女性
：とりあえず荷物置き場に案内するから、着いてきて！あ、もちろんみんなは私たちとは別の部屋だから安心してね！

円香
：お気遣いありがとうございます

女性
とんでもない！ほんと大忙しでさ〜。防犯にまで人が行き届かないからさ、申し訳ないけどよろしくね！ちゃんと鍵つきの部屋にしといたから！今をときめくアイドルちゃんたちに何かあったらいけないからね〜！さ、移動するよ〜！しっかし晴れてるね〜！

P
：283プロダクションから参りました、『ノクチル』です

それと、私はプロデューサーとして同行いたしました。本日はお世話になります！

委員女性（※以下、女性）
：お待ちしておりました！ こちらこそよろしくお願いします

P
：よろしくお願いし─

女性
：早速で本当に申し訳ないんですけど、こっちの作業に合流していただいていいですか？ ちょっと人がいる作業でして…！

P
：は、はい！ もちろんです！ では、4人をお任せしてしまってもよろしいですか？

私はこれから会長さんへ挨拶に伺おうと思っておりまして

女性
：了解です！ 早速でごめんなさいねー！ ホント、助かる！

雛菜：雛菜たち、責任重大だね〜

P：そうだな。毎年選ばれた4人が灯火役を務めるそうなんだが、今年はその役目をノクチルのみんなにっていうオファーだ

小糸：あの…ど、どうして、私たちなんですか…？

P：先方からは『若い人たちにもお祭りを知って欲しいから』とだけ伺ってるが、実際のところはわからない。ちょうど４人組だったっていうのはあるだろうけど

小糸：・・・

P：まぁ、タイミングがあれば詳しく聞いてみるよ

なんにせよ、良い仕事だとは思う。地域で長年続いている伝統行事の開会式に立たせてもらえるんだ

ってことで、よろしく頼む

P：それから、夕方の灯火にも参加してもらう予定だ

透：とーか…？

P：あぁ。竹あかりのお祭りだってことは説明したな

開催の挨拶と同時に、会場の中心にある４つの灯籠に火を灯す役目だ

…というか、今回の仕事のメインはこっちだな

小糸：すごそう…！

P：調べてみたんだが、4つの灯火を合図に会場の竹が一斉に灯されていく様子は、見ものみたいだぞ