待ってるね♡

困惑する報道陣を尻目におてて繋いで退場する2人の後ろ姿まで見えたww

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kiis
2人だけにしか分からない始まりと、短い別れ②

えへへありがとう(ˊ꒳ˋ*)

長いプレイヤー人生を同じチームからスタートさせ、互いに違う国を選ぶことがあっても2人の距離は変わらない。
2人を結びつけるのはいつだってお互いに向ける独占欲で、⚽️だった。

2人の仲が本当の意味で世間に知られるのは、どちらかの引退試合の終わり。
自分の⚽️を全て出し切って、満足そうに天を仰ぐ相手の元へ歩み寄る。互いの背中に手を回して、背番号がくしゃりと読めなくなるくらいまでしわくちゃになるまで力を込めあって。ほぼ同時に離れた体。額と額がぶつかり合い、互いの頬に涙が溢れる。2人だけの世界に、周囲の人間は2人の関係性を初めて知って息を呑む。

続きません…！！

🌱「……何が目的だよ…」
🌹「目的？そんなものはない」
🌱「…は？」
🌹「ただなぁ。ココはひどく退屈だ。⚽️をする上では素晴らしい環境だが、健全な男が過ごすには少し…刺激が足りない」

🌹「だから、お前で遊ぶことにした」

kisの長い足が41の足を掬う。足払い。突然のことにバランスを崩した41は、いとも容易くkisに体を引かれ、ベッドの上に倒れ込んだ。
🌱「いっ…！なにす…、」
🌹「脱げ。そこで」
🌱「は…？」
🌹「俺を楽しませろ。3万人を魅了したのうに、俺に魅せてみろ」

🌹「満足いくまで俺を楽しませてくれたら、このことは秘密にしてやる」

🌱「……狂ってやがる…！」
🌹「そう褒めるなよ」

翌日。
🌹「41ぃ。来い」
練習終わり。自室へ41を招いたkisは、件の裏垢を表示させた画面を41へ見せつけて言う。
🌹「これ、お前だろ？」
🌱「は…、なに…？だれ？これ」
僅かに震える声。上下する喉。泳ぐ瞳。41の反応でkisは確信を得た。
ニヤリと笑ったkisの指が41の顎を捉える。荊の絡む左手が腰を抱き、たっぷりの愉悦と欲を滲ませる声で囁いた。
🌹「いい趣味してるなァ、41ぃ〜」
🌱「俺じゃ…ねぇ…って！」
🌹「おいおい。ベイビー41は嘘が下手でちゅね〜」
🌱「てめっ…！」
🌹「見てみろ。この腰のところ。お前にも同じほくろがある」
🌱「っ…！」
🌹「まだ共通点はあるが、全部知りたいか？」

🎤「胸ぐら」
🌱「あの頃は若かった！」
🎤「…ちなみに、kisさんのお返事は」
🌱「もちろんYESだが一発殴らせろ、ですかね。殴られました、頬を」
🎤「…バイオレンスなプロポーズだったんですね…」
🌱「そうですかね？俺も殴り返したのでイーブンです！」

41の引退会見がkiis結婚発表になる

🌱「アイツ、俺より1年早く引退したでしょ？ゆっくりできてて羨ましいなぁって思ってたんです。だから、旅行にでも行きたいですね」
🎤「待って…待ってくださいisg選手。とても混乱しています」
🌱「みたいですねw お水飲んで落ち着いてください」
🎤「いえ…はい。ご結婚は…10年前、ですか？」
🌱「そうですね。次のクリスマスで結婚10周年です」
🎤「クリスマス…！」
🌱「kis、自分の誕生日が好きではないみたいで。だから別の記念日にしてあげたくて」
🎤「どちらからご結婚を申し込んだんです？」
🌱「俺からです。勝手に溜め込んで別れようとか言うので、胸ぐら掴んでプロポーズしましたw」