板橋区立美術館「エド・イン・ブラック」を観た。月や闇や影や化粧や聖俗の隔たりなどを表現してきた墨という画材を切り口とした展示構成。若冲の乗興舟と玄圃瑤華かっこいいね。炉雪の竹が地味に好きですよ。

府中市美術館に行くのは3回目で、今回は府中本町駅から徒歩で往復してしまった。めちゃくちゃ遠かったけど途中で大國魂神社の新春参拝の賑わいが楽しかった。何より最近はずっと落ち込んでいたので、知らない町のなんにもない道の風景を眺めながら歩いているだけで、何か新しいスイッチが入ったみたいな気持ちになった。

美術記事で見たホックニーを想起させるヴィヴィッドな色彩に惹かれて、府中市美術館で小西真奈個展「Wherever」を観る。殆どが2020年以降に描かれた油画の「1 Gardens」と素描の「2 Drawings」、そして2000年代に描かれた油画の「3 Paintings 2004-2009」の3部構成。1・2の荒い筆致で小さめのキャンバスに描かれた身近な風景や人物は、3の大きめでコンセプチュアルな作品群と比べると、作家自身の「今、母親である自分がアーティストを続けていくためのスタイル」そのものを表していて、グッときてしまった。シンプルに風景画として美しいし、おすすめです。

Mount Kimbie新作の報に歓喜している。先行リリースとても良い。そしてfeat. King Kruleが2曲も。待ち遠しい。
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