小松 岬 ｜ komatsu misaki
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トランス差別に反対します
#TransRightsAreHumanRights
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これまでの本はwebサイトから買えます。
DM使いません。ご連絡はwebサイトの〈問い合わせ〉からお願いします。
https://komatsumisaki.com/
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エッセイを更新しました。映画『愛はステロイド』ほか。
komatsumisaki.com/2025-09-08/

〈私には、昔よくしていた妄想がある。つらいとき、苦しいとき、怖いとき、恥ずかしいとき、ざっくり言えば「ここにいたくない」とか「消えてしまいたい」と感じるときに、自分の体を……〉
#tanka #短歌 #エッセイ
小松岬　短歌五首連作『営為』 また刑の軽さを告げるウェブ記事に女が蹂躙される広告 頬をぶつ　同じ手でたまに頬を撫でる　それでやってきたんだろ、わかるよ 週明けに生理がくるね。燃えさかる空腹に捧ぐフライドポテト 懐かしい友人の顔でAmazonのアドレスに残る昔の姓は 私をだめなやつだと思わせるやつと闘ってほしい　倒れないでほしい
September 8, 2025 at 11:24 AM
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#女の価値を産む産まないで決めるな
#差別に投票しない
#tanka #短歌
#女の価値を産む産まないで決めるな #差別に投票しない 短歌7首 家庭には庭の一字が含まれて出口を塞ぐざくろの茂み 匂いたつテイカカズラが這う壁に触れれば外がいくぶん近い したしげな声降りそそぐ　この庭を出ない程度に賢くおなり 呼吸する女を神話の存在に留め置くための庭うつくしく 怒りには限りなどなしペパーミント世の果てまでも繁殖をせよ この身にはくぼみがあって塞ぐべき理由はなくて鯨など棲む くれぐれも喩えてくれるな愛を種にエバーフレッシュの鉢を蹴飛ばし 小松岬 komatsu misaki｜@toudaigurashi
July 13, 2025 at 2:51 PM
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#PrideMonth2025
#短歌 #tanka
小松岬/piccolo（抄録） 起きたてのわたしはひと株の植物ゆっくりと立つ水を求めて かなしみは生者の楽器すれ違う弾き手がまれに音符をこぼす ラブホテルのラブの的外れっぷりが怖いみんなに降る花吹雪 くれぐれも喩えてくれるな愛を種にエバーフレッシュの鉢を蹴飛ばし プリズムは世界わたしは虹である白い光で飛びこんでゆけ この身にはくぼみがあって塞ぐべき理由はなくて鯨など棲む 一種類の性交ありきでよくしゃべる　しゃべったのちに伝票つかむ 方舟に招かれなかったものたちの一品持ち寄りパーティーの夜 らしくないことでもしたいあなたにはルリボシカミキリ見せてあげたい 入れてやれなくてごめんなんて思わん網戸に絡むあざみの綿毛
June 30, 2025 at 1:02 PM
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文学フリマ東京40「小松岬」で出店します。新刊あります。どうぞよろしくお願いします。
📍ブース:K-81
🗓5/11(日) 12:00〜開催
🏢東京ビッグサイト南1-2ホール
📕イベント詳細→ bunfree.net/event/tokyo40/ c.bunfree.net/e/eGR
#文学フリマ東京 #文学フリマ東京40
#短歌 #tanka #エッセイ
私家版歌集『おまえの火が移る』の表紙画像 2025.5.11（日）文学フリマ東京40　南1－2ホール K－81 小松岬のスペースにて販売 ばらが咲くための場所だと知ってから私のあばら骨は庭である （『うみさそり』より） 正常の名のもとに押し広げられつららのごとき冷えた陰毛 （『春の雪山』より） 右手だけ弾けるんだってムーンリバー聴かせてくれたことありがとう （『ここは安全な巣』より） 『別の星』2025.5号の表紙画像 2025.5.11（日）文学フリマ東京40　南1－2ホール K－81 小松岬のスペースにて販売 人間製のケーキのうまさに感謝する　週末のイオンモールにまぎれて （『ふりをする』より） きょう機械に潰されることをまだ知らぬ乳房と検診前の朝食 （『乳がん検診（有痛のほう）』）より 羽も目もそれぞれほしいと頼まれて比翼の鳥をほどくお仕事 （『進化と労働』より） 『しふくの時』表紙画像 2025.5.11（日）文学フリマ東京40　南1－2ホール K－81 小松岬のスペースにて販売 一行の誰もさわれぬ詩になって透明なまま駅に立ちたい 幸せそうに見えないように小田急に乗せられている数多のいのち 雌伏という言葉に抗わずにいればわたしに沿って道がうまれる チャリティーポストカードの画像 2025.5.11（日）文学フリマ東京40　南1－2ホール K－81 小松岬のスペースにて販売
May 10, 2025 at 9:22 AM
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5/11（日）文学フリマ東京40【南1-2ホール | K-81】で販売するもの（4/4）
○チャリティーポストカード全7種　1枚￥200ｰ（7枚セット￥1,200ｰ）

