sbの答えに満足気に頷く
「あぁ、でもsbさんの傷は治してもらいましょう」
「？」
「だって、必要ないでしょう」
chrにとって、この傷はあの日喪ったものへの悲しみと怒りの原動力となっているが
「sbさんに傷を負わせた人たち（クズ）はもういないので」
構えた刀の鋒のように、涼やかな眼差しがsbを射貫いた
穏やかな陽光が差し込む病室内の温度が、下がった気がした
「明日は林檎でも持ってきますね」
「へっ、ありがとぉ」
「いえ」
それだけ言って立ち上がったchrはいつも通りだった

おかしい、不穏すぎる…！
もうちょいイチャイチャさせるつもりだったんだけどな…どこでハンドリング間違えた…？？？