時雨
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時雨
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🧸最推しの🦋🔑☔️💮🫖🐾中心の箱推し
SS、ハンドメイド、ぬい撮り等を中心に活動
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主様とこうやって温まりながら過ごせるなら寒がりも悪くないかも…なんて思ってしまいますね。けど、冬の間に主様とお出かけ出来ないのは寂しいので、少しでも平気になれるように頑張りますね…！
※冬のホーム会話、ボイドラネタあり
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「去年と違うのは」、「時雨」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　年が明け、夏に続いてフィンレイ様のご厚意でフガヤマの宿に滞在することとなり、以前来た時とはまた違う雰囲気のフガヤマを満喫することにした。 　今回の滞在は単純な旅行目的のため、馴染んで楽しめるようにとフガヤマでの伝統的な服装に身を包み、それぞれ冬のフガヤマ旅行を楽しんでいた。 　まぁ、一部例外の執事も居るのだけれど。その例外と言うのは、寒さに耐性が無いメンバー。特に担当執事のテディは、ラムリの呼び名よろしくクマのように冬眠してしまいそうなほどモコモコに着込み、それぞれが割り当てられた部屋からあまり出らずに過ごしていた。 　しかし、担当執事を任せていることもあり、私が一人で過ごしていると着込んでいたものを脱ぎ、伝統衣装である洋と和が混じり合った服のみになり私の傍へとやって来ては世話を焼こうとしてくれる。 　私としてはテディと一緒に過ごせることは嬉しいのだけれど、寒いのを我慢しながらお世話をしなくても良いのにとも思ってしまう。 　そんなことを考えていれば、部屋の中とは言え体が冷えてきたのだろう。クシュンッと小さくくしゃみをしたかと思えば、数度繰り返す姿に余計に申し訳なく思ってしまう。 「テディ、寒いなら無理せず厚着してて良いし、私のお世話をしなくても良いんだよ？」 「い、いえ！もう大丈夫ですから…！」 「本当に？我慢してない？」 「本当に我慢してま、……クシュンッ！あ…」 「ふふ、我慢はしてないんだもんね？」 「うぅ…分かっててそういうのはズルいですよぉ…」 「ふふ、ごめんごめん。ほら、こっちに来て一緒に温まろう？そのままじゃ風邪引いちゃう」 　寒いのを我慢しているのは誰がどう見てもまるわかりの状態でもお世話を続けようとするものだから、くしゃみをしても同じ確認を取れば流石に諦めたのか、わざとらしく項垂れてみせる姿は愛らしい。 　暖炉の傍に設置された特等席である長椅子に一人分の隙間を作り、隣に座るように手を引き促す。寒さも限界に近かったのか抵抗することもなく、手を引かれるままに私の隣に収まってくれる。 　ピタリと寄り添い、羽織っていた大判のストールとひざ掛けを二人で分け合い、じんわりと暖炉のぬくもりと互いの体温で暖を取る。 　去年の冬は隣に座るのでさえ緊張するなんて言っていたのに、こんなにくっついて座っていても照れる様子が無いのは、お互いの関係性がこの一年で更に変わったからだろう。そう思うと去年は色んなことが変わった年だったなぁ…なんて、遠い昔を思い出すような懐かしさのようなものを感じてしまう。 「どうかしましたか？主様」 「ううん、去年は色々あったなぁって思い出してただけだよ」 「ふふ、確かに依頼で色んな所に行きましたし、新しい仲間も増えましたからね。」 「それにテディとの関係性も、ね？」 「そ、れはそう、ですね。去年は主様とこうやって並んで座るだけでとっても緊張しちゃってましたからね」 「そうそう。