あまりにも視界が悪いので、お姫様だっこ(ソファにて)に変えた湊晃さん。香月慎太郎はめちゃくちゃ笑いながら湊晃さんの首に掴まってた。
「あーもう! 笑うな! 振動で重てぇんだよ、ばか……! 俺まで笑えてくるだろ……ははっ……怖いんだか、おもしれぇんだかわかんなくなってきたわ」
「よかったじゃないですか。アンタ怖がりなんだから」
「……あー重い重い」
「……湊さん」
「ん?」
あまりにも視界が悪いので、お姫様だっこ(ソファにて)に変えた湊晃さん。香月慎太郎はめちゃくちゃ笑いながら湊晃さんの首に掴まってた。
「あーもう! 笑うな! 振動で重てぇんだよ、ばか……! 俺まで笑えてくるだろ……ははっ……怖いんだか、おもしれぇんだかわかんなくなってきたわ」
「よかったじゃないですか。アンタ怖がりなんだから」
「……あー重い重い」
「……湊さん」
「ん?」
「シン……」
「ぎゅっとしませんか」
「賛成」
「シン……」
「ぎゅっとしませんか」
「賛成」
本日も梅ふりかけには勝てなかったが、九十八回目の「俺のこと好きですか?」に対し、むすっとした顔で湊が「……好きだよ」と言ってくれたので、人生には勝った。明日こそは梅ふりかけに勝つ。
椿ゆずの総評「九十八回も聞くな」
本日も梅ふりかけには勝てなかったが、九十八回目の「俺のこと好きですか?」に対し、むすっとした顔で湊が「……好きだよ」と言ってくれたので、人生には勝った。明日こそは梅ふりかけに勝つ。
椿ゆずの総評「九十八回も聞くな」
湊の朝ご飯用にと買ってきた新発売の梅のふりかけが思ったよりも湊に好評で、「梅はうめぇ!」とご機嫌な彼をにこにこと見ていたものの少しずつ梅に腹が立ってきて「梅のふりかけと俺、どっちが大事なんですか!」と聞いたら「……梅のふりかけだけど? え? お前、このふりかけみたいにお米のおいしさ引きだせんの?」と真面目に答えられてしまって、すっぱい敗北の味を知った。明日は梅に勝つ。
湊の朝ご飯用にと買ってきた新発売の梅のふりかけが思ったよりも湊に好評で、「梅はうめぇ!」とご機嫌な彼をにこにこと見ていたものの少しずつ梅に腹が立ってきて「梅のふりかけと俺、どっちが大事なんですか!」と聞いたら「……梅のふりかけだけど? え? お前、このふりかけみたいにお米のおいしさ引きだせんの?」と真面目に答えられてしまって、すっぱい敗北の味を知った。明日は梅に勝つ。
香月慎太郎にちょっとだけ肩もみ頼んだら、「えっちなマッサージもできますよ、お客様」と言われ、毎度毎度「ほんとですか〜じゃあお願いします〜なんて言うわけねぇだろばか!!!」とノリツッコミするのも面倒になってきて、さらにはだんだんどんなすごいマッサージをするつもりなのか興味が湧いてきて、「じゃあ、それ頼むわ」と言った途端、香月慎太郎が処理能力を超えたらしくフリーズしたから、「あ、こいつ年下だったわ」と実感し、にこりと笑ってフリーズしている香月慎太郎を肴に酒を飲んだ
そんな日もあるよな(ない)
香月慎太郎にちょっとだけ肩もみ頼んだら、「えっちなマッサージもできますよ、お客様」と言われ、毎度毎度「ほんとですか〜じゃあお願いします〜なんて言うわけねぇだろばか!!!」とノリツッコミするのも面倒になってきて、さらにはだんだんどんなすごいマッサージをするつもりなのか興味が湧いてきて、「じゃあ、それ頼むわ」と言った途端、香月慎太郎が処理能力を超えたらしくフリーズしたから、「あ、こいつ年下だったわ」と実感し、にこりと笑ってフリーズしている香月慎太郎を肴に酒を飲んだ
そんな日もあるよな(ない)
「……お前、ほんとにただ俺と風呂入りたかっただけかよ」
