サカキ
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サカキ
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成人済。文章を書く。あらゆる差別に反対。 https://lit.link/sakaki74
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大いなる愛の前に全ては巡り来る、か……
あんさんぶるスターズ！！のイベントにて350万ポイントを集めてイベント報酬星5の巴日和のカードを獲得した
November 8, 2025 at 9:14 AM
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ポルノのFCUWのチケット、テンション上がる
ポルノグラフィティのFCUW6のチケット
September 20, 2025 at 3:53 AM
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ありがとう10連チケット……
あんさんぶるスターズ！！の月永レオの星5が出る前の台詞 あんさんぶるスターズ！！の月永レオの星5 あんさんぶるスターズ！！の桜河こはくのガチャ星5の前の台詞 あんさんぶるスターズ！！の桜河こはくの星5
September 3, 2025 at 9:15 PM
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今日の無料単発ありがとうありがとう……
あんさんぶるスターズ！！の漣ジュンの星5のスクショ。
August 27, 2025 at 11:37 PM
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朝からびっくりした
あんさんぶるスターズ！！musicのスクリーンショット。左からレオ、ジュン、泉、日和、こはく あんさんぶるスターズ！！basicのスクリーンショット。左から司、嵐、レオ、泉、凛月
August 18, 2025 at 9:12 PM
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デビュー十周年の日和とジュンの夏休み（ジュンひよ） #新書ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/pagemakers/shinsho/index.php
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　文章を読み上げる声は、慣れないせいか、ひどくたどたどしかった。日和はその声を聴きながら、カップに紅茶を注ぐ。隣で微睡んでいるメアリが、大きな口を開けてあくびをした。 　静かな夏の午後に、朗読の練習をしたいと言い出したのはジュンだった。慌ただしい夏の合間に、たった一週間だけ用意された休みに、日和はジュンを巴家が所有する別荘へと誘い出した。小高い丘の上にぽつんと建っている洋館で、かつては祖父の兄弟が時々使っていたが、今は空き家となっている。丘を降りて少し歩いたところには海があり、窓を開くとかすかに潮の香りがした。とはいえ、猛暑日が続くなか、窓を開けていられる時間は朝と夜のごくわずかな間だけだ。かつては避暑地としてそれなりに名の知れたこの土地も、地球温暖化の影響からは逃れられなかったらしい。 　Ｅｄｅｎは今年デビュー十周年を迎えた。先週末にドームツアーの最終日を終え、ワールドツアーが発表されたばかりであった。例年よりも忙しい日々のなかで、なんとか休みをひねり出した茨は、凪砂の要望を叶えるべく、一緒にアラスカに行った。凪砂からは日和たちも誘われたが、茨からリスク分散がどうとかもっともらしい理由を並べ立てられてあえなく却下された。一般の観光客向けのツアーではなく、慣れた研究者が向かうようなところへ行くつもりだと凪砂は言っていた。それならば仕方ないと日和は引き下がり、代わりにジュンを別荘へと連れ出すことにした。 　休みではあるものの、やるべき仕事はいくつもある。日和はジュンの声を聴きつつ、タブレット端末で次回のファンクラブ会報に掲載する文章のチェックをしていた。ドームツアーのライブレ ポートとインタビュー、それから毎号の定番となっている個人ページの原稿を順番に見ていき、足りない部分やカットしてほしい部分がないか確認していく。普段は茨の仕事だが、日頃の忙殺ぶりを見かねて、今回は日和が引き受けることにした。そのほか雑誌の連載の原稿の作成やＳＮＳの更新、さらには毎週のレギュラーでやっているラジオの収録と、まるで夏休みの小学生のようにタスクが積み上げられている。別荘に来て二日が過ぎたが、まだ三分の二ほど残っている。 　一方のジュンは、休み明けから翌月に本番を控えた朗読劇の稽古に入る予定であった。そのため、今のうちに練習をしなくてはいけないと、暇さえあれば台本を読んでいる。宮沢賢治のいくつかの童話をジュンとベテラン声優と二人で読むというもので、そのうち「銀河鉄道の夜」と「よだかの星」の二作をジュンがメインで読み上げることになっていた。ベテラン声優は今回の演出家でもあり、ジュンがソロデビューをした時に、声を気に入ったのがきっかけで、何年も前から一緒に仕事をしたいとオファーをされていた。 　朗読なんて中学生ぶりだ、とジュンが言っていたとおり、ジュンの朗読はお世辞にも上手いとは言えなかった。これでは、とてもお客を呼べたものではない。授業参観ならともかく、決して安くはないチケット代を頂いた相手の前で披露したら最後、ジュンの評判どころかＥｄｅｎの価値まで暴落するだろう。舞台や映像の演技はそつなくこなしているくせに、ここまで朗読が下手とは日和も、おそらくジュン自身も予想していなかった。そのせいか、休みに入ってからというもの、ジュンは何度も台本を読み、他の俳優や声優が行った 朗読を聞いては、自らの改善に繋げようとしていた。 　日和は幼いジュンが本を読み上げる姿を想像する。ところどころ読み間違えたり、イントネーションがおかしかったり、抑揚がなかったりとたどたどしいが、大真面目で一生懸命でまっすぐなのは、今も昔も変わらない。十年前にジュンを見つけたその日からずっと、日和はジュンを愛している。 「ほんとジュンくんってば下っ手くそだねえ」 「よだかの星」を読み終えたところで、日和は声をかけた。ジュンは赤くした顔を、パタパタと台本で扇ぐ。 「んもぉ笑わないでくださいよぉ……そんな下手っすか」 「下手も下手だね！　これならそのへんの中学生の方がよっぽど上手だね。ちなみにジュンくん、国語の成績は？」 「なんなんすか、だいたいいつも三ですけど」 　五段階評価で、と付け加えられる。ジュンの通知表は昔何かの企画で見た記憶がある。ほとんどが三、体育や音楽がたまに四といった具合だった。優等生とまではいかないにしろ、真面目さは評価されていた。 