※イラスト内にある書籍のカバーデザインの二次利用については、出版社様から利用許諾を得ております。
国際レズビアンデー（10/8）のポストカード。黒髪ボブの人物が、レズビアンフラッグを背景にしてあぐらをかいて座っている。白いシャツに濃いブルーのジーンズ。 バイセクシャル可視化の日（9.23）のポストカード。バイセクシャルフラッグカラーで描かれた三人の人物が手を振っている。周囲に星。三人の体もまた、星々と同様に光り輝いてる。 プライド月間のポスト―カード。上下で2場面。 （上）高齢の人物が、明石書店『トランスジェンダー問題』を真剣に読んでいる。 （下）同人物の若い頃。そばにもうひとりの人物が描かれており、その人から何かしらの指摘を受けて驚いている様子。
May 9, 2025 at 1:27 PM
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5/11（日）文学フリマ東京40【南1-2ホール | K-81】で販売するもの（3/4）
○しふくの時　￥600ｰ

連作「しふくの時」全30首を収録。
（『おまえの火が移る』に30首すべては収録していません）

一行の誰もさわれぬ詩になって透明なまま駅に立ちたい
→
文学フリマ東京40で販売予定の、「しふくの時」の表紙画像。 淡い水色を背景にして、髪の長い人物が片手を空へ伸ばしている。髪も手と同様に空へ向かって流れている。髪の内側にさまざまな葉や蔦が伸びている。
May 9, 2025 at 1:27 PM
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5/11（日）文学フリマ東京40【南1-2ホール | K-81】で販売するもの（2/4）
○おまえの火が移る　￥2,800-

私家版歌集です。216首収録しています。

ばらが咲くための場所だと知ってから私のあばら骨は庭である
→
文学フリマ東京40で販売予定の、私家版歌集「おまえの火が移る」の表紙画像。黒い表紙に虹色の線でひとりの人物が描かれている。人物は笑っているでも怒っているでもなく、自身の正面をじっと見つめている。
May 9, 2025 at 1:27 PM
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5/11（日）文学フリマ東京40【南1-2ホール | K-81】で販売するもの（1/4）
○別の星 2025.5号　￥1,000-

