『捜神記』にある話。
麋竺が洛陽から帰る途中、一人の美女に出会った。車に乗せて欲しいと言われ、承諾した。
しばらく進むと彼女は言った。
「私は天の遣いです。これから麋竺の家を焼きに行きます。ここまで乗せていただいたお礼に、このことを告げます」
驚いた麋竺が中断して欲しいと懇願すると
「これは私の役目で、どうにもなりません。でも、お願いされてしまいましたから、私はゆっくりと進むことにします。急いで帰宅してください。日中には火事が起きますから」
麋竺が急いで帰宅し、家財をまとめて避難すると、やがて失火して家は焼けたという。

麋竺の誠実さは、天の遣いの心も揺るがしたという逸話。
#三国志　#糜竺

Ｘ（旧Twitter）はオワコン化してるとはいえ、結構しぶといので軸を置きつつも、こちらもうまく使って行きたいな。
歴史を好きになったけど立ち回りが分からないとか、歴史好きを語りたいけど相手がいないとか、こんなに○○が好きなのにリアルでは誰にも言えないとか、そういう人たちとの繋がりも持ちたい。

「歴史を知って何になるの？」という質問があるらしい。
暗記ばかり。
過去のことを今さら知って、現代で何か役に立つのか。
十七条憲法とか武家諸法度とかを知ってて何になるのか。
金儲けに役立つのかという疑問は分かる。

でも、過去を振り返れば、成功と失敗とが分かる。
高い地位に就いて、多くの人たちから尊敬を集め、大金持ちにもなったのに、ちょっとした過ちで一気に転落して最期はボロい家の狭い一室で臨終を迎えた人の話もある。
この「ちょっとした過ち」を知って、それをしないよう心掛けることが重要。
でも人間って、同じ過ちを繰り返しちゃうんだよね。

歴史を好きになるのは実は簡単で、誰かを好きになるか、何かを好きになればいい。
小説や漫画やドラマなどで「前田利家、かっこいい」とか「張良、スゲー」という単純な興味から、その関係者とか時代背景に興味を持つことはある。
あるいは野球が好きなら、好きな監督の選手時代を調べてみるとか、物理学が好きなら過去の偉人の意外なエピソードを探すとか。
それで、いろんな繋がりが見えてくることもある。
用語と年号の丸暗記は、歴史の本質ではない。

涅マユリ

今では入手しづらいが、『三国志新聞』は三国志初心者だけでなく、一通り知っていても興味は湧くと思う。
題名の通り、新聞形式。
適当にページを開いても、その時点の出来事が読みやすくまとまっている。
#中国史　#三国志

中国史を知りたいという人にお勧めできる本って何だろうな。
noteに上げた『古代中国の24時間』（柿沼陽平。中公新書）は、秦漢時代で一日を過ごすという仮定のもと、その時代の詳しい情報も教えてくれる良書として、X（旧Twitter）の中国史クラスタでは評価が高いのでおススメだが。

noteやYoutubeからの直接リンクがまだないので不便ではあるけど、noteで書いたこととか、Youtubeで見つけた面白いネタとかもちょくちょく呟いていくか。

『古代中国の24時間』｜倖成卓志
@tkoujou
#note
note.com/tkoujou/n/nc...

#三国志の人物での推しを上げろ
徐晃 賈詡 臧覇 鄭渾 李典 孫策 太史慈 薛綜 賀斉 全琮 沈瑩 龐統 法正 霍峻 黄権 楊洪 田豫 田疇 陳登 臧洪 王異

X（旧Twitter）が主戦場だったけど、こっちでもボチボチ呟いていくか。
主に古代中国史関連かな。