「朗読だけなら落第だね！　せめてすらすら読めるようになるといいね」 「まずはそこっすよね。間違えたり、つっかえたりするのは論外ですし」 「当然だね。ぼくたちはプロなんだから、誰に見せても恥ずかしくない仕事をしないといけないね」 「そんくらいオレだって分かってますよぉ」 　ジュンは言いながら、サイドテーブルに置いて いたペットボトルの水を飲む。 　ジュンに対してわざわざ言う必要のないことだと分かった上で日和は言った。ジュンがそれを理解していないようであれば、日和はとっくに愛想を尽かしている。 　一生懸命に台本を読むだけだったら、誰にだって出来る。ジュンを応援してくれる人々の多くも、ジュンが頑張っているというだけでそれなりに褒めてはくれるだろう。だからといって、彼ら彼女らの優しさに甘えてばかりではいられない。努力している姿そのものを愛でられていればいい時期はとうに過ぎた。 　デビューから十年が経ち、ジュンももうじき二十七歳になろうとしている。今や出来ないことよりも、歌やダンスをはじめ出来ることの方が多いジュンにも、まだ出来ないことがある。日和はそれを悪いことだとは思わない。むしろいいことだと思っている。現状に満足して怠惰に生きるより、今の自分に飽き足らず必死でもがいているジュンの方がずっと好ましい。
August 17, 2025 at 2:26 AM
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初めて行った
カピパラの横顔@アクア・トトぎふ カピパラの後ろ姿@アクア・トトぎふ
August 12, 2025 at 7:00 AM
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夏休みログインした！これは今朝同居のおばあちゃんに贈った誕生日プレゼント
祖母の米寿のお祝いで贈った箸。米寿のラッピングがされている
August 8, 2025 at 9:16 AM
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今日の現場
TERU TAKURO HISASHI JIRO
June 1, 2025 at 7:21 AM
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文仙（現代パロディ。三十代）2/2
の相談もなく勝手に事務所を辞めてついてきて、浦風は事務所を立ち上げた翌年に新人として入所した。浦風はまだまだ頼りないが、勤勉で真面目なところは高く評価している。優秀だが自由人気取りなところのある綾部とでバランスがいい。 　潮江の事故のことは、立花からは綾部たちに知らせていないので、おそらく綾部の友人である田村を通じて綾部の知るところとなったのであろう。普段は好きな時間に来て好きな時間に帰るような奔放でマイペースな性格をしているくせに（裁量労働制なので当然と言えば当然だが）、妙なところで仕事が速い。 「藤内からもたまには頼ってください、と来ている。後輩にここまで言われて、どの面下げて明日事務所に行けと言うんだ」 「さすがお前の後輩だな」 　潮江は感心したように言った。 「自慢の後輩だよ。お前も田村たちには礼を言っておけよ。私の方からも言うが」 「そうだな。俺の方にも田村から明日は仕事をするなと来た。田村と神崎で何とかするから休めと」 　潮江のところの後輩も、潮江の扱いを心得ているようだ。潮江はなまじ体力があるせいか、元々のワーカーホリック気質もあり、放っておくと過労死ラインを軽々越えるくらいに仕事をする。昔から上司には年に何度も忠告を受けており、ここ数年は常識的な範囲にとどまっているものの、そう簡単に性分というのは変わらない。熱を出しても在宅ワークに励むくらいだ。たとえ骨が折れていようが関係ないらしい。 「当然だ。大人しく言うことを聞けよ」 「暇は性に合わねえんだよ。やれることはやりて えんだけどな」 　どうやら潮江の後輩たちは相当に優秀らしい。やろうとしていた仕事を全て奪うことで、潮江の動きを封じたようだ。なかなか潮江の扱いを心得ている。 「休むのも仕事のうちだということさ」 　話しているうちに、夕食の配膳がやってきた。邪魔をしてはいけないので、立花はベッド周辺を軽く整理して、帰路に着くことにする。 　 　立花は帰宅すると、スーパーで買ってきた刺身をダイニングテーブルに置き、それ以外を冷蔵庫に入れた。食器棚から丼を取り出し、ご飯を盛る。今夜は即席の海鮮丼だ。潮江に送りつけてやろうと写真を撮ったところで、潮江の私用のスマートフォンが割れていたことを思い出す。あの様子だとろくに動かないだろう。仕方がないので、仕事のメールを装って写真を送った。さて、いつ気づくだろうか。 　潮江とは中学一年生の時に出会った。私立の中高一貫校で、潮江とは常に成績トップを争っていた。付き合い始めたのは同じ大学に入ったばかりの頃で、立花は法学部、潮江は経済学部に進んだ。結婚したのは五年前で、法制度が始まったタイミングで立花が切り出した。立花は弁護士に、潮江は税理士になって数年が経っていた。 　決して自分よりも先に死ぬな、というのが潮江との唯一の約束事であった。十年以上前、大学生の頃に約束させた。なにか具体的な理由があったわけではない。ただ漠然と、嫌だと思ったのだ。たしかに、あの頃の潮江は平気で徹夜を繰り返していたし、顔も今の数倍不健康で老け込んでいて、 寿命を縮めるような生き方をしていたし、今も立花が口出ししなければ週に二日は平気で徹夜をする。潮江文次郎とはそういう生き物なのだと立花は思っているし、そういう生き物を好きになったのは立花だ。潮江と生きることを選んで、後悔したことは一度もない。 　立花が弁護士になったばかりの頃、各地の裁判所では同性婚が出来ないことについて違憲だとする判決が相次いで出されていた。それにも関わらず、具体的な法制度の整備はなされないままであった。新人であった立花も、最初に入った事務所の先輩達と並んで各地の裁判所へ足を運んだ。潮江と付き合っていようがいまいが、きっと立花は同じ選択をしただろう。裁判が続くなかで、願いを叶えることなくこの世を去った人もいた。諦めて別の選択をする人もいた。可視化されていないだけで、無数の人々が法の不平等に打ちのめされてきた。だからこそ、立花が諦めるわけにはいかなかった。 　潮江は税理士として働くかたわら、時には地方へ向かう立花と一緒に出掛け、運動に参加した。立花が潮江の協力を求めたことは一度もなかった。潮江は潮江自身の考えをもって、立花の隣に並び立った。そんな潮江の存在が、立花には何よりも心強かった。 「私はお前と生きていきたい。この先の人生も共にありたいんだ」 　立花はそう言って、法律が施行されたその日に潮江と結婚した。潮江は二つ返事で頷いて、翌日お返しとばかりに薔薇の花束を渡してきた。あの時贈られた赤い薔薇は、押し花に加工され、今もリビングの壁に飾られている。
June 1, 2025 at 1:11 AM
