冨島 宏樹
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冨島 宏樹
@tomishima.bsky.social
ファミコンと80〜90年代のアーケードゲームが主成分。隠し味にパチスロ、あと美少女ゲームも少々。正規販売されたファミコンソフト&ネオジオポケットソフトの全所有者です。著書に「ファミコンクエスト」 。note → https://note.com/tomishima_h
「ゲームが好きだ」と言うことには、いつだって躊躇を覚える。
世間体の話ではない。深く知識を蓄えた人や、強い情熱を持った人、超絶レベルのやり込みにまで時間を捧げた人達を知っているからだ。どこまでも半端な自分が「好き」なんて言うのはおこがましい、と思ってしまう。
頭では分かっている。そんな言葉は無邪気に言ってしまえば良いのだと。
だけど違うのだ。彼らの思いを無下にするような感覚があり、それを無視することに自分は耐えられない。勝手な思い込みだとしても、それはきっと同じゲーマーとして譲れない一線なのだ。
これが「ゲームに人生を狂わされたか?」なら自信を持ってYESと首肯するのに。まこと面倒臭い。
June 21, 2024 at 3:24 PM
この前のGWセールでアケアカ版「メタルスラッグ」を買った。400円ちょい。
数プレイ遊べば元が取れるなんて良い時代になったなぁ…と思う一方で、コレクターの性でついついネオジオROM版の高騰が頭をよぎる。あちらは今じゃ100万円でも買えないレベルだ。
数百円と、数百万円。同じゲームでありながらこれほどまでの差が生まれると、ゲームの価格って何なんだろうなと考えてしまう。
いやもちろん、ネオジオROM版は骨董的な付加価値が理由だと頭では分かっているのだ。もし自分がネオジオコレクターだったなら、きっと大枚はたいてでも欲しいと思うことも想像に難くない。
…異常なレトロゲームの高騰に疲れてるのだろうか。
May 16, 2024 at 3:25 PM
メダルゲームを久しぶりに遊ぶ。滅多にやらないんだが、コイン落としは何も考えずにプレイするには最適で、時折ふとプレイしたくなるのだ。
多分、コイン落としもガチ勢からすれば確固たる攻略法があって、テキトーな遊び方してる自分のプレイスタイルなど噴飯ものなのだろう。でも構わない。時には効率とか全部捨てて運に全てを委ねたい時だってある。そういう遊び方も許容されていることがメダルゲームの懐の深さだと思うのだ。
…そんなわけでメダルを使い切るつもりだったのだが、存外にも増えて帰ってきてしまった。これがパチスロとかなら!とつい思ってしまうが、まぁしばらくタダで遊べるなら良しってことで。
April 20, 2024 at 3:25 PM
「ゲームサイド」全巻を買い直した。ライターとして関わってたのでもちろん全て残してたはずなんだが、行方知れずなので…。
前々身の「ユーズド・ゲームズ」創刊号からの読者だった自分が、前身の「ユーゲー」終盤からはライターとして参加。「ゲームサイド」時代は毎度のように企画や推したい作品を提出しまくっていた。
思い出深い記事も多い。企画から関わったギャルゲー特集や、当時ハマっていた「押忍!闘え!応援団」「ピンキーストリート キラキラ⭐︎ミュージックアワー」の記事は、読み返すと頑張って良さを伝えようとしてたんだなぁと微笑ましい。
本当に、自由で情熱に溢れた雑誌だった。間違いなく青春だったのだと今は思う。
April 10, 2024 at 2:47 PM
オークションに競り負けた。というか予想より全然ハイレベルな争いが繰り広げられてて手も足も出なかった。これが一目で分かるレア物ならともかく、こんなん俺以外欲しがる奴まず居ないだろってアイテムだったんだが。
いや君ら何処から湧き出てきたのよ。何を思ってそんな金額突っ込もうとしたのよ。むしろこんな場所で出会ってなければ酒でも飲みながらじっくり語り合いたいわ。絶対話が合いそう。
