目は悪くないけど、黒板から遠いから授業中だけピントがよく合うように眼鏡をかける河。銀縁フレーム。
違うクラスの深は河が眼鏡をかけることを知らなくて、ある日体育の時間に外からふと見上げた教室で、眼鏡をかけた姿勢の良い河を見て、ずきゅんとなるやつ。
それからたまに寮の自室で「眼鏡かけてほしいベシ」ってお願いするようになる。
勿論(かっこいいベシ♡)とメロメロになりながらとろとろにされます。
目は悪くないけど、黒板から遠いから授業中だけピントがよく合うように眼鏡をかける河。銀縁フレーム。
違うクラスの深は河が眼鏡をかけることを知らなくて、ある日体育の時間に外からふと見上げた教室で、眼鏡をかけた姿勢の良い河を見て、ずきゅんとなるやつ。
それからたまに寮の自室で「眼鏡かけてほしいベシ」ってお願いするようになる。
勿論(かっこいいベシ♡)とメロメロになりながらとろとろにされます。
深は前の座席のネットのところに入っている薄ペラい雑誌を隅々まで熱心に読んでいて、河は目を瞑ってうとうとしてる。
河が気付いたときには深は硬い窓に頭を預けて眠っていて。
窓際にもたれかかる深の頭をそっと自分の肩へ乗っける河。
深は前の座席のネットのところに入っている薄ペラい雑誌を隅々まで熱心に読んでいて、河は目を瞑ってうとうとしてる。
河が気付いたときには深は硬い窓に頭を預けて眠っていて。
窓際にもたれかかる深の頭をそっと自分の肩へ乗っける河。
河がトイレ行ってくるわって言っていなくなって、しばらくして戻ってきたときに缶ジュースを買ってきているのです。
まだ付き合っていない二人。
隣だと気が散るからって前後に並んで勉強してる。後ろが河。
勉強中、少し髪の毛の伸びた坊主頭と白いうなじに、河はずっとドキドキしているって訳です。
河がトイレ行ってくるわって言っていなくなって、しばらくして戻ってきたときに缶ジュースを買ってきているのです。
まだ付き合っていない二人。
隣だと気が散るからって前後に並んで勉強してる。後ろが河。
勉強中、少し髪の毛の伸びた坊主頭と白いうなじに、河はずっとドキドキしているって訳です。
「ほれ」
後ろから伸びる手、ぴとりと頬についた冷たい缶ジュース。夏休み前の教室は窓を開けているのに蒸し暑くて、また新しい汗の粒がじんわり滲んだ。
「そんなことされたら好きになっちゃうヒ゜ョン」
冗談の中に本気を混ぜて、後ろは振り返らないまま缶ジュースを受け取る。
教室には二人だけ。
「好きにさせようとしてんだわ」
─────── は?
振り返ったオレの負け。
「ほれ」
後ろから伸びる手、ぴとりと頬についた冷たい缶ジュース。夏休み前の教室は窓を開けているのに蒸し暑くて、また新しい汗の粒がじんわり滲んだ。
「そんなことされたら好きになっちゃうヒ゜ョン」
冗談の中に本気を混ぜて、後ろは振り返らないまま缶ジュースを受け取る。
教室には二人だけ。
「好きにさせようとしてんだわ」
─────── は?