新刊です。自分の書いたものをまとめられる冊子が欲しくて作りました。今後緩やかなペースで号を重ねられたらいいなと思っています。
2025.5号は、直近の短歌45首とエッセイ2編（うち1編は→
文学フリマ東京40で販売予定の、小松岬のZINE「別の星」2025.5号の表紙画像。 横向きの人物が1人と猫が2匹。人物はショートヘア。前髪が風になびいて額が見えている。明るいブルーのジーンズにクイーンのTシャツを着ている。裸足。手足の爪には黒いネイル。 背景には夕暮れ時の街並みの写真。
May 9, 2025 at 1:27 PM
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5/11（日）文学フリマ東京40【南1-2ホール | K-81】にて販売する新刊「別の星」2025.5号が出来上がりました。
当日のスペースにはこの表紙イラストのポスターがありますので、目印にしていただけますと幸いです。
#文学フリマ東京40 #tanka #短歌 #エッセイ
文学フリマ東京40で販売予定の、小松岬のZINE「別の星」2025.5号の表紙画像。 横向きの人物が1人と猫が2匹。人物はショートヘア。前髪が風になびいて額が見えている。明るいブルーのジーンズにクイーンのTシャツを着ている。裸足。手足の爪には黒いネイル。 背景には夕暮れ時の街並みの写真。
May 9, 2025 at 10:24 AM
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エッセイは、大学時代の部活動を通じて出会った忘れがたい言葉の話と、小津安二郎の『麦秋』がものすごく好きだ、それはなぜか、という話です。
#文学フリマ東京 #文学フリマ東京40 #エッセイ
文学フリマ東京40で販売予定の、小松岬のZINE「別の星」2025.5号の表紙画像。 横向きの人物が1人と猫が2匹。人物はショートヘア。前髪が風になびいて額が見えている。明るいブルーのジーンズにクイーンのTシャツを着ている。裸足。手足の爪には黒いネイル。 背景には夕暮れ時の街並みの写真。 小松岬のZINE「別の星」2025.5号 エッセイサンプル①慣れない 大学時代、私は競技ダンス部に所属していた。部は、私が通っていた女子大と近隣の共学校が提携するかたちで運営されていた。 競技ダンスとは、女性と男性がペアになり、ワルツ、タンゴ、ルンバ、チャチャチャなどを踊ってできばえを競うスポーツだ。同性ペアが出場できる大会もすこしずつ増えているが、まだ圧倒的に「競技ダンス＝男女ペア」のイメージが根強い。 「男は男らしく」「女は女らしく」の圧も、非常に根強い。 男女ペアにおいては、男性が全体の動きやスピードをコントロールする。女性は男性のコントロールに応じて動く。 だから、男性を「リーダー」と呼ぶ。 ダンスをリードするから、「リーダー」だ。 ある日、女子大側の部員たちの会話に頻繁に登場する「リーダー」という言葉に、ひとりの先生が「待った」をかけた。（以下略） 小松岬のZINE「別の星」2025.5号 エッセイサンプル②紀子が教えてくれること　－映画『麦秋』－ 『麦秋』　製作1951年／124分／日本 監督　小津安二郎 出演　原節子、淡島千景、笠智衆。二本柳寛、三宅邦子 あらすじ　※結末に触れています 間宮紀子（原節子）は28歳の女性。北鎌倉の実家で、両親の周吉と志げ（菅井一郎、東山千栄子）、長男夫婦の康一と史子（笠智衆、三宅邦子）、甥の実と勇（村瀬禅、城澤勇夫）の三世代で暮らしている。次男の省二は戦争でゆくえが知れず、ほとんど戦死したものと思われている。（以下略）
May 4, 2025 at 3:48 PM
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【文学フリマ東京40】参加します。

新刊タイトル「別の星」2025.5号
直近の短歌45首＋エッセイ2編（うち1編はwebサイトより再掲）

🗓5/11(日) 12:00〜開催
📍東京ビッグサイト 南1-2ホール
✅ブース: K-81
📕イベント詳細: bunfree.net/event/tokyo40/
#文学フリマ東京 #tanka #短歌 #エッセイ
文学フリマ東京40で販売予定の、小松岬のZINE「別の星」2025.5号の表紙画像。 横向きの人物が1人と猫が2匹。人物はショートヘア。前髪が風になびいて額が見えている。明るいブルーのジーンズにクイーンのTシャツを着ている。裸足。手足の爪には黒いネイル。 背景には夕暮れ時の街並みの写真。 小松岬のZINE「別の星」2025.5号 短歌サンプル①ふりをする 人間製のケーキのうまさに感謝する　週末のイオンモールにまぎれて 小松岬のZINE「別の星」2025.5号 短歌サンプル②乳がん検診（有痛のほう） きょう機械に潰されることをまだ知らぬ乳房と検診前の朝食 小松岬のZINE「別の星」2025.5号 短歌サンプル③進化と労働 羽も目もそれぞれほしいと頼まれて比翼の鳥をほどくお仕事
May 4, 2025 at 3:46 PM
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文学フリマ東京40に新刊を持って行きます。