だけど、今はもうそんなことなさそう」 「そんなことないですよ？今だって緊張してますから。だけど、今はこうやってしていても良い関係性だからこそ、こうやって表情や態度に出なくなっただけですから」 「ふふ、そっか。ならお互いに緊張してたんだね」 　ほんの少しだけ緊張で震える手を握り合い、肩を寄せて互いに体重を預け合う。変わったようで互いに変 わっていなかったことを笑い合いながら、ぽつりぽつりと話を続ける。 　まだ少し冷えているその手が温もりきるまでは、こうやって互いの熱を分け与えるこの時間を邪魔されませんように。そう願いながら、冬のフガヤマでの大切な人とのひとときを楽しむことにした。
January 2, 2025 at 9:01 AM
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少しは良くなったでしょうか…？
やっぱり主様と二人だけで過ごせるからと言っても心配です…
主様が早く良くなって元気に過ごせるようにお手伝い頑張りますね！
だから、早く元気な主様の姿も見せてくださいね？
＃aknkプラス
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「たまにはこんな時だって」、「時雨」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　大晦日。遠くに住んでいる両親に電話で年末の挨拶を早々に済ませ、執事達とのんびり過ごすために指輪をはめてパレスへと帰る。 　くらり、いつもの世界を超えた際に来る揺れのようなものを普段より強く感じ不思議に思う。けれど、それ以外には特に変わったことも無く、自室を出て担当執事を探しに行く。 　出会った執事達に挨拶をして回るが、探している人物にはなかなか巡り合うことが出来ない。こうやって探しても会えないのなら、待ち伏せするのが一番手っ取り早い。 　捜索を切り上げて遭遇率が高くて暖かい場所である別邸へと向かい、ノックと声掛けを行ってから中へと上がりこむ。いそいそと炬燵の中へと入りこめば、少し前まで誰かが使っていたのだろう。ほんのりと暖かさを感じ、寒さで強張っていた体がほぐれる。 　程よい暖かさに落ち着く空間。この条件がそろってしまえば、眠くなってしまうのは仕方が無いと言わせて欲しい。しかし、勝手に上がっておいて寝てしまうのは申し訳ないため、どうにか襲い来る眠気に抗おうとするけれど、プツリと意識は途切れてしまった。 　♢　　♢　　♢ 　誰かに名前を呼ばれ、揺れている感覚に意識が浮上する。寝てしまったんだと自覚し、どうにか重たい瞼を持ち上げようとするけれど、体が重たくて思うように動いてくれない。 「ごめ、なんか、うごけない…」 「え、大丈夫ですか、主様！」 「てでぃ…ごめん、なんか、からだ、おもくて」 「っ失礼しますね！」 　体が後ろに倒れ、視界が明るくなったと思えば、おでこに冷たくて柔らかい何かが当てられる。少し熱いくらいだったから気持ち良い。 　何か慌てているのだけがなんとなく伝わって来るけれど、何を言っているか分からないし頭がふわふわして何も考えられず、されるがままになっているとふわり、体が宙に浮く感覚を感じたのを最後にまた意識が途切れてしまった。 　次に目を覚ましたのはパレスの自室で、最後に記憶のある別邸に居た時より幾分か周りが暗い。それだけの時間眠ってしまっていたのだろうと、重たい体にどうにか力を入れて起き上がれば、一瞬何かに視界を遮られ足の上に何かが落ちた。落ちた物を拾い上げれば、少し生ぬるいくらいの濡れタオルで今自分がどんな状況かを理解する。 　あぁ、私熱を出して意識を飛ばしちゃったんだ。どこか他人事のように思いながら、タオルをサイドチェストに置くために横を見やれば、ベッドに体を預けながら眠ってしまっているテディの姿が目に入る。 　