喬林
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喬林
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爆発あるいは発狂
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【お知らせ】
WEB再録本2種、ついに準備が整いました🥳

6/8(土) 21:30〜
BOOTHにて頒布開始します！
(商品ページはこの時間に合わせて公開)

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unnatural-67.booth.pm

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June 8, 2024 at 1:06 AM
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でけた
May 18, 2024 at 7:52 AM
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【お知らせ】
WEB再録本2種、添付画像の仕様となりま〜す！部数の参考にしたいので下記リンクのアンケートにご協力お願いします🙏

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※1週間程度で締切
※頒布開始日などは別途告知
WEB再録本 2018.02▷2023.11 アンナチュラル&MIU404 『アンビリカル・フルーツ』 小説/文庫/490p ¥1,900(予定)+別途送料 ¥370 BOOTH匿名配送(ネコポス)でのお届け ＊書き下ろし2篇あり ＊1篇ごとにあとがき(解説、コメント)つき ＊喬林の6年間を集めました ⚠︎CP要素ありなし混在⚠︎ WEB再録本 2023.02▷2023.06 リバーサルオーケストラ 『僕は君のもの』 小説/文庫/154p ¥900(予定)+別途送料 ¥370 BOOTH匿名配送(ネコポス)でのお届け ＊書き下ろし1篇あり ＊1篇ごとにあとがき(解説、コメント)つき ＊水曜日の幻覚たちをまとめました ⚠︎CP要素ありなし混在⚠︎
March 27, 2024 at 11:13 AM
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書きたいとこだけ書いたﾖﾝﾏﾙﾖﾝのｺﾊﾟｽﾊﾟﾛよ〜

▼ 執行する者
伊吹の怒気を孕んだ大声に、志摩は眉ひとつ動かさなかった。 「そうだ。判断するのは俺じゃない。シビュラの仕事だ」 静かで平坦なトーンに伊吹はまた苛立つ。志摩はいつだって正しく、耳の痛いことを言う。こうして一度伊吹の主張を受け止める時、次に続く言葉は絶対にひとつだ。 「でもな、」 この接続助詞で志摩は伊吹の甘さを容赦なく突く。 「シビュラに判断させるのは人間の仕事だ」 怒りの奥に隠した怯えに気づかなかったふりなどしてくれない。 「なんであの時ガマさんにドミネーターを向けなかった」 「……だから言ったじゃん、それは」 「指示を聞き違えた？お前がそんなヘマをやらかす馬鹿じゃないのは俺が一番よく知ってるよ」 伊吹、と言い含めるように名を呼ばれる。お前だってもうわかってるんだろ、とその半月形の目が言う。 恩師を捉えたドミネーターがどんな数値を示すか。 それに伴って手の中のそれがパラライザーからどう変化するか。 銃口(システム)を向けられなかったのは、伊吹の中に答えがあるからだ。 項垂れることで視線から逃れる。でも、現実から目を逸らすことはもうできない。 「判断するのは俺たちじゃない」 それは、一縷の希望を諦めさせるための言葉として伊吹に刺さった。同時に、志摩が二人称ではなく一人称複数を選んだことが、砕けそうな心をどうにか繋ぎ止めてくれたこともまた確かだった。
February 12, 2024 at 5:16 AM
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(5/5)
「映ってない」 泣きだしそうな声で村松が言う。木崎が操作して再生し始めたのは、俺が行きますと宣言してＧ11に向かっていくあたりだった。木崎と俺の後ろ姿が映る。 ついにここだ、というポイントでカメラが地面を捉えようとした瞬間、ぶつっという音がして画面が真っ暗になった。やけにはっきり耳に残る音だった。それ以降の映像はなく、ただただ暗い闇がそこにあった。
October 18, 2023 at 1:45 PM
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久々にみうのssを書いたので、まだご興味ある方はお楽しみください〜
バットリの話だけど404"は"出てきません

