すぴか
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すぴか
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避難所です
ある雨の日
身体を引き摺られ、車に乗せられ、連れて行かれたのはどこかの空き地
モニターは捨てられた

どれぐらい経っただろうか
目が覚めるとベットの上
初老ぐらいのメガネをかけ髭を生やした男がこちらを心配そうに覗き込んでいた
March 22, 2025 at 12:50 PM
でもモニターには夢があった
シアワセになるという夢が
自分もいつかそうなれるのだと信じて疑わなかった 殴られても罵倒されても
この状況でも
この状況でも
きっとなれる!

いつしか呪いとなった

出ていけ!なんて何百回だって言われた
出て行こうとは思わなかった
シアワセになれるはずだから
だが体は嘘をつかない
胴体も足も回路もボロボロ
いつしかうわ言のように「シアワセにナるンダ……」と繰り返すようになっていた
March 22, 2025 at 12:47 PM
モニターの派遣先は寂れた街の飲食店
もちろん程なくして潰れ、店長の知り合いに預けられる事となった

その知り合いの女が男と遊んで食いつないでいるような女だった
性格も悪く、モニターに当たり散らかした
殴る、蹴る、罵倒する、責める
March 22, 2025 at 12:42 PM
実は使用人制度は悪いものではなく、いい暮らしをするロボットも少なくはなかった
モニターには時々会う先輩がいた
(使用人制度は時々帰ってくることができる)
先輩は所謂恵まれた部類のロボットで、モニターは話を聞いては心を踊らせていた

いつしかモニターの中でこう思想が芽生えた
「シアワセにナるんダ!」
March 22, 2025 at 12:39 PM
ロボットの国があった
ロボットの国は戦争に負け、負けた国に貢物や色々な命令を聞かなければならなかった
貢物の一環で使用人制度というものがあった
それは専用の学校に行き一般常識やマナーを学んだ後指定の国々へ小間使いとして駆り出されるものであった

そんな国に生まれたロボットの話
March 22, 2025 at 12:09 PM