「すまないが、審神者くん。ブラック本丸の通報を頼めるかな」
本丸のIDや審神者名、そして本丸で行われている非道の数々。それらすべてを話し終えた長義は安堵の笑みを浮かべ、煙のように姿を消した。呆気にとられた審神者の前には一匹の猫がいるだけ。その猫も一声鳴いて消えていった。
「だから言っただろ、猫だって。まあ、本物の猫じゃなくて南泉一文字に憑いている化け猫だけどにゃ」
長義に化けていた猫はブラック本丸の南泉が最も信頼していた者の姿をしていたらしい。そう寂しそうに説明する南泉に、審神者は何が何でも長義を顕現すると決意した。
「すまないが、審神者くん。ブラック本丸の通報を頼めるかな」
本丸のIDや審神者名、そして本丸で行われている非道の数々。それらすべてを話し終えた長義は安堵の笑みを浮かべ、煙のように姿を消した。呆気にとられた審神者の前には一匹の猫がいるだけ。その猫も一声鳴いて消えていった。
「だから言っただろ、猫だって。まあ、本物の猫じゃなくて南泉一文字に憑いている化け猫だけどにゃ」
長義に化けていた猫はブラック本丸の南泉が最も信頼していた者の姿をしていたらしい。そう寂しそうに説明する南泉に、審神者は何が何でも長義を顕現すると決意した。
南泉の眉間にシワが寄り、ぐぬぬと唸った。「明日の朝まで待ってくれ、にゃ。たぶんそれぐらいになればコイツも……」抱えられている長義は身じろぎ一つしない。大人しく南泉に抱かれたまま、ただそこにある。
審神者はじっと南泉を見つめ、「明日の朝だな、わかった。清光、戻るぞ」と踵を返す。「えっ、主、待って、嘘でしょ、ええええ?」
ほっとした様子の南泉は今度こそ自室へ戻り、それきり出てこなかった
南泉の眉間にシワが寄り、ぐぬぬと唸った。「明日の朝まで待ってくれ、にゃ。たぶんそれぐらいになればコイツも……」抱えられている長義は身じろぎ一つしない。大人しく南泉に抱かれたまま、ただそこにある。
審神者はじっと南泉を見つめ、「明日の朝だな、わかった。清光、戻るぞ」と踵を返す。「えっ、主、待って、嘘でしょ、ええええ?」
ほっとした様子の南泉は今度こそ自室へ戻り、それきり出てこなかった