しめさば
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しめさば
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『アビゲイル』の何が好きって、吸血鬼ものだけど性的な要素が薄目で、一番色気のあるシーンがフランクなところ…。(次点がマシュー・グッドの挨拶。)

『Ready or Not』もそうだけど、「血塗れで闘う女萌え~」なこだわりは感じるけど、女性を痛めつけることにフェチな感じがない気がする。
April 6, 2025 at 11:10 PM
読了。風変わりでユーモラスではあるんだけど、イーニッドが自分に自信が持てないあまり、他者から好意を向けられても「自分に気を遣っているんだろう」と思い込んだり、距離をとってしまったりするのがしんどい。

セラピーの過程や、周囲の理解を得られていく(というか、イーニッドが他者や自分自身を受け入れられるようになっていく)過程が丁寧に描かれていて良かった。
June 17, 2024 at 9:59 PM
著者が以前『Bored Gay Werewolf』にコメントを寄せていたので気になっていたのだけど、インディ・コメディっぽい雰囲気はなんとなく共通してるかも。

デート相手(女)が既婚者であることを隠していて、その奥さんが家に乗り込んでくることになった時、あんまり綺麗に家を整えてると歓迎してるみたいで失礼かと思って、ズボラな格好で出迎えるという流れで、「なんか好きかも!」と思った。
June 15, 2024 at 2:01 PM
読み途中。

宇宙と犯罪実録に夢中な26歳のイーニッド。鬱を抱えた母親の世話をしながら宇宙の話をしたり、マッチングアプリでふらふらデートしてたり、片耳が聞こえないハンデを抱えていることでうまく周囲とコミュニケーションがはかれなかったり、ハゲ頭に異常な恐怖を感じるので思わぬタイミングでパニックを起こしたり、異母兄弟には自分がレズビアンであることを隠していて、なんとなく気まずかったり、誰かに見張られている感じがしたり……。

常に疎外感が不完全さを感じてるイーニッドがかなりautism-codedで描かれてるのだけど、言及されていたっけ??
June 15, 2024 at 1:57 PM
読了。最初はイタい腐女子(文学のクラスや演劇クラブの中でも「○○はゲイ!」と大声で言う&クラスメイトをネタにスラッシュ小説を書く)を描いたコメディっぽいノリなのだけど、だんだん複雑な家庭環境とか、進路の問題とか、社会情勢とか絡んでくるうちにダークになってくる。

親友フェイに恋しているネルの方が悩みが多いのかと思いきや、自分のアイデンティティをなかなか見出だせないフェイの歪さが際立っていた。

題名の『Idlewild』は主人公たちが通うクェーカースクールの名前。フェイにとって、いつまでも卒業できない呪いのようなものだと思うと、ズシッと重たく感じる。
June 10, 2024 at 10:51 PM
トランス男性(FTM)である著者が、ゲイに夢中な女子(うち1名はレズビアン)をテーマに書くって、どういうことなんだろう〜と思っていたけれど、2/3くらいにきて段々キャラクター達のアイデンティティが見えてきた気がする。
June 10, 2024 at 12:07 AM
まだ聞き途中。シェイクスピアのヘンリアドを現代に置き換えた、笑えるクィア小説ということで、『クルーレス』とか『恋のから騒ぎ』みたいな軽いロマコメを想像してたら全然違った。

性描写は生々しいし、近親相姦はキツい。ブレット・イーストン・エリスの小説を読んでる感覚に近いかも?(どこかでマーティン・エイミスに例えられてたのも、なんか分かる。)

主人公が酒とドラッグにまみれながらも、カソリックの信仰を捨てないのが興味深い。(信仰心が浅い人間からすると、そんなに苦しむなら、信仰捨てたらいいやん、と思ってしまうけど…)
June 4, 2024 at 3:20 PM
Justin Myersの作品は『The Fake-Up』以外読んでるのですが、ますますbitter sweetのビターの割合が増えてる気がする。主人公の彼の強引さに「これってロマンチックなのか!?」と乗り切れずにいたけど、後半の怒涛の展開にポカーン。2回目聞き直すと、色々印象が変わってて面白い。
June 1, 2024 at 1:32 PM