医務室でずっと来訪を心待ちにしていたこと、一緒に過ごす時間が特別だったこと、他愛もない話をするのが好きだったこと。自覚したときには雑さんはこの世にいない、みぼーじん感を漂わせていたのだ。
「もうお二人が想い合ってることは学園中が知ってますから!」
「花束はないですけど、薬草束ならあるので、これ持って今すぐプロポーズしてきてください」
保健いーんの下級生たちに背中を押されてようやく結ばれる(雑さんがタヒんでから始まる)雑伊の話でした。
医務室でずっと来訪を心待ちにしていたこと、一緒に過ごす時間が特別だったこと、他愛もない話をするのが好きだったこと。自覚したときには雑さんはこの世にいない、みぼーじん感を漂わせていたのだ。
「もうお二人が想い合ってることは学園中が知ってますから!」
「花束はないですけど、薬草束ならあるので、これ持って今すぐプロポーズしてきてください」
保健いーんの下級生たちに背中を押されてようやく結ばれる(雑さんがタヒんでから始まる)雑伊の話でした。
「伊くん、どうしたの」
雑が思っていた反応と違うので不審に思い声をかけると、伊はバッと勢いよく顔を上げる。今にも目から零れそうなほどの涙を溜めて、顔は耳まで茹だったように真っ赤に染まっている。
「雑さんの馬鹿っ!!!なんでなにも言わないんですか!勝手過ぎる!」
伊が声を張り上げて出て行くので、雑は包帯をピロピロして見送ることしかできない。見守っていた下級生たちが慌てて「雑さん、伊先輩を追いかけてください!」とせっつく。
「伊くん、どうしたの」
雑が思っていた反応と違うので不審に思い声をかけると、伊はバッと勢いよく顔を上げる。今にも目から零れそうなほどの涙を溜めて、顔は耳まで茹だったように真っ赤に染まっている。
「雑さんの馬鹿っ!!!なんでなにも言わないんですか!勝手過ぎる!」
伊が声を張り上げて出て行くので、雑は包帯をピロピロして見送ることしかできない。見守っていた下級生たちが慌てて「雑さん、伊先輩を追いかけてください!」とせっつく。
そして数ヶ月が経ち、卒業も間近に控えた頃、ひょっこり雑さんが🥷学園に現れる。雑さんは身を隠していた為、部下たちが伊を助けたり保健いーんに貢いだ報告は受けていたがその理由までは知らない。まさか伊には全く伝わってなかった(それでいいと思っていた)片思いの恋心が周囲にはバレていた上に本人に伝わってしまったことなど知る由もなかった。
「いやあ、実は斯々然々でね。タヒんだ振りしてたってわけ」
天井からするりと医務室に降り立ち、驚愕する保健いーんの皆の前で明るく話す雑さん。
そして数ヶ月が経ち、卒業も間近に控えた頃、ひょっこり雑さんが🥷学園に現れる。雑さんは身を隠していた為、部下たちが伊を助けたり保健いーんに貢いだ報告は受けていたがその理由までは知らない。まさか伊には全く伝わってなかった(それでいいと思っていた)片思いの恋心が周囲にはバレていた上に本人に伝わってしまったことなど知る由もなかった。
「いやあ、実は斯々然々でね。タヒんだ振りしてたってわけ」
天井からするりと医務室に降り立ち、驚愕する保健いーんの皆の前で明るく話す雑さん。
『糸且頭は生前、君をとても愛していたから』
だから君の手助けをしたい。きっと糸且頭も喜んでくださる。と。
雑さんが僕を?そんな風にはとても思えなかったが、そうだったのだろうか。雑さんがいなくなってから雑さんのことを考えることが増えた。
もしかして、あのときのお土産はいーんかい宛てではなく僕に?緩んだ包帯の交換も世間話をするための口実?たまたま見つけたと言っていた稀少な薬草は、実は必死に探したのでは?
『糸且頭は生前、君をとても愛していたから』
だから君の手助けをしたい。きっと糸且頭も喜んでくださる。と。
雑さんが僕を?そんな風にはとても思えなかったが、そうだったのだろうか。雑さんがいなくなってから雑さんのことを考えることが増えた。
もしかして、あのときのお土産はいーんかい宛てではなく僕に?緩んだ包帯の交換も世間話をするための口実?たまたま見つけたと言っていた稀少な薬草は、実は必死に探したのでは?