振り返ったオレの負け。
「やめろ」と言われたら止められる河が、深が気持ちよがる姿に釘付けで止められなくなっちゃうやつ。
「やめろ」と言われたら止められる河が、深が気持ちよがる姿に釘付けで止められなくなっちゃうやつ。
普段眠らない時間にベッドでぐっすり眠る深。河が寝室に様子を見にきて、(ぐっすりだな…)って深の頭を愛おしそうに優しく撫でる。
河は少しだけ……と思って深の隣に寝転ぶんだけど、眠っている深の体温があったかくてウトウトして、気付いたら隣で眠ってしまって。
深がふと目を覚ますと、河が自分のことを抱きしめながら寝ているもんだから(かわいいやつピョン……)って今度は深が河の健やかな寝顔をしばらく見つめてる。
堪能したら、身体ごと河のほうを向いて河の腕の中に綺麗に収まって、また眠ります。
普段眠らない時間にベッドでぐっすり眠る深。河が寝室に様子を見にきて、(ぐっすりだな…)って深の頭を愛おしそうに優しく撫でる。
河は少しだけ……と思って深の隣に寝転ぶんだけど、眠っている深の体温があったかくてウトウトして、気付いたら隣で眠ってしまって。
深がふと目を覚ますと、河が自分のことを抱きしめながら寝ているもんだから(かわいいやつピョン……)って今度は深が河の健やかな寝顔をしばらく見つめてる。
堪能したら、身体ごと河のほうを向いて河の腕の中に綺麗に収まって、また眠ります。
しばらくして「すまん待たせた」と河から声を掛けられてハッとして気付く。あぁ今日もまた昨日より好きになってしまったなぁと思いながら歩く寮への帰り道。
しばらくして「すまん待たせた」と河から声を掛けられてハッとして気付く。あぁ今日もまた昨日より好きになってしまったなぁと思いながら歩く寮への帰り道。
年末年始とかお盆とか、河が帰省する日を聞いて必ずその1日後に帰る深。
その日だけ河のベッドで河の匂いに包まれながら眠る。万が一にも証跡は残したくないので、下半身は熱を持つけど何もしない。翌日早朝、がらんとした誰もいない風呂場で一人、熱い息を漏らしながら慰めます。
年末年始とかお盆とか、河が帰省する日を聞いて必ずその1日後に帰る深。
その日だけ河のベッドで河の匂いに包まれながら眠る。万が一にも証跡は残したくないので、下半身は熱を持つけど何もしない。翌日早朝、がらんとした誰もいない風呂場で一人、熱い息を漏らしながら慰めます。
酔っ払い河が帰宅早々、ソファに腰掛けてる深の隣に行き肩を組む。
「fkt〜〜」
「酒くさいピョン」
「ん〜〜キス」
顔を近づける河、その顔を手のひらでガードする深。
「歯磨きしてからピョン」
「fkt」
酔っていても力は強いので、河はガードしている深の手のひらを引き剥がして両頬を包んで顔を近づけちゃう。
「あ、おい、ちょっ、んむっ」
「♡♡♡」
ちゅ、ちゅって唇をくっつけたり離したり。
このあと河は一頻りキスをして満足したので、深の膝枕でスヤスヤと眠ります。
酔っ払い河が帰宅早々、ソファに腰掛けてる深の隣に行き肩を組む。
「fkt〜〜」
「酒くさいピョン」
「ん〜〜キス」
顔を近づける河、その顔を手のひらでガードする深。
「歯磨きしてからピョン」
「fkt」
酔っていても力は強いので、河はガードしている深の手のひらを引き剥がして両頬を包んで顔を近づけちゃう。
「あ、おい、ちょっ、んむっ」
「♡♡♡」
ちゅ、ちゅって唇をくっつけたり離したり。
このあと河は一頻りキスをして満足したので、深の膝枕でスヤスヤと眠ります。
「fkt!」って事あるごとに肩組むんだ?
深が何も言わないのをいいことにくっついてるんだ?
それに対して深はジリジリと焦げるような想いを燻らせているのか?
空を突き抜けるくらい明るい河はきっと深のことを心から良い友人だと思っていて、深がどうしようもない気持ちを積もらせていっていることなんて知らないまま、クラスの女子との出来事を話すんだ。
「そういえばfktは好きな奴とかいないんか?」
「……いないヒ゜ョン」
そうやって答える深の顔を、肩を組んだままの河は知らないんだね。
「fkt!」って事あるごとに肩組むんだ?
深が何も言わないのをいいことにくっついてるんだ?
それに対して深はジリジリと焦げるような想いを燻らせているのか?
空を突き抜けるくらい明るい河はきっと深のことを心から良い友人だと思っていて、深がどうしようもない気持ちを積もらせていっていることなんて知らないまま、クラスの女子との出来事を話すんだ。
「そういえばfktは好きな奴とかいないんか?」
「……いないヒ゜ョン」
そうやって答える深の顔を、肩を組んだままの河は知らないんだね。
「……付き合うべ」「ん」とだけの会話の後、何事もなかったかのように寮での送別会に向かいます。
「……付き合うべ」「ん」とだけの会話の後、何事もなかったかのように寮での送別会に向かいます。
※河深への邪な目線を添えて
河から肩組みをされ当たり前に受け入れ、むにっとしている深の頬、ぷるりとした唇、河のいたずらっぽいお顔。
あとから寮の自室に帰って「kwtお前、人前でくっつきすぎヒ゜ョン」って深が言ってたりするのかな………あのぷるりとした唇を尖らせて、今度は向かい合って、顔を近づけ合ったりしてるのかな………え、学ランで………?