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文仙（現代パロディ。三十代）1/2 #新書ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/pagemakers/shinsho/index.php
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「文仙※現パロ」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　潮江が事故に遭ったと聞いた時、立花はスーパーで買い物をしていた。繁忙期を終えて、久しぶりに定時に帰ってくるという潮江を迎えようと、普段は宅配で適当に済ませているところ、住んでいるマンション近くのスーパーに立ち寄ったのだった。 　潮江から送られてきたメールはシンプルで、昼休憩中に職場である税理士事務所を出たところ、目の前の横断歩道で信号無視の車にぶつかったこと、幸い運転手がブレーキを踏んでいたことで減速はされていたので打撲と骨折のみで命に別状はないこと、しばらく入院するので荷物を用意してほしい、といった内容がさながら業務連絡のごとく記されていて、立花はふうと息を吐いたのち、売場で一番高い刺身を手に取った。当然、入院している誰かのためではない。自分一人で食べるためだ。　何が幸いだ。 　メールの送信時刻は数分前で、立花の退勤時刻を見越して送ってきているのは間違いなかった。つまり、事故が起きて少なくとも五時間は経過しているにも関わらず、ろくに連絡を寄越さなかったということである。これが事故直後の連絡であれば、立花は午後の仕事を全て後輩に引き継いで病院へ駆け込んだはずだ。立花は潮江の他にも彼の職場の人間から三時間前に連絡が来ているのを見つけ、舌打ちをする。 　あいにく、潮江の同僚が立花に連絡をしてきた時間、弁護士である立花は家事調停の真っ最中であった。一年以上続いた話し合いを相手方の代理人と事前に細かく調整してまとめあげ、依頼者を説得して成立へ持っていった点については、今年一番の大仕事を成し遂げたと褒められてもいいく らいだろう。あとは久しぶりに定時に帰ってくる潮江とゆっくり夕飯を食べてのんびり過ごすだけ、なんて期待は辛くも打ち砕かれた。どっと疲労が押し寄せてくる。しかし、問題はこれからだ。 　それから立花は、欲しいものを片っ端からかごに放り込み、気が済むまで買い物をして、ついでに近くの薬局で入院に必要な一式を揃えていくことにした。病院の面会時間は八時までで、今はまだ六時だ。今いるところから、潮江が入院している病院までは電車で一駅程度の距離であった。急いで行くのもしゃくだったが、すぐにでも顔を見ないと気が済まなかった。自分よりも先に死なれては、たまったものではない。 　立花はタクシーを捕まえ、病院へ直行する。慰謝料請求は、交通事故を多く扱っている後輩の弁護士に頼むことにしよう。いつもマイペースな後輩であれば、立花よりも冷静に処理してくれるはずだ。後輩の手腕を立花は信頼している。もし潮江に後遺障害が残っていたら、立花は事故の運転手を呪うだろう。今でさえ、二度と運転するなと首根っこを掴んでやりたいくらいだ。落ち着いた仕事など出来ようもない。 　だいたい、潮江の職場近くの道は運転が荒い車が多く、注意喚起がされるほど事故が多発していた。いくら潮江が職場のボスのことを気に入っていようが、そのうち独立させてやろう。いっそ自分の事務所の空いているスペースを分けてやってもいい。三年前に独立した立花の事務所は、将来の拡大を見込んで広めにスペースを借りている。そんなことを考えているうちに、タクシーは病院に到着した。 「……よう」 　病室に着くと、潮江はベッドの上でノートＰＣを広げていた。どうやら午後に片付けるつもりだった仕事をしているらしい。事故に遭ったのが昼休みだったのがよかったのか、持っていたのは私用のスマートフォンくらいだったようで、他は無事らしい。スマートフォン以外の荷物は、おそらく潮江の優秀な後輩である田村が病院まで持ってきてくれたのだろう。立花のもとには田村からも連絡が来ており、潮江が寄越した連絡よりも事故の詳細が分かりやすかった。田村には今度、礼を言わなければならない。ベッドに無造作に転がっているスマートフォンは画面がバキバキに割れている。潮江本人もあちこち包帯を巻かれ、ガーゼが貼られているが、身体を起こして仕事が出来る程度の怪我なのだろう。あるいは、潮江が丈夫すぎるだけなのかもしれない。 「元気そうだな」 「返事がねえから、来ないかと思ってた」 　一応は申し訳なさそうな顔をして、潮江はノートＰＣを閉じる。こんな時でも仕事か、という嫌みは殊勝な態度に免じてやることにした。それに、責任感の強い潮江らしくもあった。明日からの仕事はこれまで通りとはいかないだろう。いくら潮江が人よりも丈夫だとはいっても、自由に身動きが取れないとなると出来ることは限られている。 「一応用意はしてきた。足りないものがあったら言え」 「悪い。心配かけた」 　立花が買ってきた荷物を受け取りながら、潮江は頭を下げる。 「まったくだ。心臓が止まるかと思ったぞ」 「悪かった。まさかこんな目に遭うとはな」 　困ったな、と潮江が呟く。 「私の署名が必要な書類は？」 「こっちだ。明日でいいんだと」 「分かった。また明日書いて持ってくる」 　潮江はそう言ってクリアファイルを取り出した。入院するにあたって、手続きの関係で出さなければいけない書類は多い。一通り目を通しながら、こういう時、配偶者になっておいてよかったと立花は思う。ただの同居人では出来ないことも多い。書類のなかに、同居している者以外の保証人欄があったので、立花は潮江の両親か兄に頼むことにして、すぐにメッセージを送る。 「お前のご両親とお兄さんにも連絡しておいたからな」 　どうせしていないと思って、と付け足すと、潮江は苦々しい顔をしながら「ありがとう」と言った。潮江の家族とは中学生の頃からの知り合いで、潮江本人よりもまめに連絡を取り合っている自負はある。立花の連絡に対し、さっそく両親からは明日には見舞いに来ると返事があった。 「明日、わざわざ休まなくてもいいからな」 　優先順位を誤るな、とでも言いたげに潮江が釘を刺す。潮江にとって、仕事の優先度は立花のそれよりも高い。立花ははあ、とわざとらしくため息を吐いてやる。ただの風邪ならともかく、事故に遭っておいて言うことかと呆れる。 「遅い。どうやら喜八郎が、明日は有休にしろと藤内と一緒に私の仕事を勝手に引き取っていったあとのようだ」 　立花の法律事務所には、立花の他に弁護士として、登録から六年目の綾部と二年目の浦風がいる。綾部は立花が前の事務所から独立した際に、なん
June 1, 2025 at 1:11 AM
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見てきた
呪術廻戦展メインビジュアル 呪術廻戦展の撮影可能ゾーン。脱兎が走るシーン