いくら部屋が暖炉のお陰で暖かいとはいえ、こんな年の瀬に何も羽織らずに寝ていると風邪を引いてしまう。現在進行形で発熱している私が言っても説得力はないだろうけれど… 　とにかく起こすのは忍びないけれど、このままと言うわけにもいかないため肩をゆすりながら声を掛ける。 「てでぃ、おきて。てでぃ」 「…うぅん」 「てでぃ」 「ん…はっ！あ、主様！目が覚めたんですね、よかった…」 「運んでくれてありがとう。迷惑をかけてごめんね」 「迷惑だなんてそんな…！て、それよりも体調は大丈 夫なんですか？！凄い熱を出されていたんですよ！」 「え、えっと…？多分…？」 「多分って…少し失礼しますね、主様」 　起きてからのテディは表情をクルクルと変えながら私の心配ばかり口に出し、私としてはもう少し自分自身のことも気にかけて欲しいくらいだ。 　なんて考えていれば、暗かった視界がさらに暗くなり何事かと思えば、すぐそこにテディの顔があり額に固いものがコツリと当たる。一瞬の間を置き、何をされているかを把握し、ただでさえ少し熱かった顔にさらに熱が集まってくる感覚。 　そんな私の変化などに気付いていないテディは、額同士を離さないまま「まだ熱がありますね…」なんて言い出すものだから、余計に恥ずかしさで体温が上がってしまいそうだ。 　大丈夫の意味を込めてやんわり肩を押せば、漸く出来たテディとの距離にほっと一息をつく。いくらなんでも少し距離が近すぎて恥ずかしくて会話どころではなくなってしまう。 「テディ、心配してくれてありがとう。でも、少し体が重たいくらいだからそんなに心配しなくても大丈夫だよ」 「そんなことないですよ！まだ、熱があるようですしもう一度ルカスさんに診て貰った方がいいはずです…！」 「う、うん、ルカスの診察はちゃんと受けるから落ち着いて、ね？」 「落ち着いてますよ… それじゃあルカスさんを呼んできますから大人しく横になっていてくださいね？」 　小さな子供を叱るように横になっているように言い つけられ、起こしていた体を横たえながら見送れば、廊下に出た途端ゆっくりだった足音が早くなるものだからクスリと笑ってしまう。 　急ぐ気持ちが隠し切れないほど私を心配してくれているテディが愛おしくて、このまま後を追っていきたい気持ちがあるものの病人が動き回るのは良くないため我慢我慢。 　動きたい気持ちと我慢しなければという理性を戦わせていれば、ルカスを伴い戻って来たテディによってその思考は打ち切られた。 　簡単な診察を受ければ、他の症状も見受けられないためただの発熱だろうとの診断。しかし、一時的にも高い熱が出ていたことから今日明日は大人しくしている事、なんて言い渡しを受けガッカリしてしまう。 　大晦日に元旦、そんな一年の締めくくりと始まりをベッドの上で過ごさなければいけないなんてあまりにも酷すぎる。体調を崩してしまった自分が悪いのだけれど… 　しょんぼりとしたまま部屋を出て行くルカスを見送っていれば、どこか嬉しそうなテディの顔が目に映る。 「なんでテディは嬉しそうなの？」 「え、もしかして顔に出てましたか？！」 「うん、どこか嬉しそうにしてた。」 「うぅ…あ、主様が体調を崩して嬉しいとかではなくてですね？！その、看病役を見つけてからずっと一緒に居た俺が任されることになって…」 「あ～…もし何かあった時に接触してる人間は少ない方が良いもんね。ごめんね、迷惑をかけて」 「迷惑なんてそんな！逆です！その、本当なら皆さんで過ごすはずだった主様との時間を俺が一人占めできるんだって思うとその、大変な主様には申し訳ないんですけど嬉しくて…」
January 1, 2025 at 4:10 PM
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今更ながら……
本日12:00〜開催中のWebオンリーaknk忘年会にて頒布を開始しました🙌🏻

