新しいものよりやや古めの物語が好み
ゆるゆると手紙のやりとりをする方、常時募っております
『ババヤガの夜』面白い!
『ババヤガの夜』面白い!
手帳に挟んで時折読み返しながら、どんな便りを綴ろうかゆっくりじっくり考える時間の尊さ
手帳に挟んで時折読み返しながら、どんな便りを綴ろうかゆっくりじっくり考える時間の尊さ
そして今読んでいる松浦寿輝『半島』
そして今読んでいる松浦寿輝『半島』
6月に読んだ本
タラン・新しき王者/ロイド・アリグザンダー
真夜中の檻/平井呈一
美しい水死人/ガルシア=マルケス他
草の竪琴/トルーマン・カポーティ
『美しい水死人』は再読。しみじみと味わう
6月に読んだ本
タラン・新しき王者/ロイド・アリグザンダー
真夜中の檻/平井呈一
美しい水死人/ガルシア=マルケス他
草の竪琴/トルーマン・カポーティ
『美しい水死人』は再読。しみじみと味わう
(母が裁断しようとしている布の上に居座る猫)
(母が裁断しようとしている布の上に居座る猫)
ああ、樹の上で眠りたい。
ああ、樹の上で眠りたい。
(そして今『美しい水死人』を再読中)
(そして今『美しい水死人』を再読中)
魔法使いや吟遊詩人、妖精族が活躍していた伝説時代のウェールズの森や荒野を彼らとともに駆け抜けた時間の尊さ。
中学三年の時に出会い、テスト終わりのご褒美として一巻ずつ制覇、夜通し読み耽った当時の体力と集中力はとうに失われていたけれど、物語を無心に愉しむ能力は少しも損なわれていなかったことが嬉しい
魔法使いや吟遊詩人、妖精族が活躍していた伝説時代のウェールズの森や荒野を彼らとともに駆け抜けた時間の尊さ。
中学三年の時に出会い、テスト終わりのご褒美として一巻ずつ制覇、夜通し読み耽った当時の体力と集中力はとうに失われていたけれど、物語を無心に愉しむ能力は少しも損なわれていなかったことが嬉しい
プリデイン物語/ロイド・アリグザンダー
『タランと角の王』
『タランと黒い魔法の釜』
『タランとリールの城』
『旅人タラン』
豚飼育補佐タランの冒険と成長の物語も残すところあと一冊。彼が王となり愛する女性と結ばれるまで心躍る読書の旅は続く
ジョゼと虎と魚たち/田辺聖子
とても美味しい物語に舌鼓を打ちました
プリデイン物語/ロイド・アリグザンダー
『タランと角の王』
『タランと黒い魔法の釜』
『タランとリールの城』
『旅人タラン』
豚飼育補佐タランの冒険と成長の物語も残すところあと一冊。彼が王となり愛する女性と結ばれるまで心躍る読書の旅は続く
ジョゼと虎と魚たち/田辺聖子
とても美味しい物語に舌鼓を打ちました
作者の描く女性たちはどれも皆可愛らしい。
妹が先に結婚することになって困惑する姉も、甥に性的遊戯を仕掛ける叔母も、離婚して出ていく男に最後の弁当を持たせる元妻も、死んだ未来まで一緒になる気はない男との逢瀬を愉しむ女も、そして市松人形のような面差しなのに大好きな男に悪態をつく車椅子のジョゼも、誰もが切なく愛おしい。
みっちり餡の詰まった大福餅を食べたような満腹感
作者の描く女性たちはどれも皆可愛らしい。
妹が先に結婚することになって困惑する姉も、甥に性的遊戯を仕掛ける叔母も、離婚して出ていく男に最後の弁当を持たせる元妻も、死んだ未来まで一緒になる気はない男との逢瀬を愉しむ女も、そして市松人形のような面差しなのに大好きな男に悪態をつく車椅子のジョゼも、誰もが切なく愛おしい。
みっちり餡の詰まった大福餅を食べたような満腹感
『虚無への供物』
大きな文字で再読したくて
以前から気になっていた『ジョゼ…』に出会えて小躍り
『真夜中の檻』は店主の方にお勧めされて持ち帰り
『虚無への供物』
大きな文字で再読したくて
以前から気になっていた『ジョゼ…』に出会えて小躍り
『真夜中の檻』は店主の方にお勧めされて持ち帰り
我らが豚飼育補佐タランの旅の道連れは、生意気でお喋りな海神族の少女、城を捨て吟遊詩人となった王様、毛むくじゃらで臆病だけど忠実な生き物、口は悪いが有能な小人族の勇士
まだまだ旅は続きます
我らが豚飼育補佐タランの旅の道連れは、生意気でお喋りな海神族の少女、城を捨て吟遊詩人となった王様、毛むくじゃらで臆病だけど忠実な生き物、口は悪いが有能な小人族の勇士
まだまだ旅は続きます
孤島の鬼/江戸川乱歩
同性愛者に対して一滴の偏見も乱歩自身は持ち合わせていないことに安堵
長いお別れ/中島京子
長い長い長いお別れの、今は真最中
青の物語/マルグリット・ユルスナール
三篇目の「呪い」ぼんやりしていた物語の輪郭が少女の魂が目覚めた瞬間、鮮やかとなる
園芸家12カ月/カレル・チャペック
園芸家にとって何より大切なのは“土”だということ。掘り返し耕し牛糞を施せ!