May 18, 2025 at 11:52 AM
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今日の現場
おどる夫婦のポスター@森ノ宮ピロティホール
May 16, 2025 at 3:16 AM
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イベント終わり！
あんさんぶるスターズ！！のイベントで350万ポイントを集めてボーナスの茨のカードを獲得したスクリーンショット
April 8, 2025 at 11:56 AM
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ありがとう……
あんさんぶるスターズ！！の椎名ニキの星五のガチャの台詞画面 あんさんぶるスターズ！！の椎名ニキの星5の画像
March 28, 2025 at 9:06 AM
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椿屋四重奏2025よかった……
椿屋四重奏2025の入り口ポスター
March 14, 2025 at 12:07 PM
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卒業前の泉とレオの話（レオいず）2/2
「もうすぐ卒業だし、着ることもないだろ」 「卒業式で着るでしょ。埃ついたまま出るつもり？」 「そうだったっ」 　レオは泉に言われて渋々起き上がり、床に落ちていたペンとメモ帳を拾う。立ち上がったついでに、泉の座っている席の隣に腰掛けた。 「ていうか、卒業式くらいはサボらないで出なよ。せっかく頑張って卒業出来るように単位揃えたんだから」 　停学し、半年ほど学院に来なかったため、本来であればレオは卒業の要件を満たさなかったが、蓮巳らの協力を得て、レオはなんとか卒業出来ることとなった。テストが嫌だとか、テストの代わりに曲作るから許して欲しいなどと散々泣き言を吐くレオを引きずってなんとか机に向かわせたのは記憶に新しい。 「はいはい分かってるって。セナのガミガミは変わんないな～セナの説教から卒業したいの歌～♪」 　そう言ってレオはまたでたらめに歌い出す。泉を小馬鹿にしたふざけた歌だ。好きだのなんだの言うくせに、失礼にもほどがある。 「邪魔すんなって言ったでしょ。チョ～ウザい。だいたい、あんたがそんなだから、俺が言ってやってんの。むしろ俺に感謝したっていいくらいだよねぇ」 　泉はレオのぐいと肩を掴んで、歌うのを止めさせた。書類に向かうのはとうに諦めた。提出期限まで時間はある。レオは「ゴメンゴメン」と笑って、泉の指に触れた。 「セナには感謝してるよ。今も昔もずっと。たぶんこれからもっ」 　いつものふざけた声ではなかった。軽やかなようで、嘘のない言葉だ。 「……だったらもっと態度で示しなよ」 「努力はするっ」 「まあ期待はしてる」 　霊感がきた、とレオの手が離れ、再びペンを取る。すらすらとメモ帳に音符が並べられていく。泉は机の上の書類をファイルに入れ、鞄にしまった。ふんふんと浮かれた鼻歌とともに、迷いなくペンは走っていく。泉はじっと黙ったまま、レオの横顔を見ていた。
March 10, 2025 at 11:57 AM
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卒業前の泉とレオの話（レオいず）1/2 webオンリーの展示でした。 #文庫ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/bunko.html
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「卒業前の泉とレオの話」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　春は慌ただしく訪れ、瞬く間に旅立ちの日が近づいていた。校舎のあちこちでライブを控えたアイドルたちが準備のために走り回っていて、そこらじゅうで練習する声が響いている。泉は人のいない空き教室を見つけて入る。渡欧を控え、いくつか書類を片付ける必要があったが、誰かに見られてなにかを言われるのも面倒だった。 　泉はまもなく夢ノ咲学院を卒業する。長かったような、短かったような、一言では言い尽くせない三年間がもうじき終わろうとしていた。呑気に振り返るほどの余裕はない。泉には叶えたい夢がある。今はとにかく誰がどう言おうが進むしかない。泉は目の前の書類に取りかかる。 　両親からの協力は望めなかった。元より、夢ノ咲学院に入るときさえ、何度も何度も反対されたので、想定内のことではあった。両親は自分達の理想から泉が離れていくことを恐れていた。これから泉のしようとしていることだって、まともに話したところで猛反発されることは目に見えている。泉は幼少期からモデルの仕事で貯めてきた預金の総額と、これから必要になるお金をざっと計算して、預金はほぼ空になるが、なんとか自分の力だけでも旅立てることに安堵する。 　いつか必ず認めさせてやる。そのための努力は惜しまない。自分を磨き続けるのみだ。 　空き教室は、以前と比べて利用される頻度が増えたからか、清掃が行き届いていて、床に埃の一つもない。泉はかつてこの部屋を練習に使ったことを思い出す。あの頃は今ほど活動熱心なアイドルは少なかったこともあり、練習に使われることはほとんどなく、雑然としていて、床には埃が積もっていた。 　いつか、自分のことを好きだと、きれいだと言ってくれた声があった。歌は下手だが声はいいと笑っていた。そんな風に褒められたのは初めてだった。 　周りの大人たちは子どもの頃からあらゆる言葉で泉を褒めたが、褒め言葉なんて、その場の気分を上げるためのうわべだけのものだと泉は信じて疑っていなかった。泉にへそを曲げられたら仕事にならないからだ。泉が成長するにつれ、呼ばれる仕事が減るにつれ、そんな言葉も消えていった。 　なんの裏もなく、媚びへつらうつもりもなく、純粋に心からきれいだと言われたのは、後にも先にもあれが初めてだった。無邪気で、キラキラしていて、嘘のない言葉だった。言った本人はきっと忘れてしまっているだろう。誰にでも素直に好きだと言えるのだ。いいものはいいと、素敵なものは素敵だと躊躇いもなく言える。 　あれからそんなに時間は経っていないのに、随分と昔のことのように思える。色々な ことがあった。懐かしむにはまだ早い。 　歌が聞こえた。泉のよく知っている歌声だ。曲は初めて聞くもの、というよりは即興で作っているようだった。春の陽気に当てられたような、明るく呑気なマーチ。歌声は、こちらに近づいてきたところで、ピタリと止まった。 「こんなところにいたのか、セナ」 　自分を探していたわけでもないだろうに、驚いたようにレオが言った。泉を見つけるなり、空き教室に入ってくる。 「何勝手に入って来てるの」 　しっし、と手で追い払う振りをしても、レオは気にしない。