この年に付き合い始めたアニメ友達がいて。
伝説巨神イデオンに出てくるギジェの相棒ダミドに似ていた彼との
アニメ談議の中でも、その話は出た。

「『さらば』を川崎で観ると、ヤマトのタイトルは赤になる。」

大体この手の話は勘違いや単なる思い込み、空想していた事を時間が経つうちに現実と取り違えたり、そんな事が多いと思うが今回ばかりは
俺とダミドの間で話はピタリと一致していた。

「さらば」はこの後、リバイバルもあったし、
83年以降はビデオソフトとしても観られるようになる訳だが、
「ヤマト」の3文字が赤くなった事は一度もない。
川崎の小さい映画館で、ただ一回観ただけだ。
コレ、信じられる⁉️

昭和53年9月、「さらば宇宙戦艦ヤマト」を二度目に観に行った時のこと。
自分一人なら東京有楽町まで行きたいけど友達と一緒だったので
近所の川崎の映画館で観ようということになった。

「無限に広がる大宇宙・・・」広川太一郎さんの語りに始まって、
白色彗星が登場、宇宙を席巻するさまが描かれて、やがて土星近傍のロングショット。
「・・・地球はまだ、この事実を知らなかった。」
静かに表示される「さらば宇宙戦艦」という白いタイトル、
そしてその右側に起き上がってくる「ヤマト」の3文字、白いタイトルロゴ。
それは、起き上がり切った瞬間、真っ赤な色に変わった。
「え❓赤い色で出るんだっけ⁉️」

300字書けるとけっこう余裕あるネ🤔😅。