再び現れた門は先程と似た造りでも一回り小さかった。それでも出迎えと送り出しをために構えられた境は大きい。開かれた真ん中で、金髪の頭がぺこりと頭を下げている。
「出迎え有難う、乙」
「申し訳ありませんが、池長老は不在です。何か急用でしたか?」
「いいえ。大した用事ではありませんよ、買いすぎたので良ければお裾分けに来ただけです。これを」
しまっていた包みには茶葉と、ついでに有名店の菓子も入っている。乙に渡せば掌に伝わったそれなりの重さに、明らかに目を輝かせた。
「ありがとうございます!」
「いい屋敷ですね、中を拝見しても?」
「あー……大丈夫です、たぶん」
「では」
再び現れた門は先程と似た造りでも一回り小さかった。それでも出迎えと送り出しをために構えられた境は大きい。開かれた真ん中で、金髪の頭がぺこりと頭を下げている。
「出迎え有難う、乙」
「申し訳ありませんが、池長老は不在です。何か急用でしたか?」
「いいえ。大した用事ではありませんよ、買いすぎたので良ければお裾分けに来ただけです。これを」
しまっていた包みには茶葉と、ついでに有名店の菓子も入っている。乙に渡せば掌に伝わったそれなりの重さに、明らかに目を輝かせた。
「ありがとうございます!」
「いい屋敷ですね、中を拝見しても?」
「あー……大丈夫です、たぶん」
「では」