ZINE「別の星」2025.5号
B6／50ページ／1,000円
直近の短歌45首＋エッセイ2編（うち1編はwebサイトより再掲）を収録しています。

南1-2ホール【K-81】にてお待ちしております。
#文学フリマ東京　#文学フリマ東京40　#短歌　#エッセイ
文学フリマ東京40で販売予定の、小松岬のZINE「別の星」2025.5号の表紙画像。 横向きの人物が1人と猫が2匹。人物はショートヘア。前髪が風になびいて額が見えている。明るいブルーのジーンズにクイーンのTシャツを着ている。裸足。手足の爪には黒いネイル。 背景には夕暮れ時の街並みの写真。
April 30, 2025 at 9:04 AM
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#LesbianVisibilityDay
レズビアン可視化の日のイラスト　#LesbianVisibilityDay 8人のレズビアンたちが、特定のパートナーと一緒にではなく、ひとりずつ描かれている
April 26, 2025 at 1:47 AM
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#国際女性デー
#InternationalWomensDay
連作「回転寿司でパフェ食べよう」より五首 小松岬　@toudaigurashi （飛ぶ手順　羽をいったん押し下げてそれから上げる）改札をゆく 深い谷に住む者である男女間賃金格差で名乗るとすれば ちょうどいい公園がない　裸婦像に着せてやる服思いつつ昼 ナプキンにハート模様を付けた人どっちが邪悪かわたしと勝負だ ご清祥をお祈り申し上げられてそっちの出方次第と思う 連作「春の雪山」より五首 小松岬　@toudaigurashi やめてくださいやめてくださいと慎ましく防犯アプリの警告の声 あの人がマッドマックスの新作に夢中だなんて冗談ぽいな 山なれば征服したがるものたちに折られた枝がいつまでも傷 正常の名のもとに押し広げられつららのごとき冷えた陰毛 性欲を三大欲求に数えて許せ許せの合唱はなお 連作「しふくの時」より五首 小松岬　@toudaigurashi 一行の誰もさわれぬ詩になって透明なまま駅に立ちたい 幸せそうに見えないように小田急に乗せられている数多のいのち 雌伏という言葉に抗わずにいればわたしに沿って道がうまれる 足音も悲鳴も聞き逃さないようイヤフォン外す真昼の電車 肉体の輪郭をそっとかたくして肌以上鎧未満のなにか
March 8, 2025 at 8:48 AM
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文学フリマ東京39 お品書きです。
私家版第一歌集「おまえの火が移る」初売りです。よろしくお願いします。
小松本人は当日不在です。

