枯れ果てた心の大樹
草臥れた緋色の祈り
朝の亡骸
(『精神的遠近法』)
海風に飲まれ飛ばされ曝されて
メインディッシュがチーズの暮らし
(『人生の塩味』)
今は亡き母の歌にも
愛情の和音を付けてあげればよかった
(『後悔』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【草臥れた】くたびれた
【緋色】ひいろ
【亡骸】なきがら
【曝されて】さらされて
【塩味】えんみ
枯れ果てた心の大樹
草臥れた緋色の祈り
朝の亡骸
(『精神的遠近法』)
海風に飲まれ飛ばされ曝されて
メインディッシュがチーズの暮らし
(『人生の塩味』)
今は亡き母の歌にも
愛情の和音を付けてあげればよかった
(『後悔』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【草臥れた】くたびれた
【緋色】ひいろ
【亡骸】なきがら
【曝されて】さらされて
【塩味】えんみ
皮膚が溶け 禍々しい夜
眼球がポロッと墜ちた後悔の宿
(『視界不良因子は何処』)
十字架の上に苦しむ神の子
と
罪が蝕む林檎
の対比
(『腐りゆくヴィジョン』)
誰よりも涙ながした君だから
今を褒めずに夕暮れを待て
(『栄えある明日のために』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【禍々しい】まがまがしい
【何処】いずこ
【蝕む】むしばむ
【林檎】りんご
【栄え】はえ
皮膚が溶け 禍々しい夜
眼球がポロッと墜ちた後悔の宿
(『視界不良因子は何処』)
十字架の上に苦しむ神の子
と
罪が蝕む林檎
の対比
(『腐りゆくヴィジョン』)
誰よりも涙ながした君だから
今を褒めずに夕暮れを待て
(『栄えある明日のために』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【禍々しい】まがまがしい
【何処】いずこ
【蝕む】むしばむ
【林檎】りんご
【栄え】はえ
歴史は 書物の中で
その苦い産声を上げるのですか
地の川下に在る泥水が
未だ天上の海の子として在った頃
その姿は きっと
幸福な清水だったのではないですか
脳内に犇めく人工航路を
人類に忘れられた三日月の
一艘の舟が哀しそうに
已む無く曳航されるのを
今のアナタは
本当に憶えているのですか
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【犇めく】ひしめく
【已む無く】やむなく
【曳航】えいこう
【川下】かわしも
歴史は 書物の中で
その苦い産声を上げるのですか
地の川下に在る泥水が
未だ天上の海の子として在った頃
その姿は きっと
幸福な清水だったのではないですか
脳内に犇めく人工航路を
人類に忘れられた三日月の
一艘の舟が哀しそうに
已む無く曳航されるのを
今のアナタは
本当に憶えているのですか
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【犇めく】ひしめく
【已む無く】やむなく
【曳航】えいこう
【川下】かわしも
永劫に回帰する汝
何もかも忘れて描く舞台に惑ふ
(『生きてゐるといふこと』)
竪琴を爪弾く風のグリッサンド
大地を蹴って舞え、空高く!
(『希望の素描』)
人波のコーラスの火が
溺れ逝く僕の声音を掻き消した朝
(『進行形の合唱際』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【汝】なれ
【竪琴】たてごと
【爪弾く】つまびく
【声音】こわね
永劫に回帰する汝
何もかも忘れて描く舞台に惑ふ
(『生きてゐるといふこと』)
竪琴を爪弾く風のグリッサンド
大地を蹴って舞え、空高く!