Web再録本です✨️
(🧸、🫖中心)
shigure-sabu.booth.pm
December 28, 2024 at 11:29 AM
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＃aknkプラス
　夜遅くまで作業をされている主様は朝が弱い。そんな主様を気持ちよく目覚めさせるのも執事としての俺の仕事の一つ。 　世界を照らす太陽の光と共に声を掛け、太陽が隠れてしまっている時は代わりにとびっきりの笑顔で！ 　主様に素敵な一日が訪れるように起こしてあげますからね！ | 時雨
December 22, 2024 at 2:46 PM
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主様、今後は俺たちに遠慮せずにちゃんと帰って来て下さいね？
そうしたらもっと甘やかしてあげますから、ね？
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「溺れるほどに」、「時雨」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　仕事に日常に上手く行かないことばかり。気分も下り坂のようでどうにも沈んだまま数日過ごしている気がする。それもパレスへと帰れていないのが影響しているのかもしれない。 　執事達にこんな沈んだ状態を見せてしまえば絶対に心配をかけてしまう、そう考えてしまえば屋敷へと帰るのを躊躇してしまっていたのだ。 　けれど、これ以上屋敷を空けるのも申し訳ないし、執事達に会えないのは寂しいため心配をかけてしまうのを承知で向こうの世界へ変える決意をした。 　数日ぶりに着けた指輪はしっくりと来て、どこか落ち着くのはやはり私の心の拠り所だからなのだろう。 「お帰りなさいませ、主様！最近忙しかったんでしょうか…帰ってこられなかったので寂しかったです…」 「ただいま、テディ。ちょっと向こうで色々あってね、帰ってこれなくてごめんね」 「いえ、俺こそ我儘言ってしまいすみません…！こうやって時間のある時にでも帰って来て下さるだけでとっても嬉しいですよ！」 「ふふ、ありがとう。私もこうやってテディに会えて嬉しいよ」 　二人でにこりと笑い合えば、少しだけ心が軽くなり息もしやすくなる。やっぱりこちらの世界に帰って来てよかったと思い、そのままフラフラとテディの方へと歩み寄る。 　あまりにも私の様子が可笑しいからか、心配そうにこちらを見やるため、申し訳なく思いながらもテディの胸にポスリと収まる。 「あ、主様？！急にどうしたんですか？何かありましたか？」 「うーん……ちょっと疲れたなぁって思って…」 「大変だったんですね、主様。ふふ、俺にこうやって甘えてくれて嬉しいです。 ねぇ、主様。頑張った素敵な主様のことを甘やかしても良いですか？」 「甘やかしてくれるの…？」 「主様が許可を出してくれるのであれば喜んで。」 「それこそこちらからお願いしたいくらいだもん」 　最初は戸惑いながらも直ぐに受け入れてくれて、更には甘やかしてくれると言ってくれて。ならば、その優しさに甘えさせて貰おう。 　胸元に頭をぐりぐりと押し付けていれば、ゆっくりと大好きな掌で頭を撫でられてしまえば、泣いてしまいそうなくらいに落ち着いてしまう。 　どちらも動かないまま暫く過ごしていれば、ソファの方へと座るように促される。動きたくないと抱き着いたままいれば、軽々と抱き上げられてソファまで連れて行かれた。 　まさか抱き着いた状態で抱えられるとは思わず、目を白黒させていればそのまま一緒にどころか膝の上に座らされて余計に驚いてしまう。 「え、え、どういう状況…？」 「主様が一時的でも離れるのを嫌がられたのでくっついたままでいようかと。それに、こちらの方が甘やかすのもしやすいですからね！」 「でも流石にこれは恥ずかしいというか…その…」 「じゃあ、甘やかしは無しってことですね…主様が嫌だと言うなら仕方ありませんし…」 「え？！それとこれとは話が別じゃない！？」 　まさかの二者択一の状況を作り出され、甘やかして欲しい自分の本心を取るか恥ずかしい今の気持ちを取るかの選択。 　日々の疲れで荒れに荒れまくった荒んだ心を癒すにはこの状況を続ける以外の選択は無く、この恥ずかしいという感情さえなくなれば…！ 「ね、主様…俺に主様のこと、甘やかす権利をくれるんでしょう？」 「うぅ……」 「大丈夫ですよ。主様が頑張っていることは、俺たちは知ってますから。このくらい、きっと皆さん気にしませんから」 「悪魔のささやきだぁ……！」 「ふふ、そうですよ。だから、ね？落ちてきてください、主様」 　耳元で優しく囁く大好きな声に抗えるはずもなく、強張っていた体からは自然と力が抜けて行き、テディにもたれるような体勢になると、凄く満足そうな笑顔をされてしまえばもう何も言えなくなってしまう。 　半分抱き締められた状態で頭を撫でられ、優しく囁かれ散々甘やかされるとも知らず、安心する体温に完全に体を預けてしまうのだった。
December 21, 2024 at 5:15 PM
Reposted by 時雨
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#あくねこ_FA
#aknk_FA