孤島の鬼/江戸川乱歩
同性愛者に対して一滴の偏見も乱歩自身は持ち合わせていないことに安堵
長いお別れ/中島京子
長い長い長いお別れの、今は真最中
青の物語/マルグリット・ユルスナール
三篇目の「呪い」ぼんやりしていた物語の輪郭が少女の魂が目覚めた瞬間、鮮やかとなる
園芸家12カ月/カレル・チャペック
園芸家にとって何より大切なのは“土”だということ。掘り返し耕し牛糞を施せ!
さあ、この本も読みごろとなったみたいだ。
さあ、この本も読みごろとなったみたいだ。
ハンス・ヘニー・ヤーン/庭男
ワレリイ・ブリューソフ/地下牢
エルサ・モランテ/祖母
マンディアルグ/仔羊の血
ロジェ・カイヨワ/宿なしの話
泉鏡花/二、三羽─十二、三羽
吉村昭/少女架刑
倉橋由美子/巨刹
皆川博子/蜜猫
中井英夫/重い薔薇
ハンス・ヘニー・ヤーン/庭男
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エルサ・モランテ/祖母
マンディアルグ/仔羊の血
ロジェ・カイヨワ/宿なしの話
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倉橋由美子/巨刹
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中井英夫/重い薔薇
マンスフィールド短編集
『青の物語』ユルスナール
マンスフィールド短編集
『青の物語』ユルスナール
菓/塩月弥栄子編
おいしいお菓子でとても贅沢な時を過ごす
星に仄めかされて/多和田葉子
まっすぐ進もうとすると障害物にぶつかる、だから右斜め前に進んでそれから左斜め前に進む─そんなふうに集まって来た彼らは果たしてどこに辿り着くのか
ポルトガル短篇小説傑作選
彼の国について知っていること、ヴァスコ・ダ・ガマ、南蛮由来の松山銘菓タルト、サラマーゴ『象の旅』ユーラシア大陸の西の果て太陽が海に沈む国。同じく西に海の開けた地に住む私も近しい空気を呼吸していた気がする
パディントン発4時50分/アガサ・クリスティー
最後の最後に作者から出された謎、解けないままでいるもどかしさ
菓/塩月弥栄子編
おいしいお菓子でとても贅沢な時を過ごす
星に仄めかされて/多和田葉子
まっすぐ進もうとすると障害物にぶつかる、だから右斜め前に進んでそれから左斜め前に進む─そんなふうに集まって来た彼らは果たしてどこに辿り着くのか
ポルトガル短篇小説傑作選
彼の国について知っていること、ヴァスコ・ダ・ガマ、南蛮由来の松山銘菓タルト、サラマーゴ『象の旅』ユーラシア大陸の西の果て太陽が海に沈む国。同じく西に海の開けた地に住む私も近しい空気を呼吸していた気がする
パディントン発4時50分/アガサ・クリスティー
最後の最後に作者から出された謎、解けないままでいるもどかしさ
樹々の枝が鋭い描線で澄んだ空に映える季節、それを見上げると無性に多和田葉子が読みたくなるのはなぜだろう。絡み合う枝々の繊細な文様が彼女の文章を連想させるのかもしれない。どちらの行為もとても心地よい
さあみんなで輪になって踊ろう、歌を歌おう。
旅はまだまだ続く
樹々の枝が鋭い描線で澄んだ空に映える季節、それを見上げると無性に多和田葉子が読みたくなるのはなぜだろう。絡み合う枝々の繊細な文様が彼女の文章を連想させるのかもしれない。どちらの行為もとても心地よい
さあみんなで輪になって踊ろう、歌を歌おう。
旅はまだまだ続く
存分に堪能。ごちそうさまでした!
存分に堪能。ごちそうさまでした!
悪霊論/小松和彦
『異人論』を面白く読み終え購入したまま三十年余りの熟成期間を経て読了。高校時代を過ごした街にある神社の由来の記述あり
檸檬・冬の日/梶井基次郎
佳品『檸檬』へと昇華される作者の執念、苦闘を垣間見る。詩(短歌、俳句含む)へと向かわず散文に拘ったのは何故
青と緑/ヴァージニア・ウルフ
意識の奔流に巻き込まれ息も継げない。『ラピンとラピノヴァ』の手触りが好み。マンスフィールドに興味を覚える
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意識の奔流に巻き込まれ息も継げない。『ラピンとラピノヴァ』の手触りが好み。マンスフィールドに興味を覚える