(『希望の素描』)
人波のコーラスの火が
溺れ逝く僕の声音を掻き消した朝
(『進行形の合唱際』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【汝】なれ
【竪琴】たてごと
【爪弾く】つまびく
【声音】こわね
協奏が競争になる狂騒の世界、
漂う海月の死骸。
(『Crazy Dots』)
夢のあと描き続けた詩句の跡
捻り潰して 朝に焼かれて
(『それでも人は夜に遭う』)
花冷えの世の中だから
君だけを救えるわけがないんだ、
ゴメン。
(『身代わりと悲劇の大きさ』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【海月】くらげ
【捻り潰して】ひねりつぶして
協奏が競争になる狂騒の世界、
漂う海月の死骸。
(『Crazy Dots』)
夢のあと描き続けた詩句の跡
捻り潰して 朝に焼かれて
(『それでも人は夜に遭う』)
花冷えの世の中だから
君だけを救えるわけがないんだ、
ゴメン。
(『身代わりと悲劇の大きさ』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【海月】くらげ
【捻り潰して】ひねりつぶして
(140字小説 from X)
粉雪舞う冬の昼。
心の宵闇に沈酔して久しい老魔術師が、道端に座る独眼の童に言った。
「赤い月がブランコに乗って激しく前後に揺れている。……そんな夢を見たよ」
暫し熟考した後、童は応えた。
「宇宙に勇気を飛ばして下さい。月の兎が、自分の赤い眼を病気のせいだと勘違いしているだけですから」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【粉雪】こゆき
【沈酔】ちんすい
【独眼】ひとつめ
【童】わらべ
【暫し】しばし
【兎】うさぎ
(140字小説 from X)
粉雪舞う冬の昼。
心の宵闇に沈酔して久しい老魔術師が、道端に座る独眼の童に言った。
「赤い月がブランコに乗って激しく前後に揺れている。……そんな夢を見たよ」
暫し熟考した後、童は応えた。
「宇宙に勇気を飛ばして下さい。月の兎が、自分の赤い眼を病気のせいだと勘違いしているだけですから」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【粉雪】こゆき
【沈酔】ちんすい
【独眼】ひとつめ
【童】わらべ
【暫し】しばし
【兎】うさぎ
摂理とは ただ
果てしなく在るだけで
実は盲目なのかも知れぬ
(『非全能の世界』)
月を蹴る天の貴族よ
柔らかに時が流れた日々の歴史よ
(『穏やかに時は過ぎて』)
知恵人が霧中の海で読んだとさ、
白夜のままのキルケゴールを。
(『誠実と実存』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【知恵人】ちえびと
【霧中】むちゅう
【白夜】びゃくや
摂理とは ただ
果てしなく在るだけで
実は盲目なのかも知れぬ
(『非全能の世界』)
月を蹴る天の貴族よ
柔らかに時が流れた日々の歴史よ
(『穏やかに時は過ぎて』)
知恵人が霧中の海で読んだとさ、
白夜のままのキルケゴールを。
(『誠実と実存』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【知恵人】ちえびと
【霧中】むちゅう
【白夜】びゃくや
自由の心臓には
刻の止まった廻廊で
ずっと
踊りのステップを踏み続ける
そんな
頬を突き破るような
勇気の言葉のナイフがあってね
太陽を幽閉した涙を抉じ開けるには
それしか方法が無いんだよ
と
僕の知らない昔の人が
薄暗い洞穴の向こうから
呼びかけているよ
と
君は言う
誰か僕に 耳を下さい
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【刻】とき
【廻廊】かいろう
【抉じ開ける】こじあける
【洞穴】ほらあな
自由の心臓には
刻の止まった廻廊で
ずっと
踊りのステップを踏み続ける
そんな
頬を突き破るような
勇気の言葉のナイフがあってね
太陽を幽閉した涙を抉じ開けるには
それしか方法が無いんだよ
と
僕の知らない昔の人が
薄暗い洞穴の向こうから
呼びかけているよ
と
君は言う
誰か僕に 耳を下さい
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【刻】とき
【廻廊】かいろう
【抉じ開ける】こじあける
【洞穴】ほらあな
消えてゆく冬風の跡
思い出に美の花が咲く春の訪れ
(『春の朝』)
人の世を眺める空に告ぐ、
「渇く大地に雨と夢と希望を!」
(『渇いた冬の願い』)
知識の根 伸びゆく先にあるものが
ただ優しさでありますように
(『知る、それは何のため』)
消えてゆく冬風の跡
思い出に美の花が咲く春の訪れ
(『春の朝』)
人の世を眺める空に告ぐ、
「渇く大地に雨と夢と希望を!」
(『渇いた冬の願い』)
知識の根 伸びゆく先にあるものが
ただ優しさでありますように
(『知る、それは何のため』)
関数のグラフで描く恋の歌
対称的ないつもの二人
(『若さ故に』)
晩冬の私の耳に貼り付いた
蝉の脱け殻 貴女は空へ
(『いつまでも』)
道端に雀の死骸