▼ 東京湾マリーナの変な話(4/5)
心霊スポット調査なんて百番煎じの企画でも、見たいと思ってくれる神は存在するらしい。告知動画についたコメントに目を通して、俺たちはどの噂話を採用するか検討していた。これとかいんじゃね？ と木崎が指さし、村松と俺は両隣から画面を覗き込んだ。 『東京湾マリーナの変な話です』 そんな書き出しから始まるコメントは、俺たちの興味を引くには十分だった。要約するとこんな感じだ。 東京湾マリーナでバイトをしていた頃、船を停める所に振られた番号が不自然に飛んでいるエリアがあることが気になっていた。ホテルで４や９といった数字を使わないようにしているのならわかる。しかし欠番になっているのはＧ11という、普通のナンバーだった。同僚らに訊いても理由はわからない。 ただ、あそこは何かある、という感覚は共通していて、客から変な音が聞こえたと話が入るのはいつも同じ場所。Ｇ11があったはずの空間だ。ちなみに変な音というのは、何か重い物が水に落ちる音、あるいは鋭く乾いた破裂音、あるいは泣き声などパターンは様々で、全て夜中に発生している。 確かに、怪談めいた話ではあった。いかにもな病院や廃墟ではなく、夜の海と船という組み合わせなのもアリ。コメントが読ませる文章だったのも手伝って、俺たちはこの噂話を検証することに決定したのである。 10月はマジで着る服ない、という俺と木崎のどうでもいいやり取りを早速村松が映像に収めている。集合時間は23時45分、不健全だ。 「と、いうわけで、やってきました東京湾マリーナ」 ここに来た経緯は別撮りして編集で繋げるので、木崎はサクッと本題に入った。適当に会話しながら目的地に向かって歩く。東京湾マリーナは24時間営業のようで、この時間でも点々と明かりがあるのはありがたかった。 風のせいか波のせいか、時折軋むような音があちこちから鳴る。潮の臭いに鼻が慣れていない。何かあるかもしれないとわかっている場所に行くのは、３人でいても緊張する。 案内図に従ってＧのエリアまで移動してきた俺たちは、プレートを確認しながらペースを落として進んだ。10が現れたところで一旦足を止める。ついに問題の場所だ。 ３人で顔を見合わせ頷く。 「じゃあ……行きます」 俺はカメラに向かって言い、ゆっくり歩きだした。 心拍数が上がる。自分たちの足音以外何も聞こえない。 全員無言だった。 この桟橋がそのはずだ、と恐る恐る視線を走らせる。地面に目をやると──固定されたプレートに「Ｇ11」とあった。 なんだよ普通にあんじゃん、と張り詰めた緊張が解けでかい声が出る。最悪変な音は録れずとも、存在を消されたＧ11というネタでなんとかなるだろうという算段だったのに。期待外れの結果に少し苛立つ。寄せられたコメントは創作だったのだろうか。それともあの視聴者がバイトを辞めた後に復活したのだろうか。 うわマジか〜と嘆きながら村松はまだカメラを回している。とりあえず素材は撮っておこうということらしい。 しかも船あるし、と木崎が桟橋の先へと進んでいく。船のことはよくわからないが、下半分が黒くて上半分が白いパトカーみたいな配色のクルーザー的な船が浮いていた。見たところ人の気配はない。 「これ幽霊船だったりしねえかな」 「幽霊船が東京湾マリーナと契約してたらウケるだろ」 だよなぁと笑いながら木崎は諦めきれない様子で船を見ている。 そしてひょいと船に乗り込んだ。 「ちょっと」 「それはヤバいって」 俺も村松も慌てて止めに入る。人の持ち物だ。生配信にする案もあったがやめておいて正解だった。撮れ高が云々の以前に炎上する。 「なんかあるかもしんねえだろ」 「普通に誰かの船だって」 「もうこれボツにして帰ろ。 寒いし」 １対２の劣勢に木崎は黙り込む。 その時、 「そこで何してる」 声がした。男だ。自分の喉から引き攣った声が出る。 パチン、と船のライトがつく。 持ち主に見つかったと思ったら全身の血液がざあっと下に落ちる感覚がした。