2024.12.10
December 10, 2024 at 1:54 PM
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変わっていくことも変わらないことも沢山ありますけど、主様と過ごすこの日常だけは変わらないでいて欲しいと願うのは贅沢な事でしょうか…？
もしそうだとしても俺は主様とこれからもずっと一緒に居たいです。

＃aknkプラス
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「変わることも変わらないことも」、「時雨」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　今日は一つ嬉しいことがあった。仕事をしている際に、私の言動が前向きで良いねと褒められたのだ。 　今まで何気なく生活をしてきたけれど、そんな風に褒められることは初めてで。自分ではどちらかと言えばマイナスな発言を多くしてしまっている気がしていたけれど、周りから見た私はそんなこと無かったらしい。 　自分でも知らないうちに考え方が変わっていたとするならば、どんなことにも前向きに取り組む担当執事のお陰だろう。 　テディが屋敷に来てからは、依頼などでお互いが別行動をどうしても取らなければいけない時以外は、ずっと一緒に過ごしてきた。その時間の積み重ねの中で、彼の素晴らしい部分が少しでも私に根付いているのなら、これ以上に嬉しいことは無い。 　とても嬉しくて仕事はルンルンで終わらせることが出来て、いつもより早い時間にパレスへと帰ることが出来たのもテディのお陰のようなものだ。 「テディ～！」 「わ、お帰りなさいませ、主様。本日も一日お疲れさまでしたっ！」 「ふふ、ありがとう。あのね、今日あったことをテディに聞いて欲しくて急いで帰って来たの。話を聞いてくれる？」 「俺に、ですか？もちろんです！どんなことがあったんですか？」 「んふふ、あのね。私の考え方が前向きで良いねって褒めて貰えたの。今までそんなこと言われたこと無かったんだけどね、きっとテディのお陰だなって思ったから一番に聞いて欲しかったの。」 「俺のお陰、ですか…？主様は元々素晴らしいお方でしたよ？」 「そんなこと無いよ。私ね、本当に直ぐマイナスに考 えちゃう癖があったの。でもテディと過ごしてるうちにいつの間にかそんなことなくなってて。だからきっとテディとの思い出の積み重ねが私を変えてくれたと思うんだ」 「主様…ありがとうございます。そんな風に言って貰えて俺、めっちゃ嬉しいです！ 最初は兄貴の真似事でしかありませんでしたけど、俺も主様と接している内に今の俺が自分自身なんだって思える様になりました。だから、俺も主様に感謝しなきゃですね！」 「ふふ、じゃあお互いに良い影響を与えられてるってことだ。なんだか素敵だね！」 「ですね！……ねぇ、主様。これからも変わらず俺と一緒に居てくださいね」 「言われなくても離すつもりなんて無いよ。これからも変わらず隣にいてね、テディ」 「っはい！」 　パレスに帰ると同時に見つけたテディに勢いよく抱き着きながら名前を呼べば、驚きながらもしっかりと受け止めてくれていつもの笑顔を見せてくれる。 　その笑顔につられて私もニコリと上機嫌なまま今日あったことを話せば、最初は俺のお陰なんかじゃ…と否定されてしまう。けれど、私にとってはテディのお陰以外ありえなくて。 　真っ直ぐと目を合わせて伝えれば、今度こそ素直に私の言葉を受け止めてくれる。その上で今の自分があることは私のお陰なんて嬉しいことまで言ってくれる。それこそ私のお陰なんかじゃないだろうと言いたいところだけれど、此処は私もテディと同じ様に素直に受け取っておくことにしよう。 　にこりと笑って返事をしたかと思えば、少し暗い表情になって変わらずに一緒に居て欲しいだなんて、そんなことを願われなくたって今更離れ離れになるなんて到底考えられないくらいには一緒に居ることが当然 になって来ているのだ。 　その思いを伝えるべく、一度は離れてしまったテディを再び抱き寄せ、今の私に出来る精一杯の想いと共にテディ直伝の笑顔を浮かべる。 　これからも変わらずテディと思い出を一緒に積み重ね、お互いに良い影響を与え合える。そんな存在で居続けられたらいいなと願いながら、ほんの少しだけさらに力を込めた。
December 1, 2024 at 1:59 PM
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いつの日にかきちんと伝えられる日が来たらいいなと私は思っているよ。
その時は受け入れてくれると嬉しいな。