砂利の上 一つになりて
陽の陰に居り
(『寂視』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【蝉】せみ
【脱け殻】ぬけがら
【雀】すずめ
【陽】ひ
【居り】おり
【寂視】じゃくし
関数のグラフで描く恋の歌
対称的ないつもの二人
(『若さ故に』)
晩冬の私の耳に貼り付いた
蝉の脱け殻 貴女は空へ
(『いつまでも』)
道端に雀の死骸
砂利の上 一つになりて
陽の陰に居り
(『寂視』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【蝉】せみ
【脱け殻】ぬけがら
【雀】すずめ
【陽】ひ
【居り】おり
【寂視】じゃくし
朝朗け、僕は光の笛で目が覚めた。
朝陽は、どうしてこうも悲しい音色を出すのだろう? 夜を殺めずしては成り立たぬ、己への哀歌なのだろうか。
薄闇を裂くようにカーテンを開ける。新聞配達のバイクの灯りがアッという間に部屋を侵す。───急な吐き気を催して、僕は慌てて復たベッドに潜り込んだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【朝朗け】あさぼらけ
【朝陽】あさひ
【復た】また
朝朗け、僕は光の笛で目が覚めた。
朝陽は、どうしてこうも悲しい音色を出すのだろう? 夜を殺めずしては成り立たぬ、己への哀歌なのだろうか。
薄闇を裂くようにカーテンを開ける。新聞配達のバイクの灯りがアッという間に部屋を侵す。───急な吐き気を催して、僕は慌てて復たベッドに潜り込んだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【朝朗け】あさぼらけ
【朝陽】あさひ
【復た】また
古の人の心に枯葉歌
舞いたるを見ん 吾は風なり
(『勘違い男の一情景』)
沈黙のドレスで飾る自称「ヒト」
屍累ねて舞台でワルツ
(『無関心』)
哀しみは夜の海です
波音の戦慄きに耳攲てる旅
(『僕は旅人』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【古】いにしえ
【枯葉歌】かれはうた
【屍】かばね
【累ねて】かさねて
【戦慄き】わななき
【攲てる】そばだてる
古の人の心に枯葉歌
舞いたるを見ん 吾は風なり
(『勘違い男の一情景』)
沈黙のドレスで飾る自称「ヒト」
屍累ねて舞台でワルツ
(『無関心』)
哀しみは夜の海です
波音の戦慄きに耳攲てる旅
(『僕は旅人』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【古】いにしえ
【枯葉歌】かれはうた
【屍】かばね
【累ねて】かさねて
【戦慄き】わななき
【攲てる】そばだてる
貴女は、嵌めた手袋の中で細々蠢く宝物のようでした。姿は隠れていても私の胸を小波立たせる、宛ら基督のような、一個の奇跡でありました。天に召された貴女がこの辞を冗談と捉えた処で、そのイデアが地上の潮風に曝されて錆び付く心配などありますまい。……愛とは、何と快い哀しみでありましょうか。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【嵌めた】はめた
【蠢く】うごめく
【宝物】ほうもつ
【小波立たせる】こなみだたせる
【宛ら】さながら
【基督】キリスト
【辞】ことば
【曝されて】さらされて
貴女は、嵌めた手袋の中で細々蠢く宝物のようでした。姿は隠れていても私の胸を小波立たせる、宛ら基督のような、一個の奇跡でありました。天に召された貴女がこの辞を冗談と捉えた処で、そのイデアが地上の潮風に曝されて錆び付く心配などありますまい。……愛とは、何と快い哀しみでありましょうか。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【嵌めた】はめた
【蠢く】うごめく
【宝物】ほうもつ
【小波立たせる】こなみだたせる
【宛ら】さながら
【基督】キリスト
【辞】ことば
【曝されて】さらされて
僕らは きっと
夕暮れに堪えてきたんだろう
転げ落ちそうな精神の陽を
積み重なる年月の錘にも負けず
必死に支えて 泣いてきたんだろう
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
#五行歌 #東日本大震災から13年
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【堪えて】たえて
【陽】ひ
【錘】おもり
僕らは きっと
夕暮れに堪えてきたんだろう
転げ落ちそうな精神の陽を
積み重なる年月の錘にも負けず
必死に支えて 泣いてきたんだろう
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
#五行歌 #東日本大震災から13年
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【堪えて】たえて
【陽】ひ
【錘】おもり
焼け死んだ蕾に掛ける言葉無く
縊死を選んだ優しい女よ
(『見えない壁は厚く』)
路傍にて苔生すことを
忘れては転がる石の
夢の灰 散る
(『下り坂の火花』)
神様は下さるだろか、
過ぎ去りし昔に還る風の車を?