書かなければならない書類は、あと三枚ある。邪魔をされてはかなわない。 「ここはセナの部屋じゃないだろ～？　ならおれが入っても問題ない」 「俺にはあるの」 　泉が睨むと、レオは「わかった」と何も分かってなさそうな顔で頷いた。 「セナにもいろいろあるもんな～邪魔はしないから安心しろ！」 「既に邪魔なんだけどぉ」 「おれのことは気にするな！」 　そう言ってレオはごろんと床に座り込んで、ポケットからメモ帳とペンを取り出し、作曲を始めた。 「ちょっとぉ」 　お行儀よく座っていたのは最初の数秒のみで、すぐにごろんと床にうつ伏せになったかと思えば、ごろごろと背中を床につけて転がり出す。一応掃除はされているとはいえ、床は床だ。 「そんなことしたら制服が汚れちゃうでしょ」 　泉が言ったところで、レオは作曲に夢中で、ちっとも聞いちゃくれない。泉は諦めて、目の前の書類に向かうことにする。 　いつのことだったか、こんな風に床に転がるレオを注意したことがあったことを思い出した。あの時はユニット衣装を着ていた。Ｋｎｉｇｈｔｓのユニット衣装は白を基調としていたので、余計に汚れが目立った。 　夢中で駆けた日々だった。一年前の春には、こんな風にレオと話す日が再び訪れるなんて期待もしていなかった。
March 10, 2025 at 11:56 AM
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続き 4/4
「伏黒も食う？」 「一口くれ」 　洗い物をしていた伏黒のところにやってきた虎杖は、チョコレートアイスを一口分スプーンで掬って伏黒の口に入れた。甘い味が口のなかに広がる。釘崎が買ってきたもので、伏黒は一個も食べられそうにないと断ったのだが、虎杖が気を利かせてくれた。 「おいしい？」 「おいしい」 「手伝おっか？」 「いい、もう終わる」 　虎杖に手伝ってもらったら、また釘崎からどんな小言を言われるか分かったものではないが、釘崎はドラマに夢中だ。釘崎曰く、地元では放送されていなかったらしい。この頃のテレビは番組製作が出来る状態にないため、ニュース番組を除いて、過去のドラマの再放送がメインとなっており、おかげで昔見られなかったものばかりが流れるので忙しいと釘崎が言っていた。 「俺あの曲学校で踊ったんよね。体育の時。ダンスの授業で」 「今も踊れんのか」 「踊れる。なんなら今から踊ってもいいよ」 　言いながら虎杖がサビの振りを踊る。伏黒も正しい振り付けなんてものは覚えていないが、だいたい合っているだろう。手元のスポンジからふわふわと泡が飛ぶ。虎杖は人懐っこい性格のためか、案外可愛らしい振り付けが似合う。 「今はいい。今度見せてくれ」 「いいよ。伏黒のとこもダンスの授業あった？」 「あった。三代目？　だったか」 　伏黒自身は全く乗り気ではなかったが、授業だからと仕方なく参加させられた覚えがある。 「ランニングマンか～似合うね。見てみたかったな、伏黒が踊ってるとこ」 「残念だったな。振りは忘れたから、踊れねえし踊らねえ」 　覚えているのはサビの特徴的な部分のみだ。ダンスは可もなく不可もなくといったところで、人に見せる出来かと言われたら否だ。 「釘崎は？」 　ＣＭに入ったタイミングで虎杖が尋ねる。 「私はＴＷＩＣＥだったわ。つか、人がドラマ見てんだから、そこでいちゃついてんな」 　虎杖の質問に、手の振り付きで釘崎が答える。伏黒は流行に疎いせいか、釘崎の振りを見てもどの曲か分からなかった。 「してねえって。それ、最後まで見てく？」 「この話終わったら帰るわ。明日も任務だしね」 　忙しすぎ、と釘崎が腕を伸ばしながら愚痴る。そういえば、明日の任務は釘崎と一緒に調査に向かうことになっていた。呪詛師の関与が疑われるもので、現場を見てなにか証拠がつかめないか調べるのが目的だ。すでに呪詛師がその地域を離れている可能性も高いが、場合によっては呪詛師との戦闘になるかもしれない。 「伏黒は？」 「俺も適当に帰る。風呂もまだだし、明日は釘崎と一緒で早いしな」 「そうなんだ。俺は真希さんと一日鍛練よ」 「なにそれ。私も真希さんと鍛練がいい」 「最近の真希さんの鍛練はヤバい。服がダメになると思った方がいい」 　昔から体術では真希の方が何枚も上手で、ようやくある程度は食らいつけるようになったと思ったら、一連の戦いを経たことで真希はさらに強くなっていた。式神を使わなければ、引き分けに持ち込めたらいい方で、数日前に伏黒も真希と組手をしたが、何度も地面に叩きつけられた挙げ句ジャージが擦れて破れてしまった。いつかは勝ちたいと思っているが、先は長い。 「ま、一本は絶対に取るつもり」 「オマエなら出来るだろ」 「ボロボロにはなるかもしれんね」 「応援してる。俺らのなかで今の真希さんに体術で勝てそうなのはオマエしかいねえ」 　気がつくと隣で虎杖が、水で洗い流した食器を布巾で拭いていた。 「悪いな」 「いいって。俺のだし」 　手伝いは要らないと言ったが、なにもしないではいられなかったのだろう。虎杖はさりげなく手を差し伸べるのが上手い。こちらを気負わせないよう、なんてことのない顔で引き受ける。虎杖の軽やかさは伏黒にはないものだ。つくづく善人だと思う。 　失いたくないものばかりが増えていく。伏黒にとって大切なものも、守りたいものも、決して多くはない。自分の手の届く範囲のものを守れたらそれでいい。 　視界の端に、虎杖の欠けた耳が映る。虎杖からこれ以上なにも失わせるわけにはいかない。たとえ虎杖が望んだとしても、誰かに与えたいと願ったとしても、誰にも奪わせたくない。それは他の誰でもない、伏黒自身についても言えることだ。釘崎の言った「責任」というワードが頭をよぎる。あながち的外れでもないように思えた。 　テレビからはポップなラブソングが流れている。ドラマがどんな結末を迎えたのか、いつか津美紀から聞いたはずだったのに、話し半分に聞き流していたせいか、どうにも思い出せなかった。
March 1, 2025 at 12:25 PM
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続き 3/4