「卒業式だしいいべや」って言われて普段より少し気の緩んだ河の前で頬を染めながらも不服そうな顔をする深……?
※河深への邪な目線を添えて
河から肩組みをされ当たり前に受け入れ、むにっとしている深の頬、ぷるりとした唇、河のいたずらっぽいお顔。
あとから寮の自室に帰って「kwtお前、人前でくっつきすぎヒ゜ョン」って深が言ってたりするのかな………あのぷるりとした唇を尖らせて、今度は向かい合って、顔を近づけ合ったりしてるのかな………え、学ランで………?
「卒業式だしいいべや」って言われて普段より少し気の緩んだ河の前で頬を染めながらも不服そうな顔をする深……?
「かわいいベシ」
「・・・」
されるがまま撫でられるkwt少年
◇3年生
「かわいいヒ゜ョン」
「おめのほうがかわいい」
じゃれつくfktにグイッと近付いて頭ぽんぽんするkwt、近付かれると顔が真っ赤に染まるfkt
kwfkの民がきっと全員見ているこの幻覚から永遠に栄養を得て生きていける
「かわいいベシ」
「・・・」
されるがまま撫でられるkwt少年
◇3年生
「かわいいヒ゜ョン」
「おめのほうがかわいい」
じゃれつくfktにグイッと近付いて頭ぽんぽんするkwt、近付かれると顔が真っ赤に染まるfkt
kwfkの民がきっと全員見ているこの幻覚から永遠に栄養を得て生きていける
深が風邪を引いたら河が卵粥を作ってくれるし、あーんしてくれるのは常識だとして(?)、河が寝込んだときにはレシピを見ながら慣れない卵粥を作る深がいてほしい。
深が作った卵粥を河が「美味しい美味しい」って食べてくれるから、深は(手料理を食べてもらえるって嬉しいヒ゜ョン……)という気付きを得て、たま〜に「今日は俺が作るヒ゜ョン」って練習した手料理を披露してくれる。
河がいないときに練習してるんだ……
深が風邪を引いたら河が卵粥を作ってくれるし、あーんしてくれるのは常識だとして(?)、河が寝込んだときにはレシピを見ながら慣れない卵粥を作る深がいてほしい。
深が作った卵粥を河が「美味しい美味しい」って食べてくれるから、深は(手料理を食べてもらえるって嬉しいヒ゜ョン……)という気付きを得て、たま〜に「今日は俺が作るヒ゜ョン」って練習した手料理を披露してくれる。
河がいないときに練習してるんだ……
朝ごはんは食べたしロードワークも行ったしシャワーで汗も流したけど、なんかだかそれ以外のやる気がなくてベッドに寝そべる深。
河が「たまにはゆっくり休め」ってフルーツを剥いてくれて、サイドテーブルにはフルーツ入りのボウルと水がある。河は家事を色々しているから寝室にはいない。
河の優しさにゆっくり浸ってねむる、そんな日。
起きたら消化に良さそうな卵とじうどんが用意してあります。
朝ごはんは食べたしロードワークも行ったしシャワーで汗も流したけど、なんかだかそれ以外のやる気がなくてベッドに寝そべる深。
河が「たまにはゆっくり休め」ってフルーツを剥いてくれて、サイドテーブルにはフルーツ入りのボウルと水がある。河は家事を色々しているから寝室にはいない。
河の優しさにゆっくり浸ってねむる、そんな日。
起きたら消化に良さそうな卵とじうどんが用意してあります。
朝出かけるときに「今日はねこの日らしいヒ゜ョン」「そうか」という何の発展もない会話をする二人。
(ねこ耳とかkwtは興味なさそうヒ゜ョン)と思って何もしないことを決めた深が夜遅めに帰ると、食卓にはいつも通り美味しそうなご飯が並んでいる。
「今日は何ヒ゜ョン?」
「さわらの塩焼き」
「へえ、珍しいヒ゜ョン」
「……ちゃんと見れ」
コートをハンガーにかけたり手を洗っていたりしたのでテーブル上をよく見ていなかった深。河に言われてよく見ると、さわらの塩焼きに添えられた大根おろしの形がネコで、河がぎゅむぎゅむと作ってくれたんだと思うと愛しさで胸がいっぱいになってハッピーな深。