＃aknkプラス　🕯
※初書き　低解像度　解釈不一致注意
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「狐に嫁入り」、「時雨」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　空は晴れ渡っているのにパラパラと小雨が降っているのが部屋の窓から見える。通り雨だろうかと外を眺めていれば、扉をノックする音が聞こえ体を反転させ返事をする。一拍の後に中へ入って来たのは、担当執事のミヤジだった。 「どうしたの？ミヤジ」 「小雨だが雨が降って来ただろう？この時期だと少し気温も下がると思ってね、主様の様子を見に来たんだ。」 「ふふ、心配してくれてありがとう。でもこのくらいで体調を崩したりしないから大丈夫だよ」 「ふむ、やはり私は心配性でいけないね。」 「そこもミヤジの良い所だもん、気にしないで良いよ。それに空自体は晴れてるから狐の嫁入りって奴だろうし」 「狐の嫁入り？それは主様の世界のお話かな？」 　心配性なことを反省するミヤジの気を紛らわせるために、訪ねて来た理由の一因でもある天気について話を逸らす。 　しかし、思わぬところに食いつかれてしまい戸惑う。こちらの世界では晴れているのに小雨が降ることを『狐の嫁入り』と表現することは無いのだろうか？そう思いながら、昔聞きかじった程度の知識を元に説明をすると興味深そうに聞き入っている。 　その様子を見ながらふと思ったことが口をつき、ぽろりと零れ落ちた。 「ミヤジに嫁入りすると狐に嫁入りだね」 「え？」 「ほら、ミヤジが力を解放してるときの姿、狐みたいだから。」 「それは…契約している悪魔の狐と一体化しているからね。」 「そうそう、だから狐に嫁入りって。ちょっと語呂が似てるな～って思って」 「確かに少し似ているね。では主様、狐に嫁入りしてみるつもりは無いかな？沢山甘やかしてあげるよ」 「え…？」 「ふふ、冗談だよ。主様も冗談でも嫁入りなどと言ってはいけないよ？本気にしてしまう人も居るかも知れないからね」 「う、うん」 　まさかあのミヤジに、冗談に冗談で返されるとは思わず固まってしまう。それに冗談と言うにはあまりにも真剣な表情で言うものだから、こちらこそ本気にしてしまいそうになる。 　高鳴って鳴りやまない心臓を落ち着かせようとしているその横で、ミヤジがどのような表情を浮かべているかなんて、自分で手一杯の私は気付いていなかった。 　いつもと変わらぬ様子で簡単に「嫁入り」等というものだから、思わず隠している想いが溢れる。 　少しくらい私の気持ちが伝わってくれればいいなんて、今までの自分では考えられない思考のまま口をついて出た言葉。 　それを聞いて驚き固まる主様を見て、ふと我に返る。このままではいけないと冗談だと誤魔化し、注意をするなど何をしたいのだろうか。本当は私自身が本気にして欲しい癖に、本気にする人が居るかも知れないなんて。 　臆病になってしまう自分を嘲笑いながら、いつの日にかこの想いを冗談などと誤魔化さずに伝えられたらいいのに。そう想いながら、どこか落ち着かない様子の主様の横顔を気付かれないように見つめた。
December 1, 2024 at 6:05 AM
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主様、本当にありがとうございます！
これからも変わらず、俺のことを傍に置いて下さいね
#aknkプラス
November 26, 2024 at 10:10 AM
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テディ、お誕生日おめでとう。
大好きな貴方に出会えたから今が楽しくて、沢山の出会いがあって。
私の毎日に沢山のラッキーを運んでくれてほんとうにありがとう。
今まで沢山の辛い思いをしてきた分、少しでも沢山の幸せに出会って貰えるように私も頑張るからね。
だからどうか、ずっと傍に居てね。
November 26, 2024 at 12:47 AM
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こっちにも〜
絵が描けないなら文字を書けば良い！でお試しに作ったSS色紙
November 22, 2024 at 5:38 PM
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主様、時間は沢山かかってしまうとは思いますが、いつか上手く作ってみせますので。
その時は全て召し上がって頂けると嬉しいです。