ことは分かんねぇけど、家の片付けくらいなら出来る」 「遠慮しないでドンドン食べなさいよ。作ったのアンタだけど」 　釘崎がぐいぐいとお玉を虎杖に差し出す。ありがと、と虎杖は言った。 「とりあえず家の中がどうなってるか心配なんよね。そもそもじいちゃんのものは少ないから、散らかってはないと思うけど……ネズミとかいたらどうしよう」 「半年くらい帰ってないわけでしょ？　……想像したくないわね」 　釘崎が「げ」と嫌そうな顔をする。人の生活のなくなった家はあっという間に荒んでいく。伏黒も昔から何度も見てきた。人が暮らしている気配のない家というのは呪霊関係なく分かるものだ。 　かつて暮らしていた埼玉の安アパートの部屋を伏黒は思い出す。伏黒が高専の寮に入ってからも、大家の厚意で荷物を置いたままにしている。おそらくこの先住むことはないだろうし、建物自体も老朽化が進んでいるため、いつかは引き払わなければならない。 　そう思って、先月片付けに向かったが、急な任務に呼ばれたこともあり、転がっていた本を拾って持ち帰ったくらいで、片付けはちっとも進まなかった。家のことの大半を津美紀に任せていたせいか、部屋はまだ津美紀が暮らしていた頃のまま、そこだけ時が止まっているようで、どこから手をつけたものか分からなかった。 「玉犬はネズミ退治出来そ？」 「呪霊化してたら出来ないことはないかもしれない。やったことはない」 「蛙のがいけそうじゃない？」 「やってみねえと分かんねえな」 　虎杖は伏黒の式神のことを本物の動物と変わらないように思っている節がある。式神はあくまで式神であって本物の動物とは似て非なるものだ。たとえ虎杖 に撫でられた玉犬が心なしか機嫌良さそうに見えても、違うものは違う。禪院家とは疎遠なため、先代術師がどうだったかは知らないが、式神をネズミ退治に使おうと考えた術師はいないだろう。 「ま、ネズミくらいなら俺でもなんとかなるかもしれんし」 「ネズミは食うなよ。衛生上問題しかない」 「食わねえって。伏黒、俺のことゲテモノ食いだと思ってるでしょ。好き嫌いはねえけどさ」 「サソリは食ってたろこの前」 　先週任務終わりに立ち寄った中華料理屋は、安価な割に本格的で、普段見慣れないメニューも多く並んでいた。そのなかで虎杖は「食べたことないんよね」とサソリの唐揚げを注文し、美味しいと言って食べていた。 「うわ、ゲテモノ食いじゃん」 「あれは料理で出たやつだしいいでしょ。伏黒も食べてたじゃん。案外いけるなって言ってたじゃん」 　伏黒も虎杖に食べてみるよう言われて一口食べた。出された唐揚げは、想像していたよりもサソリの原型をとどめていて、味も食べられないわけではないが、見た目どおりと言っていいようなものだったので、次も食べたいかと言われると伏黒は首を横に振る。 「美味しかったんだ？」 「まあまあね。サソリの唐揚げなんだけど、海老の唐揚げみたいなんよ。今度釘崎も食べに行こ。本場から来た人らがやってる中華料理屋でおすすめよ」 　海老に例えるのはどうかと思うが、虎杖が言うならそうなのだろう。サソリの唐揚げはともかくとして、頼んだ料理はどれも美味しかった。とくに辛めの麻婆豆腐は釘崎も気に入るだろうと思う。 「アンタの奢りなら考えとくわ」 「なんでよ。あ、〆はうどんとご飯どっちにする？　一応どっちも用意してあるけど」 　話ながらも虎杖は粛々と〆の準備を進めていて、スーパーで三玉いくらで売っていたうどんを一玉と茶碗一杯分の冷凍ご飯をそれぞれ両手に持っていた。 「ご飯ね。今日は米の気分なのよ」 「伏黒は？」 「俺もご飯でいい」 「りょーかい。チンしてくるね」 　答えを聞くなり虎杖は冷凍ご飯をお茶碗に移して電子レンジにかけた。その間に釘崎と二人でご飯が入るように鍋の具材をよけておく。時間が経った白菜は白い部分もやわらかくて美味しい。 「甘やかされてんな」 　台所に向かった虎杖に聞こえないくらいの声で釘崎が呟く。 「オマエもな」 「誰にでもさせんなよ」 「俺にどうにかできることじゃねえだろ」 「しっかり見張っとけよ」 「なんなんだよオマエ」 　今日の釘崎は虫の居所がよくないのだろう。深追いしてもいいことはないので、適当にかわすことにする。虎杖が「なんの話～？」と言いながらご飯を持って戻ってくる。戻るなり、手際よくご飯を鍋に入れてかき混ぜる。たちまち、鍋のなかがご飯でいっぱいになる。 「伏黒にも責任があるって話」 「なにそれ」 「知らねえ。釘崎が勝手に言ってる」 「もう食べていい？」 「いいよ。好きなだけよそって」 　虎杖が釘崎にお玉を渡す。釘崎はお椀いっぱいにご飯をよそう。米の気分というのは本当だったらしい。ばくばくと大口を開けて食べている。 　そういえば、津美紀もよく鍋の〆にご飯を食べてい た。津美紀と二人で暮らしていた頃は、子どもだったこともあり、滅多に鍋をすることもなかったが、伏黒が中学に上がる頃には津美紀は、時折スーパーでまとめ売りされている昆布だしやらキムチ鍋やらの鍋つゆを買って作るようになった。津美紀はたいてい「便利でいいね」と言って最後にご飯を入れて、伏黒も一緒になって食べていた。 　まれに五条が気まぐれを起こしてお土産にやたらと高い肉を買って寄越したこともあった。そのときは津美紀はもったいないと言って数回に分けて食べていて、それを知った五条がまた気まぐれで高級和牛を買ってきて津美紀を驚かせた。その夜は五条と三人で鍋をした。ろくに料理をしたことがないと言う五条が「僕に任せなさい」となぜか自信満々に切ったネギは長さがバラバラだった。 　こんな風に思い出になる日が来るとは、あの頃の伏黒は思いもしなかった。呪術師になると決めて以来、自分よりも年上の呪術師が命を落とす場面に何度も遭遇してきた。けれども津美紀が呪われるまで、死をどこか遠い出来事のように捉えている自分がいた。津美紀との日常が続くものだと無邪気に信じていた。五条だって、こんなにも早くにこの世を去るとは思わなかった。 　ようやく訪れた平穏も、たくさんの犠牲の上にある。喪われたものはもとには戻らない。虎杖の耳と指も釘崎の目も、反転術式をもってしても戻らなかった。 　喪いたくない、と思う。これ以上なにも。伏黒にとって大切なものはそう多くはない。昔からそうだ。伏黒の手の届く範囲のものを守るだけで精一杯だ。たったそれだけのものさえ守ることが出来なかった。 　伏黒はすっかり空になった鍋をスポンジで洗う。虎杖と釘崎はテレビを見ながらアイスを食べている。見ているのは数年前に流行った恋愛ドラマの再放送だ。津美紀が気に入って、主題歌をよく口ずさんでいた。
March 1, 2025 at 12:25 PM
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続き 2/4
手に口を挟まないほうが賢明だろう。釘崎の言うように甘やかされている自覚くらいは伏黒にもある。むしろなかったら異常だ。自分だったら他人にここまですることはないし、自分の領域に他人を入れることには抵抗がある。虎杖はパーソナルスペースが極端に広く、誰彼構わず受け入れるだけの度量があって、偶然が重なって、たまたまそこにうまく伏黒が収まっているだけだ。 「アンタがそんなだから、ますますコイツがふてぶてしくなんのよ」 　釘崎がコイツと指を指してくる。ふてぶてしいとはなんだ、と伏黒が睨むと睨み返された。虎杖は構わず鍋の灰汁を取る。 　任務で嫌なことでもあったのだろうか、今日の釘崎はやたらとつっかかってくる。たしか釘崎は、虎杖と来栖と一緒に受肉者の魂を引き剥がす任務に当たっていたはずだ。この任務はまだ始まったばかりで、おおよその全体数は把握できていても、どれくらいの時間がかかるかは未知数だ。伏黒も来週来栖たちと同行する予定が入っている。 「いいじゃん。俺は困ってねぇし。さっきからどしたの釘崎」 　虎杖の様子を見るに、虎杖にも心当たりはなさそうだ。何があったのかは知らないが、嫌なことでもあったのかもしれない。八つ当たりされるのは面倒だが、この仕事をしているからには適度なガス抜きも必要だ。