私は床に転がされ、仰向けになった。
鎌を持った少年の姿が赤ん坊へと変わる。無垢な笑顔で兄に手を飛ばす。兄はしっかりと彼を抱きしめる。

2人は姿を消した。

彼等は兄弟なのだ、赤ん坊が10歳くらいに成長すれば、兄と瓜二つになることもあるだろう。

脅威が消えたと思われる屋敷で我々は探索を再開した。そして一冊の本を見つける。
おそらく依頼された本だろう。

我々は持ち帰り、仕事を完了した。

のこり6分。
逃げる準備を進め始める。
調査を依頼された本はついに見つからなかった。

時間になり、少年が現れる。
彼は無垢な瞳で我々を見つめ、機械のように鎌を振り回す。

「○○君！」
仲間が彼の名を呼んだ。調査の結果判明した、この家に住んでいた兄の名前だ。
一瞬反応したが、彼はまた動き出す。

「△△君？」

私は別の名を呼んだ。
赤ん坊だった子供の名前だ。
今度はぴたりと子供の姿が止まった。

確信した私は階段に走り始めた。少年の霊が追ってくる。地下へ続く階段を駆け降りると、足を踏む外して落ちそうになる。…が、階段下であたたかいものに受け止められた。

刻限がさらにせまる。仲間たちは家を出よう、と急かしてきた。

階段下で、幽霊に出会う。
その姿は我々を襲った彼のものだ！悲鳴をあげて立ち去ろうとするが、少年は悲しげに見つめるだけで何も言わず、姿を消してしまった。

なぜ、今度は襲われなかったのだろう。

本来ならすぐにでも家を出るべきだが、我々にはこの家のどこかにある資料を探す使命があるため、ギリギリまで粘るつもりだ。

それに…私の中には一つの想いが生まれていた。あの鎌を振り回す悪霊が、赤ちゃんの世話をする優しい少年なのだとしたら、憎しみから解放してやりたい。調べる限りこの家に住んでいた夫婦は子供の命すら悪魔に捧げようとしたクソどもだが、子供たちに罪はない。

緊張で疲れていた私は、夢の中で夢を見た。夢の中で、私は無垢な赤ん坊になっていた。誰かの顔が見える。だいすきなおにいちゃんだ。

目を覚ますと泣いていた。

やーぜんぜん😭
頭の回転鈍いので、丙の方がそういうのは得意です！私はじっくり謎解きできるリドル系ならなんとか…

the ラーメンって感じですよね😆