※通販検討中です。当日ご予定ある方、遠方の方はもちろん、人が多い場所が苦手な方にもご利用いただきたいです。
#tanka #短歌 #文学フリマ東京 #文学フリマ東京39
文学フリマ東京39　おしながき （喫茶ゆうれい船｜小松岬） ブース番号　C-14 1.私家版第一歌集「おまえの火が移る」 ￥2,800／A5／全261首／312ページ 新作「春の雪山」全50首を収録 2.しふくの時 ￥600／新書版／全30首／34ページ 第65回短歌研究新人賞候補作 3.チャリティーポストカードセット ￥1,500／全7枚／セット販売 売上はセクシャルマイノリティ支援団体様へ寄付予定 文学フリマ東京39　ブース配置図 喫茶ゆうれい船｜小松岬は《C-14》。小松本人はブース不在です。
November 26, 2024 at 9:48 AM
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11月25日は女性に対する暴力撤廃の国際デー
#tanka #短歌
11月25日は女性に対する暴力撤廃の国際デー #tanka #短歌 一行の誰もさわれぬ詩になって透明なまま駅に立ちたい 幸せそうに見えないように小田急に乗せられている数多のいのち （『しふくの時』より） 夜用のプレイリストを夜に聴く夢は捨てずにいまのところは 正常の名のもとに押し広げられつららのごとき冷えた陰毛 性欲を三大欲求に数えて許せ許せの合唱はなお 矢が刺さり痛いと叫ぶのに千年かかって今夜喉ふるえだす （『春の雪山』より） ぶつかりと呼べる範囲をかるがると越えてただしく届く憎悪は （『アルカディアでの暮らしは』より）
November 24, 2024 at 11:20 PM
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文学フリマ東京39（2024年12月1日（日））にて販売するチャリティーポストカードが刷り上がりました。
売上はセクシャルマイノリティ支援団体様に寄付予定です。
ブース番号《C-14》です。
私家版第一歌集ともどもよろしくお願いいたします。
#tanka #短歌 #文学フリマ東京 #文学フリマ東京39
文学フリマ東京39（2024年12月1日（日））にて販売するチャリティーポストカード全7種 小松岬私家版第一歌集　おまえの火が移る　表紙
November 17, 2024 at 11:56 AM
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デザイン詳細（3/3）
○マネ『草上の昼食』パロディ　私たちの草上の昼食
マネ『草上の昼食』パロディ。ピクニックをするレズビアンカップルの様子。 画面手前の女性、画面奥の女性ともにピースサインをしている。
November 11, 2024 at 5:17 AM
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デザイン詳細（2/3）
○プライド月間3種
イラスト内の書籍：ショーン・フェイ著、高井ゆと里訳『トランスジェンダー問題 議論は正義のために』（明石書店）
www.akashi.co.jp/book/b612082...
上段（現在、あるいは未来）下段（現在、あるいは過去）の二部構成。 下段：30代～40代の男性が、隣にいる人物から何かを指摘されて驚いた顔をしている。 上段：高齢になった同男性が、ショーン・フェイ著、高井ゆと里訳「トランスジェンダー問題」（明石書店）を読んでいる。 「一緒に年をとろうね。みんなのプライド月間」の文字。 上段（現在、あるいは未来）下段（現在、あるいは過去）の二部構成。 下段：困ったような寂しいような表情をした人物の正面顔。 上段：年を重ねた同人物が、誕生日を祝われて笑っている様子。 「一緒に年をとろうね。私のプライド月間」の文字。 上段（現在、あるいは未来）下段（現在、あるいは過去）の二部構成。 下段：レズビアンカップルの記念写真。 上段：年を重ねた同カップルによる、若い頃と同じポーズの記念写真。 「一緒に年をとろうね。私たちのプライド月間」の文字。
November 11, 2024 at 5:17 AM
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デザイン詳細（1/3）
○バイセクシャル可視化の日
○国際レズビアンデー
○国際ガールズデー
イラスト内の書籍：北村紗衣著『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』（書肆侃侃房）
www.kankanbou.com/books/jinbun...
バイセクシャルフラッグカラーで描かれた三人の人物。少しずつ体の線が重なっている。 こちらに向かって手を振り、I'm here！と言っている。 三人の全身を囲むこまかな光。周囲に星。 「Bi Visibility Day　9.23」の文字。 レズビアンフラッグを背景に、中年女性がゆったりとあぐらをかいて座っている。リラックスした様子の横顔。黒髪にちらほらと白髪が混じっている。白いシャツ、ブルーのデニム。 「十月八日　国際レズビアンデー」の文字。 十代の少女が、北村紗衣著「お砂糖とスパイスと爆発的な何か」（書肆侃侃房）を読んでいる。少しだけ涙ぐんでいる。白いシャツ、胸元にブルーのリボンの制服。 「十月十一日　国際ガールズデー」の文字。
November 11, 2024 at 5:17 AM
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#tanka #短歌 #文学フリマ東京 #文学フリマ東京39