(『追憶』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【蕾】つぼみ
【縊死】いし
【女】ひと
【苔生す】こけむす
焼け死んだ蕾に掛ける言葉無く
縊死を選んだ優しい女よ
(『見えない壁は厚く』)
路傍にて苔生すことを
忘れては転がる石の
夢の灰 散る
(『下り坂の火花』)
神様は下さるだろか、
過ぎ去りし昔に還る風の車を?
(『追憶』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【蕾】つぼみ
【縊死】いし
【女】ひと
【苔生す】こけむす
時代の素粒子が
プライドの大きな私を
飲み込んだ ガブリ ガブリ
そして
運命の畦道を
目隠しをして走っているのだ
アア
理由の種子は枯らしたままで
そのくせ
鈍色の欠伸を止める気なんて
私が産まれて以来
サラサラ無いのだ
……と 気付いた頃に
ヒョッコリやって来るのが
朝
なのかも知れない
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【畦道】あぜみち
【種子】たね
【鈍色】にびいろ
【欠伸】あくび
【以来】このかた
【醒】めざめ
時代の素粒子が
プライドの大きな私を
飲み込んだ ガブリ ガブリ
そして
運命の畦道を
目隠しをして走っているのだ
アア
理由の種子は枯らしたままで
そのくせ
鈍色の欠伸を止める気なんて
私が産まれて以来
サラサラ無いのだ
……と 気付いた頃に
ヒョッコリやって来るのが
朝
なのかも知れない
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【畦道】あぜみち
【種子】たね
【鈍色】にびいろ
【欠伸】あくび
【以来】このかた
【醒】めざめ
シーラカンスの夢に乗って
僕らは現代にやって来たコロンブス
そして見つけた
喜びの島 哀しみの峠
でも どちらにも先客がいて
結局僕らは
ああ
地上に飛ばされたホモエレクトゥス
気まぐれな空の下
光のワルツ踊りましょう
夜のうちに泣きましょう
涙の海にも虹の花
どうか優しく咲きますように
シーラカンスの夢に乗って
僕らは現代にやって来たコロンブス
そして見つけた
喜びの島 哀しみの峠
でも どちらにも先客がいて
結局僕らは
ああ
地上に飛ばされたホモエレクトゥス
気まぐれな空の下
光のワルツ踊りましょう
夜のうちに泣きましょう
涙の海にも虹の花
どうか優しく咲きますように
命の山、
頂。
絶望色、
硝子人形。
悲哀の暗雲。
雷。
歩く、歩く、歩く、
私。
溢れる、
血、血、血。
……生まれた、
夜。
星の祠。
戦ぐ夢、
鮮やかに。
(隠れている、壊れている、
靭帯断裂の破裂音。
そして、殻、太陽の。)
ピアノ、
摩天楼のアルケミスト。
悦楽の鐘。
犇めけ、毒牙。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【祠】ほこら
【戦ぐ】そよぐ
【犇めけ】ひしめけ
命の山、
頂。
絶望色、
硝子人形。
悲哀の暗雲。
雷。
歩く、歩く、歩く、
私。
溢れる、
血、血、血。
……生まれた、
夜。
星の祠。
戦ぐ夢、
鮮やかに。
(隠れている、壊れている、
靭帯断裂の破裂音。
そして、殻、太陽の。)
ピアノ、
摩天楼のアルケミスト。
悦楽の鐘。
犇めけ、毒牙。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【祠】ほこら
【戦ぐ】そよぐ
【犇めけ】ひしめけ
Tシャツが剥がれ落ちた日
ヘタクソにネクタイ締めて
未来が嗤う
(『或る新社会人の始まり方』)
「作戦を決行せよ!」と
息子らの気合で光る変身ベルト
(『平和な戦隊ごっこ』)
