数野平太郎
数野平太郎
@suunoheitarou.bsky.social
カクヨム @TORAERISU
小説 【ジャンル】SF、ファンタジー、グロ、エロ
自身が普通になりたいと願っていた動機の大半である母の存在は失われつつあったものの、治って普通になったと伝えられたことで彼の思いは満たされたと感じる。
一度高まった知能を失うことを恐れながら最後に思ったのは自分の事ではなく同じ運命をたどった、いうなれば戦友の一匹のねずみの墓参りだったのは、最初の彼の評判である頭は悪いが優しい人物という教師や同僚らの感想の一番の理由だったと思う。
アルジャーノンの墓参りを頼むことを自分も死が近い運命にあることを悟って、自分の事を覚えていてほしいという考察もあったがそのような考えはなかったのではないかと思う。
June 8, 2025 at 11:04 AM