小松岬第一歌集とあわせて、2024年12月1日（日）文学フリマ東京39にて、チャリティーポストカードを販売します。売上はセクシャルマイノリティ支援団体様に寄付予定です。
絵柄は添付の通りです
2024年12月1日（日）文学フリマ東京39にて販売するチャリティーポストカード（イラスト・デザイン 小松岬）絵柄の詳細
November 9, 2024 at 3:15 PM
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#tanka #短歌 #文学フリマ東京 #文学フリマ東京39
各章より抜粋（4/4）
「半券」
「憧れの悪口」
「アルカディアでの暮らしは」
「半券」より 遥かなる棺としてのバスタブにあなたのまろいふたつの乳房 その日までひとまずねばる旗として賞味期限の遠い牛乳 切り花が長くもつのも耐えがたく遠ざけているアルストロメリア 「憧れの悪口」より ほどけやすくしておいたのにそうやってどうして何度も結びなおすの かなしみに気づかれぬよう乱暴にルマンド食べてぼろぼろこぼせ 虎を撫でる気持ちでおれを撫でてみて　おいでドウダンツツジの陰へ 「アルカディアでの暮らしは」より 右斜め前からうつくしいカーヴ描いて男が体当たりする 衝撃にやや吹き飛んだ人間に目をまるくする見習い天使 ぶつかりと呼べる範囲をかるがると越えてただしく届く憎悪は
November 9, 2024 at 3:11 PM
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#tanka #短歌 #文学フリマ東京 #文学フリマ東京39
各章より抜粋（3/4）
「天国はガールフレンド追いだしたがる」
「灯台守の眠る部屋」
「ブライトサイド」
「春の雪山」
「天国はガールフレンド追いだしたがる」より 指先にめぐる始祖鳥休ませてはじめてわかる歳の取りかた 女子一律減点の世にも春は来て忘れな草のいつまでも咲く 王冠をあげようきみはがんばってがんばってこの道をゆくから 「灯台守の眠る部屋」より 人前で泣けるってそんなにいいか額は夜汽車の窓で冷えゆく 生命の歴史からヒトを削ぐごとくシュトレンは薄く薄く切るべし 絶滅がほんとはすこし好きでしょう青いインクで書く年代記 鏡から鏡へ渡る瞬間の知人のおばけが手を（手を）振った でも虎になれてよかった地下鉄を追いぬくとき人間と目が合う 「ブライトサイド」より 墓っぽい場所なら心にもあって会いたいときに訪ねているよ つまらないきみのいつもの冗談も残るもんだな口癖として 今ならば百合は素直な花と知るあんなに香って見つかりたがって 「春の雪山」より やめてくださいやめてくださいと慎ましく防犯アプリの警告の声 あの人がマッドマックスの新作に夢中だなんて冗談ぽいな 山なれば征服したがるものたちに折られた枝がいつまでも傷 正常の名のもとに押し広げられつららのごとき冷えた陰毛 性欲を三大欲求にかぞえて許せ許せの合唱はなお
November 9, 2024 at 3:11 PM
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#tanka #短歌 #文学フリマ東京 #文学フリマ東京39
各章より抜粋（2/4）
「私たちの草上の昼食」
「piccolo」
「回転寿司でパフェ食べよう」
「火葬では熱すぎる」
「私たちの草上の昼食」より 家庭には庭の一字が含まれて出口を塞ぐざくろの茂み 家事ひとつしぐさひとつで結婚ののちの暮らしをはかられている 呼吸する女を神話の存在に留め置くための庭うつくしく 「piccolo」より かなしみは生者の楽器すれ違う弾き手がまれに音符をこぼす 月くらい壊しておくから夜明けまで子どものままでおやすみなさい 一種類の性交ありきでよくしゃべる　しゃべったのちに伝票つかむ 「回転寿司でパフェ食べよう」より （飛ぶ手順　羽をいったん押し下げてそれから上げる）改札をゆく 深い谷に住む者である男女間賃金格差で名乗るとすれば ちょうどいい公園がない　裸婦像に着せてやる服思いつつ昼 ナプキンにハート模様を付けた人どっちが邪悪かわたしと勝負だ ご清祥をお祈り申し上げられてそっちの出方次第と思う 「火葬では熱すぎる」より 起きあがり手向けの花に顔を寄せそうで寄せない　ほんとうに死んだ ペット火葬場に行くまでのタクシーで運転手の妻が癌と聞く いずれ骨になればなったで私たちかけがえのない安堵がほしい
November 9, 2024 at 3:11 PM
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#tanka #短歌 #文学フリマ東京 #文学フリマ東京39
各章より抜粋（1/4）
「うみさそり」
「ここは安全な巣」
「しふくの時」
「怪獣」
「うみさそり」より ばらが咲くための場所だと知ってから私のあばら骨は庭である 人間は船なんて浮かべてかわいい　たまに揺らしてあやしてあげた 天国を見たことがない狼の声で吠えつつ日比谷線くる 「ここは安全な巣」より 森へ森へ森へおかえり爪跡を壁にたくさん残しておゆき 苦しくはあるがいつでもポケットにコメダの豆菓子ほどのあかるさ 右手だけ弾けるんだってムーンリバー聴かせてくれたことありがとう 「しふくの時」より 一行の誰もさわれぬ詩になって透明なまま駅に立ちたい 幸せそうに見えないように小田急に乗せられている数多のいのち 雌伏という言葉に抗わずにいればわたしに沿って道がうまれる 足音も悲鳴も聞き逃さないようイヤフォン外す真昼の電車 肉体の輪郭をそっとかたくして肌以上鎧未満のなにか 「怪獣」より 怪獣になっておまえの会社まで大きな歩幅で迎えにゆこう 壊さないようにやさしく街を踏む　つまめるほど夕陽は跨ぐ 一生をつらぬいている喪失の手を握れば意外とあたたかい
November 9, 2024 at 3:11 PM