顔なんて見えないが、同じ趣向を持つ人間が何処かに居るってのは凄いことだと思う。そう考えて溜飲を下げておこう。
…次、いつ出物があるかな…。数年単位で待ちそうな気がする。
March 30, 2024 at 3:35 PM
1〜2ヶ月に一度のペースで立ち寄る大型リサイクルショップがある。レトロゲームがなかなか充実していて、つい見に行ってしまうのだ。
レトロゲームの品揃えなんてものは数ヶ月では大きく変わったりはしない。それでも、見に行く自分の捉え方は短い期間でも意外と変わる。例えば誰かが面白いと言っていたゲームだったり、気になってきたハードだったり…そんな新しい視点があれば、今までスルーしてきたソフトが途端に輝いて見えたりするものだ。
見逃していた物たちに新たな価値を認める、それこそがレトロゲーム探索の醍醐味だと思っている。なんだかんだで今も自分はその楽しさから離れられずにいるのだろう。
March 25, 2024 at 1:40 PM
久しぶりに長めの文章を書いている。
なんだかんだ20年以上書くことを続けていて、幸運なことに商業誌で書くことも、自分の名前で本を出すこともできた。
それでも、いつだって不安しかない。自分の文章は誰かの心を少しでも動かすことはできるのだろうか、と。
ゲームバカ話の果てに、面白そうだから件のゲームを手にしてみたなんて帰結があるなら、その誰かに届くよういくらだって頭を悩ませて書く行為を続けたいと思う。多分、自分の原動力はずっとそんなものだ。
まぁ今回書いてるのは、人にはとてもオススメできないゲーム関連本の話だったりするんですけどね。面白ければいいじゃん。
March 18, 2024 at 3:43 PM
1年近く探していたネオジオポケット専用ステレオヘッドホンをついに入手した。どこにでも転がってそうだが、これが探すとマジで見つからない。おそらくネオポケ周辺機器で一番入手困難だと思う。
…って話、以前なら嬉々としてTwitter(X)に書いていたんだが、今は正直言って躊躇する。その発信がきっかけでレア化しかねないからだ。
転売が当たり前に存在する今、レトロゲームの世界でも安く仕入れて高く売ろうと商材に目を光らせる連中がいる。哀しいことに。そんな手合いに自分が好きなものを食い物にされたくないのだ。
だから好きな物の情報を発信しないってのは本末転倒かもだけど、良い対抗策も思い浮かばないのよね…。
March 14, 2024 at 3:39 PM
職場の人たち、その子供たちと出掛けていた。「そんな笑ってるの初めて見た」って言われるほど子供たちと遊んだり。
自分に子供はいないが、子供と遊ぶのは好きだ。無尽蔵かと思えるくらいの体力で、予想もつかないような行動を繰り広げる。それに振り回されるのが楽しい。
それに子供視点じゃないと気付かないことも沢山ある。キッズライド機の「ミラクルアンパンマン」って3つボタン付いてるけどうち2つは全く使うタイミングないじゃねーか!とかこんな機会でもなければ絶対知れなかった。
さすがに40超えたおっさんがキッズライド乗って試すわけにはいかないからなぁ…。やはり全てのゲームを知るためには子供が必要だということか!
March 9, 2024 at 4:12 PM
ファミコン全国一斉クイズを毎回楽しみにしている。何とか平均80点台キープ中なのでこのまま最後まで行ければいいんだが…。
昔からレトロゲーム題材のクイズには目がなく、「クイズマジックアカデミー」のレトロゲーム検定はそれこそ全一目指して全力を注いでいた。結果的に全国50位内には入ったのだが、そこまで行くともはや知識だけでは太刀打ちできない。配点の高い問題をいかに多く引けるかの運、どれだけ素早く回答できるかのクイズ力が問われる域なのだ。つまりクイズとは突き詰めればガチャだった…?