逃げ出したいが足が動かない。木崎と村松も硬直して立ち尽くしている。 「住居侵入罪は、」 言いながら声の主が船の階段を降りてくる。 「正当な理由なしに住居等に立ち入った場合に成立し、３年以下の懲役または10万円以下の罰金が科される」 青白い光に照らされた男の顔はまるで温度がないように見えた。棒立ちになった木崎を少し見上げる角度だ。 「すぐ立ち去るんなら見なかったことにしてやる。従わなければ、現行犯で逮捕する」 恐ろしい言葉が聴こえた。 向き合う木崎は動かない。いや、動けないのだろうか。 自分より動揺している人間を見ると逆に自分は冷静さを取り戻すもので、気づいたら木崎の腕を掴んで船から引き摺り降ろしていた。 「す、すみませんでしたっ」 めちゃくちゃに頭を下げ、男の反応は見ないまま走りだす。ずっと黙ったままだったカメラマンの名前を叫び、まさに脱兎の如く桟橋を駆け抜けた。 敷地を飛び出すまで一度も振り返らなかった。見逃してやると言った人間が追いかけてくるとは思えなかったが、一刻も早く視界から消えなければならないような気がした。 「いや～……やばかった」 「マジ焦った」 やっと呼吸が整ってから、俺たちは口々に言い合った。まさかの展開である。 「逮捕とか言われてビビったわ」 面と向かってそんな単語をぶつけられたことなどない。免疫のない言葉は簡単にぶっ刺さる。 「は？」 「えそんな怖いこと言ってたっけ」 「言ってた言ってた現行犯で逮捕するって」 パニックになっててよく覚えてないのだろうか。あの恐ろしさをいまいち共有できていないのがもどかしい。 「何年以下の懲役または罰金が〜とかさ……ガチ犯罪じゃん。怖」 あくまで軽い感じを意識して喋りながら、妙に白けたような空気になっていることに気づく。 木崎も村松も俺が何か変なことを口走っているとでも言いたげな目で見てくる。 「……なんだよ」 「ごめん、さっきから薗田が何言ってんのか全然わかんない」 「わかんないって何？ 俺の方がわかんないんだけど。もしかしてお前ら記憶飛んだ？」 村松の言葉にイライラしてきて口調が尖る。 「わかんないもんはわかんないよ。あの人そんなこと言ってないじゃん。何の話してんの？」 「記憶飛んでんのはお前の方だろいい加減にしろよ」 耐えかねたような２人の言い方に混乱する。何、俺がおかしいのか？ 「あの人は、お前らこんな時間に外歩くな危ねえぞって注意してきただけ、不法侵入は犯罪だぞって言ったけどそれくらいで薗田が言」 「ハァ？」 俺が村松の言葉を理解する前に、木崎の声が無理矢理村松を遮った。様子がおかしい。一旦は落ち着いていた心臓がまた暴れそうになる。何かが起きている。 「ちょっと待……、村松が見た奴は？ 説教してきて？薗田が見た奴は？ 警察みたいなこと言ってきた？ はは、どうなってんだよ」 笑ってるが全く愉快そうじゃない。腰に両手を当てて俯いた木崎が、知らねえうちに俺がラリッたんかな、と呟いた。 「ら、ラリるってなんだよ」 自分の声がみっともなく震えている。 「アイツ……あのガスマスクみたいなのつけた奴、絶対ヤバいだろ……いきなりクスリやらせようとするとかさ……頭イカれてる」 でもお前ら見てねえんだろ？ と投げやりに言う。 そんな狂人あそこにはいなかった。俺が見たのは──俺が見たのは何だったんだろう。汗でぐっしょり濡れたＴシャツが体温を奪っていく。ぶるり、と身体が震えた。 「撮った映像、見る？」 窺うように言った村松に、俺と木崎は目配せして頷く。ビデオカメラを操作する村松の手が細かく震えている。しばらくして、ウソ、と村松が零した。なんだよと言いながら木崎がカメラをひったくる。
October 18, 2023 at 1:45 PM
takabayashi.bsky.social
運用方法模索中！これは美味しかった白くまのきなこわらび餅
July 20, 2023 at 11:17 PM