朝は夢 月は微睡み 君は星
未だ起きてるかい 今は亡き子よ
(『夜明けの空との対話』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【微睡み】まどろみ
【未だ】まだ
Tシャツが剥がれ落ちた日
ヘタクソにネクタイ締めて
未来が嗤う
(『或る新社会人の始まり方』)
「作戦を決行せよ!」と
息子らの気合で光る変身ベルト
(『平和な戦隊ごっこ』)
朝は夢 月は微睡み 君は星
未だ起きてるかい 今は亡き子よ
(『夜明けの空との対話』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【微睡み】まどろみ
【未だ】まだ
欲望の生き血を吸った朝
僕は極ちっぽけなドワーフになる
(『小さくて大きな日』)
本当に六分の一の確率で
賽の目変わる? 七転び八起き?
(『イツニナレバ』)
心から詩の種子抜けて
今日は雨
なのに迎える芽もないなんて
(『詩心』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【極】ごく
【賽】さい
【種子】たね
欲望の生き血を吸った朝
僕は極ちっぽけなドワーフになる
(『小さくて大きな日』)
本当に六分の一の確率で
賽の目変わる? 七転び八起き?
(『イツニナレバ』)
心から詩の種子抜けて
今日は雨
なのに迎える芽もないなんて
(『詩心』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【極】ごく
【賽】さい
【種子】たね
(詩 from X)
心を乗せた琥珀色の舟、
音もなく時代の湖面を滑る。
無数に列ぶ月の墓標を後目に
警世家の叫びには沈黙を以て応え
……と そんな時
煌めき、ゆらめき、クラクラ
贋ダイヤのシャンデリア、
体裁を繕ったモダンな脈拍めがけ
沈め、沈む、沈め。
なあ、黄昏の君。
僕にも呉れよ、夢のピエロの心臓を!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【列ぶ】ならぶ
【後目】しりめ
【以て】もって
【煌めき】きらめき
【贋】にせ
【呉れ】くれ
(詩 from X)
心を乗せた琥珀色の舟、
音もなく時代の湖面を滑る。
無数に列ぶ月の墓標を後目に
警世家の叫びには沈黙を以て応え
……と そんな時
煌めき、ゆらめき、クラクラ
贋ダイヤのシャンデリア、
体裁を繕ったモダンな脈拍めがけ
沈め、沈む、沈め。
なあ、黄昏の君。
僕にも呉れよ、夢のピエロの心臓を!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【列ぶ】ならぶ
【後目】しりめ
【以て】もって
【煌めき】きらめき
【贋】にせ
【呉れ】くれ
鶯が滴り落ちる春の風
夢を纏いて いと柔らかに
(『春の山音』)
早春譜 泣いて笑って霞みゆく
揺れる想いと あの曲がり角
(『卒業に寄せて』)
踏みつけた葡萄の果実
血溜まりは透明
でも 何かがあった
(『実存者』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【鶯】うぐいす
【纏いて】まといて
【霞み】かすみ
【葡萄】ぶどう
鶯が滴り落ちる春の風
夢を纏いて いと柔らかに
(『春の山音』)
早春譜 泣いて笑って霞みゆく
揺れる想いと あの曲がり角
(『卒業に寄せて』)
踏みつけた葡萄の果実
血溜まりは透明
でも 何かがあった
(『実存者』)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
( ・ω・)っ《ここでの読み方!》
【鶯】うぐいす
【纏いて】まといて
【霞み】かすみ
【葡萄】ぶどう