#aknkプラス　✝
November 17, 2024 at 11:08 PM
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向こうでの反応が思った以上に良かったからこっちでも上げ

ﾁｬｲﾆｰｽﾞﾏﾌｨｱ風🧸
November 17, 2024 at 9:00 AM
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主様、俺ちゃんと待ってるので…！
出来るだけ早く帰って来て下さいね…？

#aknkプラス　🧸
November 15, 2024 at 3:55 PM
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主様のお誘いとあらば、何回でもお付き合いしますよ！
だって主様も俺も良いことしかない、ですもんね？

#aknkプラス 🧸
November 13, 2024 at 10:58 PM
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向こうで上げてたの全部消してこっちで上げ直した方がいいんか…？って思ったけど、文字も学習の対象なのかを理解していない😇
November 11, 2024 at 11:44 AM
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ふふ、お菓子をくれた主様には悪戯をして差し上げなければいけませんね。
どんな悪戯かは後でのお楽しみ、と言うことに致しましょう。

#aknkプラス　🫖
October 31, 2024 at 10:54 PM
shiguresabu0718.bsky.social
トリック・オア・トリート！
主様が望むなら俺はどちらでも構いませんよ？

#aknkプラス　🧸
October 31, 2024 at 10:53 PM
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フルレと観光
October 25, 2024 at 8:44 AM
shiguresabu0718.bsky.social
良く拝見していた絵師さんから文字を褒められて好きだって言って貰えたのめちゃめちゃ嬉しい🥰🥰🥰
創作頑張ろって思える💕
October 25, 2024 at 5:11 AM
shiguresabu0718.bsky.social
今日は俺が主様のこと、ぜーんぶ！お世話してあげますから、ね？

#aknkプラス 🧸
再掲
October 25, 2024 at 12:21 AM
shiguresabu0718.bsky.social
今回は私も悪かったですが、主様にだって……いいえ、主様のせいにするなど行けませんね。
ですが、次もし同じようなことになっても止められるとは限りませんからね？

#aknkプラス 🫖
再掲
October 25, 2024 at 12:20 AM
shiguresabu0718.bsky.social
俺に言うのは何時だって構わないが、他の奴には言うんじゃねぇぞ？主様
他の奴に言ってるのを聞いたら何しちまうか分からねぇぞ

#aknkプラス 🦾
再掲
October 25, 2024 at 12:18 AM
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性癖パネルより

ケモ 🫖
#aknkプラス
再掲
October 25, 2024 at 12:16 AM
shiguresabu0718.bsky.social
性癖パネルより

ネクタイを(片手で)緩める ✝️
#aknkプラス
再掲
October 25, 2024 at 12:15 AM