「無駄にストレス溜めて呪詛師になるのだけはやめてね～」と軽い口調で五条が言っていたことを伏黒は思い出す。 「べつに。虎杖がいいならいいわ。そろそろ食べれそう？」 「そうね。じゃ、お椀取って」 　釘崎からお椀を受け取った虎杖が鍋の具材をよそう。虎杖は釘崎の分の一通り具材をよそうと、伏黒のお椀 を取って適当に盛り付けた。虎杖から「ん」と肉団子の多めに入ったお椀を渡されたので、伏黒は礼を言って受け取る。 「そういうところよ」 「そういうとこって何さ」 「伏黒にやってるようなことよ。誰にでもほいほいやるんじゃないわよ」 　釘崎の苦言に、虎杖は分からないと言いたげに首を捻る。釘崎の言わんとすることは伏黒にはなんとなく理解できるが、今は黙っていた方が賢明だろう。 「誰にでもはやらねぇけど」 「ほどほどにしときなさいってこと。誰にでもそんなことしてたらアンタ、ろくなことになんないわよ」 「釘崎が何言ってんのか分かんねぇけど、分かった。気ぃつけるわ」 　虎杖は腑に落ちてはいないようだったが、ひとまず釘崎の言うことを聞くことにしたようだ。ちらりと釘崎の視線が向けられたが、伏黒は見なかったことにする。 「そうするといいわ。じゃ、食べるわよ」 「いただきます」 　釘崎の関心は、虎杖に苦言を呈するよりも、目の前の鍋へと移ったらしい。揃って手を合わせて食べ始める。肉団子を頬張ると、じんわりと出汁が口のなかに広がった。虎杖の作る肉団子は生姜がよく効いている。前に伏黒が生姜を使った料理が好きだと話したら、以降多めに入れるようにしているのだと虎杖は言っていた。釘崎の言うこともあながち間違いではないのかもしれないが、当事者である伏黒自身が認めるには抵抗がある。 「そういや、今度の金曜に仙台に帰ろうと思ってるんよ。じいちゃん関係の手続きがあってさ」 「相続か？」 　伏黒が聞くと、虎杖はうんと頷いた。虎杖の両親は 幼少の頃に亡くなっていると伏黒も聞いている。虎杖の父にほかの兄弟がなければ、虎杖が相続人になるらしいという程度の知識は伏黒にもある。おそらく虎杖の話からするに、相続人は虎杖のほかにはいないのだろう。 「そ、あん時バタバタしてたから死亡届出すくらいしか出来てないんよね。家の名義とか、銀行とか、いい加減どうにかした方がいいかなって。一応相続人は俺しかいないみたいだし、まずは家の片付けから始めようかと思ってさ」 　虎杖を東京に連れ出すきっかけを作ったのは伏黒だ。あの夜出会わなければ、宿儺の指を飲まなければ、虎杖はここにはいない。祖父の死を看取ったあとは、変わらず仙台で暮らしていたはずだ。 　後悔がないと言えば嘘になる。巻き込んでしまった罪悪感もある。とはいえ、あの夜そうしなければ、どちらかが、あるいは両方ともが死んでいただろう。今となっては過ぎたことだ。宿儺が消え、虎杖の死刑は取り消された。嫌でも己の死と向き合わざるを得なかった虎杖は今、こうして伏黒の前で鍋をつついている。一時は自分の死を受け入れていた虎杖が、今はなんてことのないように少し先の話をする。 「なんだかすっごく面倒くさそうね」 「ま、じいちゃんの財産なんて家と貯金くらいしかないっぽいし、俺でもなんとかできるかもって」 　相続、なんて伏黒には本で読んだ程度の知識はあるが、身近なものではない。一応五条に父の死を知らされたものの、伏黒にとって父親とは、元より生きていようが死んでいようが伏黒の人生とは関わりの薄い人間であったし、生前の行いから考えて借金はあっても財産はないだろう。父の生家である禪院家についても、当主になるという話があったが、争乱のなかで壊滅状態となったことでうやむやになり、宙に浮いたままになっている。わざわざ厄介ごとに巻き込まれたいとは 思わないので、あえて首を突っ込む気はない。もしかしたら伏黒にも何かするべきことがあるのかもしれないが、虎杖のように今すぐどうにかすべき問題ではないだろう。虎杖はなんとかなるでしょ、と笑っているが、若干十五歳の子供だけで行うには難しいように伏黒には思えた。 「相談はしたのか？　その、弁護士とか」 「とりあえず日車に何となくは聞いたけど、自分はもう弁護士じゃないから手伝えなくてすまないって言われてさ。俺まだ未成年だし、困ったら専門家に相談しなさいって日車には言われて、仙台らへんでいくつか頼れそうな連絡先もらってる」 　日車は弁護士の資格を自ら返上することにしたらしい。死滅回游にて覚醒した日車は、呪術師としては破格の才能を持っていた。ただでさえ呪術師は万年人手不足な上、国家資格を持っているとあらば、呪術界としては日車のことを上手く利用したいと反対の声もあがったが、日車自身が人を殺した罪を罰せられない状態をよしとしなかった。呪術界の働きかけにより、刑事罰として日車が処罰を受けること、つまりは正当な手続きを経て弁護士の資格を剥奪されることはなくなった。弁護士のルールがどのようになっているかは伏黒はあまり詳しくはないが、少なくとも日車自身は自分には資格がないとやめるつもりでいるように見えた。 　それでも日車は、虎杖のことは気にかけているらしい。虎杖も虎杖で、日車のことを頼れる大人の一人として慕っている。虎杖にとってそんな存在がいることに、伏黒は勝手に安堵している。自分達はまだ子どもなのだ。自分一人で背負うべきことは、大人と比べたら少ないはずだ。 「それが一番よ。未成年なんだもの、頼れるものは頼りなさいよ」 「そうだ。俺に手伝えることがあるなら言え。法律の
March 1, 2025 at 12:24 PM
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伏黒と虎杖と釘崎で鍋を食べる話（虎伏）1/4 #新書ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/pagemakers/shinsho/index.php
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「一年三人で鍋を食べる話（虎伏）」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　伏黒に星座の名前を教えたのは義姉だった。遠い日のこと、綺羅羅の術式に触れるまで忘れていた記憶だ。津美紀は図書館から借りてきた本を広げ、幼い伏黒に読んで聞かせた。結局今でも名前を覚えている星座は少ない。夜空を見上げてすぐに見つかるオリオン座くらいしか、自信をもって答えられるものはない。三つ並んだ星のことだけは、なんとか忘れずにいる。 　星の名前も、花の名前も、野菜の切り方も、ごみの捨て方も、伏黒に教えてくれたのは義姉だった。きっと忘れてしまったものも多い。 「椎茸と豆腐、か」 　任務終わりにスマートフォンを見ると虎杖からメッセージが入っていた。帰りに買ってきて欲しいとある。時刻は午後六時半、まっすぐ帰っても寮に着くのは七時を過ぎる。 『了解』 　送迎の伊地知に頼んで、帰り道にあるスーパーへ寄ってもらうことにする。