随分と違った。まず、サイズ感。僕の手のひらをそうっと重ねれば一回りくらいの差があって。指のサイズも当然違う。そのまま彼の指をぎゅっと握ってみたり付け根から指先へそっと撫でてみたり。指と指の間に入り込むようにしてきゅっと握ってみたり。何をされても抵抗されない事をいい事に僕の好奇心はムクムクと大きく育った。
ぺろり、と彼の手に舌をそわす。
ピクりと動いたその手は「おい」なんて降ってくる言葉はあれど取り上げられることは無かった。
November 6, 2024 at 4:02 PM
寸前で飲み込んだ。
「いやほら、君の手って随分と大きいだろう?だから、少し憧れって言うと違うのかな。とにかく触ってみたくてさ。ごめん、これからは気を付けるよ。不快な思いをさせちゃって悪いね」
へらりといつもの笑みを浮かべてそう返せばギュッと眉間にシワが寄ったのが見て取れた。
「はぁ、君は。何でも勝手に自己完結をするな。僕は不快だとは一言も言っていない。君の視線の理由が知りたかっただけだ。」
ほら、と差し出された左手は随分と無防備だ。
「……いいの?」
「善悪の判断が僕につかないとでも?」
ふん、と彼お得意の返事を投げられればにょきりと顔を出した好奇心は抑えきれなかった。
November 6, 2024 at 3:56 PM