みんなが『プロコン』と呼んでいたNintendo Switchのそれは、任天堂純正のProコントローラではなく、サードパーティ製のそれなので『パッド（コントローラ）』と呼ぶのが適当なのだが、いちいち訂正したりはしないのだった　よくないオタクのカルマ値が上がる気がしたので……

熱に浮かされている間は手が止まる。これが、布教の火を灯す者に科せられた背反の十字架である。

限りなくスペランカーの全てに近い情報群が、このちっぽけな脳みその中にで全てを終えるのはあまりにも惜しい。器から情報を取り出すには、変換が必要なのだ。言葉や文字として。
そして情報を確固たるモノリスとするには、情報源という楔を打ち込む必要がある。この楔ばかりは脳みそでは証明できない。
吹けば飛ぶよな軽い命（スペランカー）だからこそ、ここは疎かには出来ない……

ライターならな、コミティアとかでな、その人物本人の本を作るのも楽しいと思うんじゃ。ライターは表現者ゆえにのう、見て、聞いて、経験したものから、どう文章として出力されているかが本で伺い知れる。良い機会じゃ。

そいでふと思ったんだが、わしゃスペランカーを中心に生きとる。スペランカーの根幹が中央にどっしりあって、枝を伸ばし、世俗の声を拾っている。
ならば、どうじゃ。わしは、スペランカーの本を出してもよいのではないか？

わしはスペランカーと共に在る。わしが書くスペランカーの本は、『スペランカーの本』であると同時に、まごうことなき『わしの本』なんじゃあないかと、そう思うんじゃ……

スペランカーの話をしていいのかい！！？