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この後、たっぷり愛されるからね！安心してね！執着執着ぅ！

数日後、原が外出したのを確認したら、義肢奪われて不自由中、どうにかこうにか工夫しながら、時間をかけながら扉へと向かう。扉の先は短い廊下で、その先に玄関があった。
更に長い時間をかけて進む。
原は帰ってこないだろうか、バレないだろうかと不安が胸をかき乱すが一旦無視。
ようやく玄関の前まで来ると、疲労なのか緊張なのか心臓がバクバクと暴れだす。でもあまり悠長にしていられないと、ドアノブに手をかけた。

「はい、残念」

背後から覆い被さられてまるで檻のよう。ドアノブにかけた手は彼の手で覆われ、もう片方の手で顎を掴まれて上を向かされた。
前髪から覗く眼光で、もう逃げられないことを悟った。

望んでいたものだ。
僕を見る”誰か”。
不便はない。空虚も寂寥もない。
そして自由もない。

なんでこんなことに。何が彼の逆鱗に触れた？四肢も自由も権利も奪われて、僕は原さんにすら軽んじられるのかと悲しさと同時に沸々と怒りが込み上げるのを感じる(真っ当)(正当)(あたりまえ体操)。
マズローが掲げたように、人間は下位の欲求が満たされると上の欲求を求める。原に存在価値を認めてもらった、愛してもらった。次は尊重をされたいと願ってしまった。

まあ、やっと自分で自分を必要とできそうになったタイミングで、原は彰…隊で戦ﾀﾋするんですけどガハハ‼︎ ……ハハ…ハ…うっ