他者を朧げにしか見えないし、見られないのはある種の救いな気がする。

空気が綺麗な空間

写真でも上げるか

あまりにも正しい、違法なものが環境改善、バイバイ作戦の元に浄化されたことは正しいのだろう。正しさとは暴力的でもあり、追い出された人々、それしか無かった人々はどうなってしまったのかはもはや清掃された後しか知らない自分が思いを馳せるのもまた間違いかもしれない。だが、金と身体を交換するしかできないような小さな部屋、ショーウィンドウのような空間でしか生きられなかった人々のこともまた忘れてはならないのだろう。

志賀理江子さんの霧の中の対話：火。小野寺さんとの対話が描かれた写真作品なのですがブルースカイってどこまで良いんだろう血とかってなったので今回はテクストのみで。、スーパーに売られている透明で清潔な肉、魚の切り身が泳いでいるとかんがえるこどもではないが、肉を食す、食べ物をいただくことを身体の維持のためや欲望を満たす手段とするうちに命を食べていることを忘れてしまうのではいかという恐怖がある。生きるうえで気付かずに踏みつけ、無視しているものがあるのではないかというなにかへの恐怖、意識して踏めば罪悪感もあるだろうが気づかなければ何もないのと同じなのだから。

だからこそ、宇克蘭のアーティストグループのオープン・グループの作品、いやゲルニカを例えとして用いてロシアによって生まれたと言うこともできるだろう。これは今、現実で起きていることで、どうにかせねばならないという問題提起であり、救難信号であり、客体である鑑賞者への参加の要請、Repeat after me.　私に続いて再生せよという言葉は重い。

「CURATION⇄FAIR」に行ってきました。登録有形文化財の旧山口萬吉邸を活かすためにkudan houseとして貸し出しを行っているそうなのですが、そのおかげなのか居心地がとても良かったですね。展覧会で展示された作品は各々素晴らしい作品が多く、見応えがありました。

文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業　ENCOUNTERSに行ってきました。文化庁に選ばれている方々の作品だけあるというかとても良い作品が多くて無料で観覧できるのかこのレベルの作品群がってなりました。日曜日までやっているので美術やマンガアニメが好きな方にはオススメできるイベントでしたね。

印象派　モネからアメリカへ　ウスター美術館所蔵を観覧しました。特に気に入ったのはクロード・モネの税関吏の小屋・荒れた海ですかね。
白い波濤の中の青と穏やかな雲が浮かぶ清らかな水色の対比が素晴らしかったです。
他にもウィンスロー・ホーマーの冬の海岸、トーマス・コールのアルノ川の眺望、フィレンツェ近郊、ジョセフ・H・グリーンウッドの雪解け等の空と水の対比構造が描かれた作品が多く楽しめました。

中平卓馬　火―氾濫を観覧してきました。写真の良し悪しはわからないのだけどモノクロ写真から色を感じ取れる写真は良いものなのだろうなと思いました。