風邪っぴきの幸先としては悪くないし、厄年の割に恵まれている。いや、私は本当に厄年なのか。回復したら、近所のお寺に初詣がてら真偽を確認しにいくことにしよう。言いだしっぺの彼と一緒に、だ。
「自活力底辺の💐をこんな甲斐甲斐しく世話してやれるの僕くらいだからね。感謝してよ」
風邪っぴきの幸先としては悪くないし、厄年の割に恵まれている。いや、私は本当に厄年なのか。回復したら、近所のお寺に初詣がてら真偽を確認しにいくことにしよう。言いだしっぺの彼と一緒に、だ。
「自活力底辺の💐をこんな甲斐甲斐しく世話してやれるの僕くらいだからね。感謝してよ」
「せっかく初詣に誘ってやったのに、お守りじゃなくて薬を買うハメになるとはね」
「tksgがお守り…?似合わな…」
「単なる嫌味だよ、頭悪いな」
ずいと差し出されたマグカップを受け取ると、じんわりと掌が温められた。その中身は適温のお湯で割られたスポーツドリンクで、乾ききった喉をやさしく潤してくれる。
「熱くない?飲める?」
「うん…だいじょぶ…」
「ご飯は?何か食べたの?」
「実はきのうの夜から何も…」
「…ほんっと世話が焼ける」↓
「せっかく初詣に誘ってやったのに、お守りじゃなくて薬を買うハメになるとはね」
「tksgがお守り…?似合わな…」
「単なる嫌味だよ、頭悪いな」
ずいと差し出されたマグカップを受け取ると、じんわりと掌が温められた。その中身は適温のお湯で割られたスポーツドリンクで、乾ききった喉をやさしく潤してくれる。
「熱くない?飲める?」
「うん…だいじょぶ…」
「ご飯は?何か食べたの?」
「実はきのうの夜から何も…」
「…ほんっと世話が焼ける」↓
頭を撫でつけながらそっぽを向くogtに、💐は身体の内側からじんわりと温まる気持ちになった。💐自身も、子どもの時に何度もそう伝えていたの覚えていた。
💐がその表情をうかがおうと腰を少し曲げた瞬間、ogtがふいと身を翻して引き戸に手をかけた。
「鳥がつついて後始末が面倒くせぇ」
引き戸を開け放ったまま家の中に入っていくogtに、今度は、相変わらずだなという気持ちが💐の心の中を占めた。その後に続くだろう誘いを、彼にしてはやや大きい声の「寒ぃから早く閉めろ」という文句が代弁していたからだ。本格的にへそを曲げる前に上がろうと、💐は小走りで玄関をくぐった。
頭を撫でつけながらそっぽを向くogtに、💐は身体の内側からじんわりと温まる気持ちになった。💐自身も、子どもの時に何度もそう伝えていたの覚えていた。
💐がその表情をうかがおうと腰を少し曲げた瞬間、ogtがふいと身を翻して引き戸に手をかけた。
「鳥がつついて後始末が面倒くせぇ」
引き戸を開け放ったまま家の中に入っていくogtに、今度は、相変わらずだなという気持ちが💐の心の中を占めた。その後に続くだろう誘いを、彼にしてはやや大きい声の「寒ぃから早く閉めろ」という文句が代弁していたからだ。本格的にへそを曲げる前に上がろうと、💐は小走りで玄関をくぐった。
「ただいま」
「バスに乗ってきたんじゃねえのかよ」
「久しぶりだから歩きたくなって」
ダウンジャケットにぐるぐる巻きのマフラーといった完全防備に比べて、足元は心もとないつっかけサンダル。💐は、遠目に見えるバス停とogtのそんな姿を見比べて、やっと「何時の電車だ」とのぶっきらぼうなメッセージの真意をくみ取ることができた。
そうならそうと言ってくれればいいのに。
相変わらずだなという気持ちとほんの少しの申し訳なさを、「金柑すごいね」との言葉にのせて、💐は話題を変えようとした。すると。↓
「ただいま」
「バスに乗ってきたんじゃねえのかよ」
「久しぶりだから歩きたくなって」
ダウンジャケットにぐるぐる巻きのマフラーといった完全防備に比べて、足元は心もとないつっかけサンダル。💐は、遠目に見えるバス停とogtのそんな姿を見比べて、やっと「何時の電車だ」とのぶっきらぼうなメッセージの真意をくみ取ることができた。
そうならそうと言ってくれればいいのに。
相変わらずだなという気持ちとほんの少しの申し訳なさを、「金柑すごいね」との言葉にのせて、💐は話題を変えようとした。すると。↓