結局その日は、少し遅れて体育館の扉を開けることになったのだった。
結局その日は、少し遅れて体育館の扉を開けることになったのだった。
わざと残る感触。
「ほら」
少しだけ離れて、目を細める。
「それ、俺のだから」
顎を持ち上げられて、深く、逃がさないキス。
息が絡むまで離してくれない。
「次からは隠して。
……隠さないなら」
もう一度、うなじに唇を押し当てて。「俺が、何回でも教えるから」
耳元で囁いては意地悪に微笑む。
体育館裏での短い“お仕置き”に🌸ちゃんの心臓はうるさくてどうにもならなかった。
いつの間にか解かれた髪が風に揺れて、まだ近い距離のまま見下ろされると、耳元で小さく「戻れそう?」と意地悪に問われる。
→
わざと残る感触。
「ほら」
少しだけ離れて、目を細める。
「それ、俺のだから」
顎を持ち上げられて、深く、逃がさないキス。
息が絡むまで離してくれない。
「次からは隠して。
……隠さないなら」
もう一度、うなじに唇を押し当てて。「俺が、何回でも教えるから」
耳元で囁いては意地悪に微笑む。
体育館裏での短い“お仕置き”に🌸ちゃんの心臓はうるさくてどうにもならなかった。
いつの間にか解かれた髪が風に揺れて、まだ近い距離のまま見下ろされると、耳元で小さく「戻れそう?」と意地悪に問われる。
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噛み跡がはっきり分かるくらい強く。
「っ……!」
声を出しかけた口を、すぐにキスで塞ぐ。
噛んだところを、なぞるみたいに何度も触れ。
「見られてた」
耳元で囁く声は、嫉妬を隠す気もなくて。
「俺以外のやつに、こんなとこ見せないでよ」
指先がポニーテールをほどく代わりに、きゅっと掴む。
逃げないように固定されて、またうなじにキス。
一回。
二回。
今度は噛まずに、じっくり。
「自覚ないのが一番タチ悪いんだよ」
額を押し付ける距離で、囁く。
「可愛い顔して、こんなとこさらして歩いて。
……煽ってるって分かってる?」
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噛み跡がはっきり分かるくらい強く。
「っ……!」
声を出しかけた口を、すぐにキスで塞ぐ。
噛んだところを、なぞるみたいに何度も触れ。
「見られてた」
耳元で囁く声は、嫉妬を隠す気もなくて。
「俺以外のやつに、こんなとこ見せないでよ」
指先がポニーテールをほどく代わりに、きゅっと掴む。
逃げないように固定されて、またうなじにキス。
一回。
二回。
今度は噛まずに、じっくり。
「自覚ないのが一番タチ悪いんだよ」
額を押し付ける距離で、囁く。
「可愛い顔して、こんなとこさらして歩いて。
……煽ってるって分かってる?」
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