表紙も大変えっちで、媚薬盛られて喘ぐ長谷部くんと、嫉妬する光忠が最高ですね…!!
表紙も大変えっちで、媚薬盛られて喘ぐ長谷部くんと、嫉妬する光忠が最高ですね…!!
僕の予想(と期待)を裏切って、年代物でアスペクト比が狂っているテレビから特にエッチではない映画が流れ始めた。洋画のようだけど、すでに終盤のようで、話がよくわからない。
「…………」
長谷部くんはチョコケーキを食べながら、テレビの画面に見入っている。そんなに真剣に見入るようなものじゃなさそうだけど……。
「おっ、ゾンビが出てきたぞ」
さっきは中東風の男と戦ってなかったっけ? ますます内容がわからなくなる。
「腹から手が生えた……!」
長谷部くんてこういう映画好きだったんだ? 既に色気やいい雰囲気とは対極な空気だった。
僕の予想(と期待)を裏切って、年代物でアスペクト比が狂っているテレビから特にエッチではない映画が流れ始めた。洋画のようだけど、すでに終盤のようで、話がよくわからない。
「…………」
長谷部くんはチョコケーキを食べながら、テレビの画面に見入っている。そんなに真剣に見入るようなものじゃなさそうだけど……。
「おっ、ゾンビが出てきたぞ」
さっきは中東風の男と戦ってなかったっけ? ますます内容がわからなくなる。
「腹から手が生えた……!」
長谷部くんてこういう映画好きだったんだ? 既に色気やいい雰囲気とは対極な空気だった。
「紅茶淹れたよ、チョコケーキを焼いてきたから一緒に食べよう」
ケーキは前の週末に焼いて冷凍しておいたものだ。程よく解凍されている。
「ありがとう、美味そうだ。風呂が溜まるまでテレビでも付けるか」
長谷部くんがテレビのリモコンを操作して電源ボタンを押した。
これは、エッチなビデオが流れ始めて気まずくなったり意識してしまったりする展開では……!?
「紅茶淹れたよ、チョコケーキを焼いてきたから一緒に食べよう」
ケーキは前の週末に焼いて冷凍しておいたものだ。程よく解凍されている。
「ありがとう、美味そうだ。風呂が溜まるまでテレビでも付けるか」
長谷部くんがテレビのリモコンを操作して電源ボタンを押した。
これは、エッチなビデオが流れ始めて気まずくなったり意識してしまったりする展開では……!?
真っ赤なソファに腰を下ろしてみると、結構狭くて脚が余るし、クッションがへたっている。
ここで二人でいちゃいちゃするには向かないだろうな、とぼんやりクチコミを思い出した。おしゃれやムードとはかけ離れている。
「今、お湯はり中だ。洗い場もあるし、バスタブもうちの風呂より大きかったぞ。ビジネスホテルと全然違うな」
長谷部くんがバスルームから戻ってきた。
そういう目的で来るところなんだし、お風呂も二人で入れるくらいの広さはあるはずだ。『一緒に入ろうか』なんて言えたらいいけど、言えるわけがない。
真っ赤なソファに腰を下ろしてみると、結構狭くて脚が余るし、クッションがへたっている。
ここで二人でいちゃいちゃするには向かないだろうな、とぼんやりクチコミを思い出した。おしゃれやムードとはかけ離れている。
「今、お湯はり中だ。洗い場もあるし、バスタブもうちの風呂より大きかったぞ。ビジネスホテルと全然違うな」
長谷部くんがバスルームから戻ってきた。
そういう目的で来るところなんだし、お風呂も二人で入れるくらいの広さはあるはずだ。『一緒に入ろうか』なんて言えたらいいけど、言えるわけがない。
乱雑に脱いだコートとジャケットを長谷部くんに渡して、僕は洗面所で手を洗って口をすすぎ、ケトルに水を入れた。
掃除はきちんとしてあるけれど、水を出すレバーの上下が逆で、止めようとレバーを押し下げるとドバっと出てしまう。建物はかなり古いようだ。
僕と入れ違いに、長谷部くんが手を洗って浴室にお湯をはりに行く。ガラス張りのお風呂だったらどうしよう、と心配(期待)していたけれど、部屋からはまったく見えないタイプの浴室だった。
乱雑に脱いだコートとジャケットを長谷部くんに渡して、僕は洗面所で手を洗って口をすすぎ、ケトルに水を入れた。
掃除はきちんとしてあるけれど、水を出すレバーの上下が逆で、止めようとレバーを押し下げるとドバっと出てしまう。建物はかなり古いようだ。
僕と入れ違いに、長谷部くんが手を洗って浴室にお湯をはりに行く。ガラス張りのお風呂だったらどうしよう、と心配(期待)していたけれど、部屋からはまったく見えないタイプの浴室だった。
「よし、とりあえず風呂だな」
「うっ、うん、お風呂溜めてる間にお茶でも飲もうか」
とりあえず? 何がとりあえず?
長谷部くんの言葉に勝手にどきどきしてしまう。
長谷部くんはコートとジャケットを脱いでクローゼットのハンガーに掛けた。ネクタイも外して掛けている。
「ほら、お前のも掛けるぞ。脱げ」
「えっ!? あ、上着、上着だよね」
シャツとスラックスだけになった長谷部くんは、何を驚いているんだ? と言いたげに首を傾げている。
「よし、とりあえず風呂だな」
「うっ、うん、お風呂溜めてる間にお茶でも飲もうか」
とりあえず? 何がとりあえず?
長谷部くんの言葉に勝手にどきどきしてしまう。
長谷部くんはコートとジャケットを脱いでクローゼットのハンガーに掛けた。ネクタイも外して掛けている。
「ほら、お前のも掛けるぞ。脱げ」
「えっ!? あ、上着、上着だよね」
シャツとスラックスだけになった長谷部くんは、何を驚いているんだ? と言いたげに首を傾げている。
エレベーターを降り、狭い廊下を歩いて二番目の部屋が今日泊まる部屋だった。長谷部くんが鍵を開けて中に入る。
「お、結構広いな」
段差のところで靴を脱いだ長谷部くんが、部屋に入って嬉しそうに言った。
「この前泊まったところ、スーツケースを開く場所もないくらいだったしね」
床は大理石張りになっていて珍しい。
室内には真っ赤な二人がけのソファとガラスのティーテーブル、そしてクイーンサイズくらいはありそうなベッドが鎮座していた。
湯沸かしケトル、冷蔵庫に加えて、電子レンジまである。
エレベーターを降り、狭い廊下を歩いて二番目の部屋が今日泊まる部屋だった。長谷部くんが鍵を開けて中に入る。
「お、結構広いな」
段差のところで靴を脱いだ長谷部くんが、部屋に入って嬉しそうに言った。
「この前泊まったところ、スーツケースを開く場所もないくらいだったしね」
床は大理石張りになっていて珍しい。
室内には真っ赤な二人がけのソファとガラスのティーテーブル、そしてクイーンサイズくらいはありそうなベッドが鎮座していた。
湯沸かしケトル、冷蔵庫に加えて、電子レンジまである。