本気で取り組めば、遊び慣れてるはずのゲームも別の顔を見せる。それがまた面白い。またやりたいなぁレトロゲーム検定。
March 3, 2024 at 3:39 PM
そういや買うタイミング逃してたな…と「増補新版ファミリーコンピュータパーフェクトカタログ」を購入。NESを網羅している時点で読む価値は十二分だった。
色々言われがちなこの「パーフェクトカタログ」シリーズだが、全ハード制圧する勢いで出版されているのは素直に凄いことだ。これはゲーム関連本を作っていた経験則からだが、例えばいきなり「MSXの本を作りたいです!」と企画書を出しても秒で却下される。売上が見込めるわけないからだ。だが実績あるシリーズの1冊としてならバリエーションとしてアリとなる。シリーズをブランド化させ、ほぼ何でも出せる状況に持ち込んだ監修の前田氏の手腕は見事という他ないと思うのだ。
February 29, 2024 at 2:15 PM
旅先で美術館に行くのが好きだ。
展示品の世界に入りしばし現実から離れ、戻ってきたその場もいつもの日常から遠く離れている。雪に覆われる北海道は現実に戻ってもファンタジーの世界のようで、その意味で最高の体験ができた。
残念ながらこればかりは、ゲーム絡みではそうそう味わうことができない。現実逃避を味わうゲームこそが自分の日常になっているからだ。現実から遠く離れていると感じたのは中国旅行でゲーセンに立ち寄った時くらいだろうか。
また行きたいな海外も…。
February 24, 2024 at 12:57 PM
北海道に来ている。
昔から旅が好きで、それなりに全国飛び回った自信はあるのだが、それはレトロゲームを探すという大目標があったからだ。名所なぞ無視、とにかくできる限りハードオフなり玩具店なり巡るその旅程は、マニアとしては正しいのだけど勿体無かったとも今では思える。
もちろん今でも、旅先で目に入ればレトロゲームを扱う店やゲーセンには立ち寄ってしまう。しかしそれはメインではなく、あくまで旅の一幕だ。もっとその場所に行ったからこその体験を大切にするようにしなければ。
だって適当に入った居酒屋で好き勝手に飲み食いするとか、その地の名物を頼むとかは日常ではできないんだぜ?
そんなわけで北海道満喫してます。
February 23, 2024 at 1:56 PM
レトロゲームを趣味にしていると、特に最近は価格の話がついて回る。やれあのゲームが高騰しただの、やれレア物を安く入手できただの。
価格とは、万人に通じる物差しだ。高ければきっと価値あるものなのだろうと誰もが思う。だがそれは決して自分の定めた価値ではない。
個人的には、聞いたこともないゲームに大枚はたいたり、誰も注目しなかったカテゴリのアイテムを集めるような我が道を行く人達の方が好きだ。その行動は本人だけの価値観に裏打ちされているから、全ては理解できなくても話に強く興味を惹かれるし、学びも共感もある。
ゲームを語ることは、ある意味自分を語ることとイコールなのだろう。特にゲーマーなんて人種の場合は。
February 20, 2024 at 3:55 PM
かつて攻略本を手掛けたゲームが20周年と聞いて、時の流れを感じずにはいられない。
ゲームやアニメ系の編集プロダクションに籍を置いていた頃。好きなゲームについて書ける仕事は楽しかったけど、連日の徹夜や〆切に追われる日々で精神はゴリゴリに削られてて、今考えればよくあんな無茶な働き方してたなと思う。
とある美少女ゲーム本のストーリー部分原稿を1日で60ページリライトとか、進行が遅れに遅れて発売10日前校了とか、版元の編集ががやらかして完成間際の本が発売中止とか…今思い出しても背筋が凍る話も数多くある。
その分、今や大抵のことは「まぁアレに比べりゃ余裕だな…」とか思える。糧にはなってたんだろう、多分。
February 19, 2024 at 2:23 PM
プライズゲームのアーム型キーホルダー?欲しい!と意気込むがこれが入ったプライズ機は3本爪。全部ではない(と思う)が、基本的に3本爪の機種は“確率機”である。一定額を投入するまでは掴んでも絶対落とすアレだ。
そこに技術はほぼ関係なく金を積むしか攻略法は無い…のだが、ここに知識があると話は変わってくる。景品の仕入れ原価はおよそ1000円以下なのだ。大人気景品ってわけでもなさそうだし、これなら取れる金額の設定は高くても1500円程度だろう。いや前に誰かが数プレイしてれば数百円でゲットもあり得る。これは行くしか!