そして、そんな反応をしたのは留だけではなかった。仙やこへにも「もっと、個人的な秘めた思いとかあったりしなかったのか?」「一線を超えたりとかは?」なんて聞かれるものだから驚いた。「全然なかったよ」と伊が答えると「そうか……曲者も健闘したんだろうがな」とどこか雑さんを気の毒そうに言うので不思議だった。
どうやら雑さんと僕のあいだに深い関係があったと周囲は思っていたようだ。それは🥷学園内の人間だけではなかった。
そして、そんな反応をしたのは留だけではなかった。仙やこへにも「もっと、個人的な秘めた思いとかあったりしなかったのか?」「一線を超えたりとかは?」なんて聞かれるものだから驚いた。「全然なかったよ」と伊が答えると「そうか……曲者も健闘したんだろうがな」とどこか雑さんを気の毒そうに言うので不思議だった。
どうやら雑さんと僕のあいだに深い関係があったと周囲は思っていたようだ。それは🥷学園内の人間だけではなかった。
関わりがあった保健いーんの面々、とりわけ伊と伏は悲しんだ。留も「曲者のことは、その、残念な知らせだな……。落ち込むなとは言わない。話して楽になることがあれば聞くぞ」と伊を気遣ってくれた。
「ありがとう、留。雑さんは義理堅くてよく保健いーんの活動に感謝と贈り物をしてくれた。オリエンテーリングでも助けてくれたし文化祭を一緒に楽しんだりもした。僕たちにとてもよくしてくれたよ」
伊は雑さんとの思い出振り返る。しかし、留は訝しむような複雑な表情で「本当にそれだけか?」と問うので伊も「え?」と戸惑う。
「いや、もっと深い仲だと思っていたから……」
関わりがあった保健いーんの面々、とりわけ伊と伏は悲しんだ。留も「曲者のことは、その、残念な知らせだな……。落ち込むなとは言わない。話して楽になることがあれば聞くぞ」と伊を気遣ってくれた。
「ありがとう、留。雑さんは義理堅くてよく保健いーんの活動に感謝と贈り物をしてくれた。オリエンテーリングでも助けてくれたし文化祭を一緒に楽しんだりもした。僕たちにとてもよくしてくれたよ」
伊は雑さんとの思い出振り返る。しかし、留は訝しむような複雑な表情で「本当にそれだけか?」と問うので伊も「え?」と戸惑う。
「いや、もっと深い仲だと思っていたから……」
~完~
~完~
がくえんちょ先生や見知った先生方に挨拶する際「タソでの暮らしはどうだ?」と嫁いだ伊が不当な扱いを受けていないか探りを入れられる。伊は「不自由なく暮らしてます。患者の手当ても薬も作り放題で充実してます💪」と答えるので先生方は安心したようだった。雑さんは伊の隣で終始無言のままドヤァ。伊が雑のもとで大層大切にされている様子もわかり、ふたりが「そろそろお暇します」と退出すると、土セン(胃を押さえていた)が伝え忘れがあったと追いかけてきて「雑トさん!」と呼ぶ。
「「はい」」
雑と伊のふたりが同時に振り返るので崩れ落ちる土セン。
がくえんちょ先生や見知った先生方に挨拶する際「タソでの暮らしはどうだ?」と嫁いだ伊が不当な扱いを受けていないか探りを入れられる。伊は「不自由なく暮らしてます。患者の手当ても薬も作り放題で充実してます💪」と答えるので先生方は安心したようだった。雑さんは伊の隣で終始無言のままドヤァ。伊が雑のもとで大層大切にされている様子もわかり、ふたりが「そろそろお暇します」と退出すると、土セン(胃を押さえていた)が伝え忘れがあったと追いかけてきて「雑トさん!」と呼ぶ。
「「はい」」
雑と伊のふたりが同時に振り返るので崩れ落ちる土セン。
上の余白大きいからギラギラのアルファベットのシールも買って『ZATSUI』って貼りたい!
上の余白大きいからギラギラのアルファベットのシールも買って『ZATSUI』って貼りたい!
ご祝儀はタソに!?ですかね???(聞くな)
ご祝儀持って参列して雑伊にフラワーシャワーしたいですね!!!!!💒
ご祝儀はタソに!?ですかね???(聞くな)
ご祝儀持って参列して雑伊にフラワーシャワーしたいですね!!!!!💒
わあい、11本も!(なに作ろう~✨)花言葉?迷信ですよ~(現実主義者っぽい)
💒参列したい人生でした!!!!!
わあい、11本も!(なに作ろう~✨)花言葉?迷信ですよ~(現実主義者っぽい)
💒参列したい人生でした!!!!!
卒業と同時にいつの間に祝言挙げて嫁いだパターンです(笑)
バラ1本追加してる雑さんに気付いていただいてありがとうございます🙏伊くんは花言葉よりも効能とかのほうが詳しいと思うので本数気にしないと思われます。。
そうなんです、雑伊の正装です!!!(勝手に決めるな)
卒業と同時にいつの間に祝言挙げて嫁いだパターンです(笑)
バラ1本追加してる雑さんに気付いていただいてありがとうございます🙏伊くんは花言葉よりも効能とかのほうが詳しいと思うので本数気にしないと思われます。。
そうなんです、雑伊の正装です!!!(勝手に決めるな)