「最初から、そう言ってますけど……」
みたいな会話を経て、湊はシンがもっと好きになったんだよなぁ。
「……お前、ほんとにただ俺と風呂入りたかっただけかよ」
「最初から、そう言ってますけど……」
みたいな会話を経て、湊はシンがもっと好きになったんだよなぁ。
みんな「どまり~~~~~❗❗❗」
みんな「どまり~~~~~❗❗❗」
よろしくおねしゃす❗❗❗❗❗
よろしくおねしゃす❗❗❗❗❗
みんなの分のケーキだよ🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰
みんなの分のケーキだよ🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰🎂🍰
「今日は疲れた。……手、広げろ」
「どうぞ、湊さん」
「あーーーーー。……明日までに問題が解決しなかったら、話聞いて」
「もちろん。で、手は閉じていいんですか?」
「いいよ」
「一時間は開きませんよ?」
「最初からそのつもり」
「……そうですか」
「……」
「痛くないですか? 居心地は?」
「悪くない」
「……話、今聞きますか?」
「いい。まだなんとかなる」
「……わかりました」
「……」
「……やっぱり、二時間にしてもいいですか?」
「やだ」
「じゃあ、朝まで」
「増えてんじゃねぇか、ばか」
おわり
「今日は疲れた。……手、広げろ」
「どうぞ、湊さん」
「あーーーーー。……明日までに問題が解決しなかったら、話聞いて」
「もちろん。で、手は閉じていいんですか?」
「いいよ」
「一時間は開きませんよ?」
「最初からそのつもり」
「……そうですか」
「……」
「痛くないですか? 居心地は?」
「悪くない」
「……話、今聞きますか?」
「いい。まだなんとかなる」
「……わかりました」
「……」
「……やっぱり、二時間にしてもいいですか?」
「やだ」
「じゃあ、朝まで」
「増えてんじゃねぇか、ばか」
おわり
「今日はずっと眠いなぁ……ふあ」
「ねむけでどうにかなってるmntさんを抱っこするしごとします」
「どんな仕事だよ。snちゃんも寝ぼけてんな」
「ほかのひとにはできない俺だけのシゴトですから。おれだけですよ」
「ッ、たくなんだよもう──」
「俺だけ、がいい」
「……ッあ!教科書によだれ垂れる!!大事なもんだろ」
「アンタより眠くねぇから大丈夫……抱っこもできる……」
「だからそんな仕事はしなくていいのっ」
「こんなに近いのに。遠い」
「え?」
「ただ、一秒でも触れたいだけなのに。すみません」
「sn……」
「……スゥ……」
「ここで寝んのかよ……」
「今日はずっと眠いなぁ……ふあ」
「ねむけでどうにかなってるmntさんを抱っこするしごとします」
「どんな仕事だよ。snちゃんも寝ぼけてんな」
「ほかのひとにはできない俺だけのシゴトですから。おれだけですよ」
「ッ、たくなんだよもう──」
「俺だけ、がいい」
「……ッあ!教科書によだれ垂れる!!大事なもんだろ」
「アンタより眠くねぇから大丈夫……抱っこもできる……」
「だからそんな仕事はしなくていいのっ」
「こんなに近いのに。遠い」
「え?」
「ただ、一秒でも触れたいだけなのに。すみません」
「sn……」
「……スゥ……」
「ここで寝んのかよ……」
湊晃はとってもごきげんな時、ひとりお風呂に入っていると、「怪獣のバラード」を歌います。これは彼が四年生の時、小学校で歌った合唱曲です。香月慎太郎はこの声がお風呂場から聞こえてくると、生まれてきてよかったと思います。本当は一緒に入りたいですが、この歌を聞いていたいから、ぐっと我慢します。聞いていたことは湊晃にはいいません。だって、湊晃のことも、あの歌も好きだから。
