36.2
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『普通の人びと 彼らを駆り立てる狂気』
を見ました

戦争でもカルト宗教でも、いわゆる普通の善良な人々が、人権を侵害する加害者になっていく

戦前のような空気感が漂い、うっすらカルト化してる日本で、1人の大人として、その心理メカニズムを把握しておきたいと思って

紹介文抜粋
一般市民で編成された第101警察予備大隊

ナチス台頭以前に教育を受け、狂信的な反ユダヤ主義者でもなかった彼らは、ポーランドで3万8000人のユダヤ人を殺害し4万5000人以上の強制移送を実行

私たちと同じごく平凡な人びとが、なぜ無抵抗なユダヤ人を殺し続けたのか
彼らを大量殺戮へと導いた、恐るべきメカニズムに迫る
February 18, 2024 at 12:14 PM
古代から今まで無数のバトンリレーをされてきた医学や薬学の研究者の方々と、その方々を経済面や精神面や学術&技術面や生活面で支えてくださってた方々のおかげだし有り難い
自分の回復力に頼ってばかりだったけど最近は医師や薬に素直に頼るのも悪くないんだなってやっと思える(というか自分にそれを許せる)ようになってきた(遅い)
February 11, 2024 at 5:19 PM
誰よりもそのことに葛藤する母親自身も誠実に描いてるからこそ、単純な喝采を送り英雄視するより、日本にありがちな母親信仰(母親の犠牲前提で母親の人権が軽視されたり逆に虐待される子どもの人権より親を尊重しすぎたり、の根っこにある家父長制の弊害ともいえるもの)に依拠した感動神話的扱いにするより、人権について尊厳について守り方について各々考えることが大切なんだろうな

命より尊いものはないとして、何のための命なのか、人は食料と水さえあれば生きていけるのか、尊厳とは何か、人は何を受け継いで伝えあっていくのか、戦争で金儲けをし権力を維持する軍需産業や権力者とその構造、虐殺の傍観者である自分たちについても
February 11, 2024 at 4:20 AM
戦争は街も暮らしも破壊してしまう
それでも残り続ける普遍的なものが確かにあると思いたいし、そう思わせてくれる記録映画でした

そして、子どもを親の都合や思想のために辛い目にあわせることの是非や、「子どものため」と言いがちなそれは本当は誰や何のためなのか、じゃあ何が本当の意味で子どものためと言えるのかについても、考えさせてもらえる作品でもありました

安全なトルコの実家に家族もしくは赤ちゃんだけでも残る選択肢があったように、愛する国や仲間のために戻る母親と父親は勇敢で人や世界を救うためにかけがえのない存在だとしても、赤ちゃんにとっては何がベストなのか
決定的に大丈夫でもその時点では分からない
February 11, 2024 at 4:01 AM
ブータンの山奥、チベットの難民キャンプ、ボリビアの夜行バス、スイスの道端
かつて色々な所で会った旅をしている人たち

その何人もの方が「今まで行った中だとシリアが特に好き。文化も食べ物もそして何よりシリアの人たちが最高だった。他人を助けることが当たり前でユーモアのある優しい人が多くて」って言ってて、いつか行きたいと思ってました

古代メソポタミア文明のユーフラテス川も流れ紀元前8000年には麦による農耕が行われていた土地で、東西文明の十字路ということもあって多民族で宗教や文化的多様性への許容度もあり食文化も豊かな国

瓦礫と砲弾の下で冗談を言いながらなんとか明るく生き残ろうとする素敵な人たち
February 11, 2024 at 3:38 AM
『娘は戦場で生まれた』を見ました

シリアで40年続く独裁政権からの自由や平和を願い、武器の代わりにカメラを手にとったワアド。街で最後に残った病院の医師ハムザとの間に生まれた娘のサマの為に、ロシアや独裁政権による無差別攻撃の中必死に生きようとする市民の姿を2012~2016までおさめ続けた貴重な記録フィルムです。絶望的な状況でも連帯しあう愛しい人々の姿に心うたれるとともに、子どもを巻き込む事の是非や葛藤、尊厳をもって生きたいように生き抜く事の大切さ、今のガザとの相似、戦争を欲する世界構造等多くを考えるきっかけをもらえた作品でした
www.transformer.co.jp/m/forsama/
February 10, 2024 at 10:19 AM