ついでにトイレットペーパーなど不足している日用品を買って帰ろう。虎杖に他にほしいものはないかとメッセージを送る。 「お夕飯は虎杖くんとですか」 「あ、ええ、虎杖が鍋を作ってくれるんで」 「いいですね。よく一緒に食べてるんですか」 「ええ、まあ。一人分も二人分も作る手間はかわらないってあいつが言うんで」 「なるほど。虎杖くんらしいですね」 　伊地知はほほえましげにそう言った。補助監督として五条の信頼を得ていた、もといいいようにこき使われていたように伏黒には見える、伊地知とは伏黒も幼い頃から五条を介して関わりがあった。伏黒も優秀な補助監督として伊地知には尊敬の念を抱いており、五条の態度についてはああはならないようにしようと反面教師にしている。 　伏黒に昔から友人と呼べる存在がいなかったことは 伊地知も知っている。そのせいか、同級生といるところを暖かい目で見守られるとなんだかくすぐったい気持ちになる。 　街は失われた日常を取り返そうとしている。二月も半ばを過ぎ、未だ街には壊れた建物が多く、避難生活を送る住民も多い。それでも、スーパーやガソリンスタンドなど、人々の暮らしと密接に関わる業種は早々に営業を再開し、伏黒もその恩恵に預かっている。こうしてスマートフォンで連絡が取れるのも、電気やガスが使えるのも、復旧に携わった人々のお陰だということは忘れてはならない。伏黒は窓の外をぼうと眺める。かつて住宅街だったここも、灯はまばらだ。いたるところに壁や屋根を覆うようにシートがかけられている。元の姿を取り戻すにはかなりの時間を要するだろう。それでも、人々の暮らしている気配はある。日常は続いていく。 　買い物は十分もかからなかった。高専の最寄りのスーパーは、年明けには営業再開していたが、並ぶ品数はさほど多くはない。あらかじめ買うものは決めていたし、いたずらに伊地知を待たせるわけにはいかないと、エコバッグに入りきらずにはみ出したネギを支えながらそそくさと戻ってきた伏黒に、伊地知は「慌てなくてもいいですよ」と笑った。 　 「遅かったじゃねぇか。待ちくたびれわよ」 　高専に着き、自分の部屋に戻る前に虎杖の部屋を訪れると、釘崎が待ち構えていた。おおよそ、任務のついでに夕飯に誘ったのだろう。釘崎は部屋着で我が物顔でくつろいでいる。机の上に置かれたガスコンロを前に、スマートフォンを弄っていた。 「釘崎もいたのか」 「クラスのマドンナがわざわざ来てやってるんだからもっと喜べよ」 「虎杖の作る飯が食いてえだけだろうが」 「それはアンタもでしょ」 　一方虎杖はせっせと鍋の準備をしていて、伏黒が買ってきた以外の具材の準備はできているらしい。部屋中に生姜の香りが漂っている。虎杖も虎杖で任務帰りだろうに、疲れた様子はない。 「虎杖、頼まれてたもの買ってきた。ついでにトイレットペーパーなくなりそうだったから買ってきた」 「おっ助かる。ありがと！　適当に置いといて」 　だいたいいつもこのあたりにあったな、と伏黒は適当に買ってきた荷物を置いていく。そういえばなくなりそうだと思って買っておいたトイレットペーパーは正解だったらしい。この部屋になにがあってなにがないのかは、自分の部屋ほどではないがおおよそ把握している。虎杖に言うと引かれそうだから決して言うつもりはない。 「着替えたら俺も手伝う」 「もうそんなにやることないし、手伝いはいいかな。あ、でもあと片付けはよろしく」 「わかった。着替えてくる」 　一連のやりとりを、釘崎がなにか言いたげな顔で見ているのを横目に、伏黒は虎杖の部屋を出た。伏黒の部屋はすぐ隣にあって、着替えもたいして時間はかからない。便利なものだ。用がなくても虎杖の部屋に立ち寄ってしまうのは仕方のないことだろう。伏黒にも虎杖との距離が近すぎる自覚はある。それがいいことか悪いことかは、今の伏黒には判断が出来ない。 　 「ここ、アンタの部屋じゃないわよね」 　着替えを終えて戻ると、相変わらずスマホを弄っていた釘崎が、伏黒を見るなり呆れた顔で言った。釘崎の目の前の簡易テーブルにはコンロと土鍋が置かれていて、傍らで虎杖がせっせと支度をしている。 「なんだよ」 「この部屋、アンタのもの多すぎじゃない？」 　釘崎は虎杖のベッドの端に置かれた文庫本を指差す。銀河鉄道の夜。津美紀の遺品整理をしていたら出てきたもので、伏黒自身のものではない。昔津美紀に勧められたものの、途中で読むのをやめたきりだったのを再読し始めたのだ。という事情を話す気にはならなかったので、適当にかわすことにする。 「虎杖に貸してる可能性もあるだろ」 「ほんとに？」 　伏黒が適当に答えると、釘崎は鍋に豆腐を入れている虎杖に尋ねた。コンロの火にかけられた鍋は沸々としていて、虎杖の手で次々と具材が入れられていく。 「んーどうだろね。つかこれ、昨日伏黒が読んでて忘れてったやつじゃん」 　虎杖の言う通り、昨晩も虎杖の部屋にいて、虎杖のベッドで本を読んだまま寝ていた。朝起きた時にはなぜか自分の部屋に戻っていたから、自分でどうにかしたか、虎杖が運んでくれたのだろうが、一度も起きた覚えはないから、おそらく後者だ。虎杖は、そんなに重くないから平気と言って簡単に伏黒を運んでくれるが、面倒をかけたのは確かだ。釘崎が帰ったら、礼を言うことにしよう。釘崎の前でこの話をしたら、どんなことを言われるかたまったものではない。 「そうだったな」 「おい、適当な嘘吐くな」 「まあまあ、俺も伏黒の部屋にモノ置いてるからさ、おあいこってことで」 　一通り具材を入れ終え、虎杖が言った。あとは火が通るのを待つのみである。その間にも虎杖は各々のコップにペットボトルの茶を注いでいた。 「甘やかしすぎなんじゃないの」 「べつに、フツーじゃね？」 　鍋の様子を伺いつつ虎杖が言う。釘崎が伏黒を怪訝そうに見る。虎杖の言う『フツー』が一般常識のそれと同レベルなのかどうかは伏黒には分からないが、下
March 1, 2025 at 12:24 PM
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朝起きてアプリを立ち上げてわっっとなった
あんさんぶるスターズ！！のログイン画面。レオの返礼祭の時の台詞が記載されている
February 27, 2025 at 9:12 PM
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ジュンくんが出るまでに夏目、友也くん×2、つむぎ、薫くんの星5が出てたいへんだった、なおイベントの夏目くんは凸した
あんさんぶるスターズ！！のジュンくんの星5が出たときのガチャ台詞 あんさんぶるスターズ！！のジュンくんの星5のガチャ画面
February 15, 2025 at 6:59 AM
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魔が差した
あんさんぶるスターズ！！のスクリーンショット。生涯ゼッタイそーあい宣言をレオと泉とジュンと日和にそれぞれショコラフェス衣装を着せている
February 1, 2025 at 11:59 AM