※本日は校正をがんばっております。
湊晃はとってもごきげんな時、ひとりお風呂に入っていると、「怪獣のバラード」を歌います。これは彼が四年生の時、小学校で歌った合唱曲です。香月慎太郎はこの声がお風呂場から聞こえてくると、生まれてきてよかったと思います。本当は一緒に入りたいですが、この歌を聞いていたいから、ぐっと我慢します。聞いていたことは湊晃にはいいません。だって、湊晃のことも、あの歌も好きだから。
※本日は校正をがんばっております。
シンに対してずっと俺を大きく見るなと思ってる。
他人に小さく見られるのもしょうがない、大きく見られるのもしょうがない。でも、シンはさ、お前はさ、ちゃんと俺の形で見てくれよって。苦しくて泣きそう。
その湊晃の心の横で、香月慎太郎が「じゃあ、その形を見せてくれよ。触らせてくれよって」ずっと懇願してるから、ますます苦しい。(なんの話)
シンに対してずっと俺を大きく見るなと思ってる。
他人に小さく見られるのもしょうがない、大きく見られるのもしょうがない。でも、シンはさ、お前はさ、ちゃんと俺の形で見てくれよって。苦しくて泣きそう。
その湊晃の心の横で、香月慎太郎が「じゃあ、その形を見せてくれよ。触らせてくれよって」ずっと懇願してるから、ますます苦しい。(なんの話)
子供たちに配るために買ったハロウィン用のお菓子が、ちょっとだけ余った。ひとり、管理人室で、ふとお菓子に手を伸ばした湊。舐めると口の中が真っ赤になるキャンディを食べる。そこへシンがやってきて「なんか今日、唇赤くないですか……?」と不審顔に。湊、舌を「べー」っと出して、「はろうぃんのおはしはべは(ハロウィンのお菓子食べた)」とひとこと。赤い色に誘われたのか、それとも好奇心旺盛なおっさんの色気にやられたのか、シンは『帰ったら、あの赤色ぜんぶ俺が舐めとる』という決意を固めた。恋人の仕事場でベロチューしない君の選択を私は誇りに思うよ、香月慎太郎。
子供たちに配るために買ったハロウィン用のお菓子が、ちょっとだけ余った。ひとり、管理人室で、ふとお菓子に手を伸ばした湊。舐めると口の中が真っ赤になるキャンディを食べる。そこへシンがやってきて「なんか今日、唇赤くないですか……?」と不審顔に。湊、舌を「べー」っと出して、「はろうぃんのおはしはべは(ハロウィンのお菓子食べた)」とひとこと。赤い色に誘われたのか、それとも好奇心旺盛なおっさんの色気にやられたのか、シンは『帰ったら、あの赤色ぜんぶ俺が舐めとる』という決意を固めた。恋人の仕事場でベロチューしない君の選択を私は誇りに思うよ、香月慎太郎。
で、その聞きたいことって言うのは……。
君は湊さんに会えなかった10年どんな気持ちでいましたか? 水泳をやめなくちゃいけなくなった時は? 腰の手術をした時は?
前に桐原先生にちょっとだけ聞いたけど、今夜はお前の口から昔話を聞かせてほしいです。もちろん、少しずつでいいからな。
俺はお前のことをもっと知りたいよ、シン。
追伸、あとで酔っ払ったお前におめでとうのちゅうしてやるよ。
※2024年シンのお誕生日のお手紙のボツ案
で、その聞きたいことって言うのは……。
君は湊さんに会えなかった10年どんな気持ちでいましたか? 水泳をやめなくちゃいけなくなった時は? 腰の手術をした時は?
前に桐原先生にちょっとだけ聞いたけど、今夜はお前の口から昔話を聞かせてほしいです。もちろん、少しずつでいいからな。
俺はお前のことをもっと知りたいよ、シン。
追伸、あとで酔っ払ったお前におめでとうのちゅうしてやるよ。
※2024年シンのお誕生日のお手紙のボツ案