朝出かけるときに「今日はねこの日らしいヒ゜ョン」「そうか」という何の発展もない会話をする二人。
(ねこ耳とかkwtは興味なさそうヒ゜ョン)と思って何もしないことを決めた深が夜遅めに帰ると、食卓にはいつも通り美味しそうなご飯が並んでいる。
「今日は何ヒ゜ョン?」
「さわらの塩焼き」
「へえ、珍しいヒ゜ョン」
「……ちゃんと見れ」
コートをハンガーにかけたり手を洗っていたりしたのでテーブル上をよく見ていなかった深。河に言われてよく見ると、さわらの塩焼きに添えられた大根おろしの形がネコで、河がぎゅむぎゅむと作ってくれたんだと思うと愛しさで胸がいっぱいになってハッピーな深。
「これとか似合うんでねか」
「……少しかわいすぎないか?」
シンプルイズザベストみたいな服屋でどこから取ってきたんだ?というようなかわいい総柄セーターを持ってくる河。
「触り心地もいいぞ?」
「下心を感じるヒ゜ョン」
何を隠そう、河は深にモコモコだったりフワフワだったり触り心地のいい洋服を着せて触りまくるのが好き。
「……だめか」
無いハズの犬耳を垂らして残念がる河。
「あー、もう、早くカゴに入れろヒ゜ョン」
そんな河がかわいくて仕方がなくて買ってあげる深。無事帰宅後にモフモフされます。
「これとか似合うんでねか」
「……少しかわいすぎないか?」
シンプルイズザベストみたいな服屋でどこから取ってきたんだ?というようなかわいい総柄セーターを持ってくる河。
「触り心地もいいぞ?」
「下心を感じるヒ゜ョン」
何を隠そう、河は深にモコモコだったりフワフワだったり触り心地のいい洋服を着せて触りまくるのが好き。
「……だめか」
無いハズの犬耳を垂らして残念がる河。
「あー、もう、早くカゴに入れろヒ゜ョン」
そんな河がかわいくて仕方がなくて買ってあげる深。無事帰宅後にモフモフされます。
野菜コーナーで河が目利きしている間にどこからか欲しいお菓子(おまけつき)をとってきてカゴの下のほうに隠す深。
すぐに河に見つかるけど「欲しいならそう言え」と言われたのに対して「欲しいですヒ゜ョン」と返したら買ってくれる。
共用のお財布なんだけど、『深のお菓子代』は月3000円ほどで別管理されている。一年間通してお金が余ると、河が年末調整の如くチョコエック゛を買ってくれます。
野菜コーナーで河が目利きしている間にどこからか欲しいお菓子(おまけつき)をとってきてカゴの下のほうに隠す深。
すぐに河に見つかるけど「欲しいならそう言え」と言われたのに対して「欲しいですヒ゜ョン」と返したら買ってくれる。
共用のお財布なんだけど、『深のお菓子代』は月3000円ほどで別管理されている。一年間通してお金が余ると、河が年末調整の如くチョコエック゛を買ってくれます。
部活のないテスト期間で、図書館で一緒に勉強をしてから帰ることに。
「おめぇまた傘持ってないんか?」
「小雨だから大丈夫ベシ」
「風邪引いたらどうすんだ……ほれ、入れ」
「え」
「なんだ、嫌か? 寮まで少しだべ」
「嫌では……ないベシ……」
二人とも顔が真っ赤。
河はこういうときいつも常備してるほうの折り畳み傘を貸してあげてたんだけど、付き合い始めたから相合傘をしています。
部活のないテスト期間で、図書館で一緒に勉強をしてから帰ることに。
「おめぇまた傘持ってないんか?」
「小雨だから大丈夫ベシ」
「風邪引いたらどうすんだ……ほれ、入れ」
「え」
「なんだ、嫌か? 寮まで少しだべ」
「嫌では……ないベシ……」
二人とも顔が真っ赤。
河はこういうときいつも常備してるほうの折り畳み傘を貸してあげてたんだけど、付き合い始めたから相合傘をしています。