ジャンル:純文学/海外文学/SF/幻想文学が主
最近はミステリー/ホラーも嗜むようになりました
歴史小説・時代小説に関しては初心者です
note.com/tetsujimizuishi
【もうすぐ1000人】作業を監視してください📚 youtube.com/live/1gKW3NU...
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本日23時から。よしなに~。
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第一回大好きな作家さんを語る配信📚✨
青春時代にお世話になった作品たちを語っていこう
【作家さん語り#1】恩田陸さんを語らせてください!!📚
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youtube.com/live/7PlVasz...
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↑結局、全知全能だから、決定論的に行動させられているという気分が錯覚であることに気づいて、普通に「自分の場合は、自由意志論と決定論が一致する状況であり、弁別する必要もない」とメタ的に認知するのではないか、と思いました。
(錯覚というか、ある種の気持ち悪さは残るでしょうけど)
↑結局、全知全能だから、決定論的に行動させられているという気分が錯覚であることに気づいて、普通に「自分の場合は、自由意志論と決定論が一致する状況であり、弁別する必要もない」とメタ的に認知するのではないか、と思いました。
(錯覚というか、ある種の気持ち悪さは残るでしょうけど)
ホラーというよりも、カフカや安部公房のような不条理小説の一つとして読んだ。南の島の熱帯雨林に迷い込んでしまった主人公が、池に落ちるところから物語は始まる。大自然の中で能力を発達させたり退化させたりする身体感覚の描写が丁寧でよかった。あとフェチが増えた。
「相対的に、驚異的な発達を遂げたのは足である。太腿の筋肉が盛り上がり、やがて太くなりすぎて両足を交差することが困難になった。」(p.47)
自分自身が鍛えているわけでも、他人の筋肉を観察するのが趣味なわけでもないのだが、良い描写だと感じた。嫌いではない。
ホラーというよりも、カフカや安部公房のような不条理小説の一つとして読んだ。南の島の熱帯雨林に迷い込んでしまった主人公が、池に落ちるところから物語は始まる。大自然の中で能力を発達させたり退化させたりする身体感覚の描写が丁寧でよかった。あとフェチが増えた。
「相対的に、驚異的な発達を遂げたのは足である。太腿の筋肉が盛り上がり、やがて太くなりすぎて両足を交差することが困難になった。」(p.47)
自分自身が鍛えているわけでも、他人の筋肉を観察するのが趣味なわけでもないのだが、良い描写だと感じた。嫌いではない。
(不満足な点がないとは言えないが)空気は確実に軽くなった。この10年という歳月の深さを、しみじみと感じた。
(不満足な点がないとは言えないが)空気は確実に軽くなった。この10年という歳月の深さを、しみじみと感じた。
機械から人間を含めた生物、果ては社会といったものについて、どれも情報通信・制御・フィードバックを軸とした共通のシステムを持っているということを看破し、そのパターンの定式化を試みた本(だと認識している)。ある程度、数学と物理に精通していないと数式を追うことはできないが、SFを嗜むなら読んでも損はない一冊。
第1部では将来的に自己組織化や複雑系の話題に接続するような言及もあり、第2部では後世で人工知能と呼ばれることになる機械知能についても言及されている。
ウィーナーについては『人間機械論』といった別の著作も読んでみたい。
#読了
機械から人間を含めた生物、果ては社会といったものについて、どれも情報通信・制御・フィードバックを軸とした共通のシステムを持っているということを看破し、そのパターンの定式化を試みた本(だと認識している)。ある程度、数学と物理に精通していないと数式を追うことはできないが、SFを嗜むなら読んでも損はない一冊。
第1部では将来的に自己組織化や複雑系の話題に接続するような言及もあり、第2部では後世で人工知能と呼ばれることになる機械知能についても言及されている。
ウィーナーについては『人間機械論』といった別の著作も読んでみたい。
#読了
地層と時系列の関係が逆転していて、浅い地層からは古い骨が、深い地層からは新しい骨が出てくるという設定があり、主人公の男が発掘作業を行っていく内に、古代・中世・近代の骨や遺物を発見しながら、最後には自分自身の骨を掘り出してしまうというホラーになっている。
この短編(短編集は1977年、初出は未確認)自体は東日本大震災と無関係である。しかしながら、作者(病死)は震災の同年に亡くなっていることから、私はどうしても作者と主人公の男の姿を重ねてしまう。瓦礫をどけていく内に自身の骨を発見してしまう小松左京が浮かんできて、だだその光景が残っている。
地層と時系列の関係が逆転していて、浅い地層からは古い骨が、深い地層からは新しい骨が出てくるという設定があり、主人公の男が発掘作業を行っていく内に、古代・中世・近代の骨や遺物を発見しながら、最後には自分自身の骨を掘り出してしまうというホラーになっている。
この短編(短編集は1977年、初出は未確認)自体は東日本大震災と無関係である。しかしながら、作者(病死)は震災の同年に亡くなっていることから、私はどうしても作者と主人公の男の姿を重ねてしまう。瓦礫をどけていく内に自身の骨を発見してしまう小松左京が浮かんできて、だだその光景が残っている。
けったいなことをやってのけた問題作。電気人間という都市伝説を調査することになった人々が事件に巻き込まれていく。小説としての仕掛けも面白かった。
最近はカテゴリーにうるさい人が多いけれど、小説は小説。ミステリかホラーかはさておき、小説として読んでいただきたい、と一読者として思います。
#読了
けったいなことをやってのけた問題作。電気人間という都市伝説を調査することになった人々が事件に巻き込まれていく。小説としての仕掛けも面白かった。
最近はカテゴリーにうるさい人が多いけれど、小説は小説。ミステリかホラーかはさておき、小説として読んでいただきたい、と一読者として思います。
#読了
……という気分。
……という気分。