…3000円入れても取れませんでした。勝手な攻略要素を見出すと身を滅ぼすのでやめようね!
February 17, 2024 at 2:16 PM
誕生日を迎えた。
人生も半ばを過ぎると、死ぬまでに全てのゲームを遊ぶことなど出来ないのだとひしひしと感じる。積んでるゲームは山とあるし、まだ知らない作品はきっと無数だし、気になる新作は無常にもリリースされ続ける。どう足掻いても追いつくはずがない。
それでも、可能な限り遊びたいし1つでも多く知りたい。いつか死を考えた昔、頭に浮かんだのは「でも、死んだらもう新しいゲーム遊べないな…」だった。冗談でも何でもなく、ゲームがあるからこそ自分はこの世に繋ぎ留められたのだと思っている。
今年もまた、生きてて良かったと思える素晴らしいゲームに出会えますように。
February 15, 2024 at 12:23 PM
「コラムス」が好きだ。今でもゲーセンで見かけるとついつい1コイン投入してしまう。落ちモノパズルに連鎖の概念を持ち込んだ革新性は今でも色褪せないが、それ以上に今となってはあの神秘的な雰囲気が愛おしい。落ち続ける色とりどりの宝石、同じ色3つ以上で消滅、そして1色を消し去る魔宝石。何故並べると消えるのか、誰が宝石を落としているのか、魔宝石とは何か…説明は全く為されない。だが、だからこそ妖しくて魅了される。幼い頃、暗いゲームコーナーの中で延々と宝石を消す行為は、何かいけないことをしているような感覚を与えてくれた。三つ子の魂百までではないが、そんな神秘体験を自分は今でも引きずっているのかもしれない。
February 13, 2024 at 1:51 PM
今となっては自他共に認めるレトロゲームコレクターになってしまった自分だが、最初はそこまで集めるつもりなんてなかった。90年代中盤、もはや過去の遺物と化していたファミコンのゲームを遊ぼうと思えば現物を入手するしか方法がなかったから、ただそれだけの話だ。もう遊び尽くしたと思っていたファミコンなのに掘れば掘るほど未知のゲームが出てくる、その邂逅が只々楽しくて取り憑かれたように買い漁っていた。あの頃にインディーゲームがあったなら、きっと自分はファミコンではなくsteamの名も知らぬ作品達に片っ端から手を出していただろう。コレクターである前にゲーマーでありたい。その思いはずっと心に持ち続けている。
February 12, 2024 at 2:15 PM
体重がだいぶ増えてきたので昨年から時々ジムへ行っている。歳を経るとどういうわけか筋トレにハマるおじさんが周囲に現れがちだが、実際ジム通いすると少し理由が分かる。体を鍛えることは、どこかRPGのレベル上げ作業に似ているのだ。積み重ねた分だけ少しずつながら結果が出てきて楽しくなってくる。しかもこちらは体重が落ちたり筋肉が付いたりと自分自身の体にフィードバックがあるのだから良いことずくめ。ハマるのも無理はない。…あれ?そう考えるとジムでよく見るムキムキの人々はRPGにハマってる時の自分と芯の部分では変わらないのか。なんか親近感湧いてきた、勝手に。
February 11, 2024 at 10:27 AM
ここ最近、折を見てはゲーセンで「麻雀ファイトガール」を遊んでいる。狙える役や安全牌が表示されるわ、ワンコインで半荘が保証されるわの徹底したユーザーフレンドリー具合がまず良い。一方でキャラは宇宙人だったりメスガキだったり武器がリーサルエンフォーサーズの赤と青の銃だったり藤崎詩織だったりと暴走しすぎなあたりがまた良い。こんな個性派揃いなのに能力差とかあえて付いてないんだぜ…?「麻雀格闘倶楽部」が大定番として君臨する中、こういう変化球を軽々放り込んでくるのはコナミの懐の深さ健在って感じがある。姉妹作の「ボンバーガール」のように細く長く続いてほしいねぇ。
February 10, 2024 at 1:57 PM