一目惚れから始まり怪我を乗り越えて、今では一端のバスケットマンになった友を揶揄うために、水戸は放課後の体育館に足を運んでいた。 なんて理由は嘘である。いや、全てが嘘ではないけれど、水戸の中では随分前からそれは建前に変わっていた。秋の終わりまでは扉の外から、冬場は扉を閉めるのでギャ...

Windowsの最新が95の時代の高校生洋三です。 インターネットはあるんだかないんだか。ADSLは存在しないです。 調べ物は本でしかできなかった時代に確かな証拠を求めて東奔西走する水戸くんのお話です。 書き上げられなかったので、できたところまでの展示です。大体お話の2／3までになります。 残り1／3はイベント中にかきあげます！がんばります！ 実際の土地の情報とはなんら関係ありません。フィクショ...

この作品「最後に微笑む」は「洋三」のタグがつけられた小説です。 十月も終わりのよく晴れた日は、屋上で弁当が食いたくなる。弁当食ってダチと喋ってごろんと寝っ転がって。そのまま五時間目もサボっちまったらサイコーなんだけど、残念ながら俺はおサボりなんて許されない出席日数不足の元不良受験生だった。まあサイコーは無理でもそれ以外はできるから、俺は徳男に...

この作品「ダチから贈るバラの花」は「三井寿」、「高嶋」等のタグがつけられた小説です。 「なぁ徳男、その青い本なんだ？ 教科書にしちゃあなんだか薄いな」 堀田が定食トレーの横へ無造作に置いた冊子を、三井は興味津々といった表情で見つめてきた。堀田にとってこれは教科書みたいなもんだから気にはならないが、考えなくたって不良が教科書など持ち歩くはずがない。それなのに嫌味では...