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書店員。
POPつくります。
「できる できる 大丈夫 頑張れ 負けるな 自分に。」持田あき『おもいで金平糖』より
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ブルースカイ、はじめてみました。
POPつくります。
よろしくおねがいします〜。
『52ヘルツのクジラたち』 町田そのこ　中央公論新社 52ヘルツのクジラ、それは他のクジラには届かない声を持っている…世界で一頭だけのクジラ。 見つけてもらいたくても、見つけてもらえない。 魂の番を求めて、広い広い海の中を漂い続けている。 自分の人生を家族に搾取された女性と、母に虐待された少年が出会う。 孤独であるがゆえに愛に飢え、愛を欲し…。 何もかも失った先に、たくさんのものを持っている。 私を、僕を、見つけてくれてありがとう。 どうかその声が誰かに届いて、やさしく受け止めてもらえますように。 『月の立つ林で』 青山美智子　ポプラ社 「竹林からお送りしております、タケトリ・オキナです。かぐや姫は元気かな」 『ツキない話』 それはタケトリ・オキナという人が毎日毎日午前七時に十分間、更新されるラジオのことで。 あなたとはちがう誰かが、ちがう場所で聴いていて。 その時間だけは誰もが月に思いを馳せている。 月には同じものはない。 月は毎日、姿をかえて。 それはどこかにいるあなたではない誰かが過ごす時間と同じように。 新しくなることはできなくても、再生を繰り返した先でまわりまわって、気づいてほしい誰かに気づいてもらえるかもしれない。 今は今の距離で、今のあなたにできることから。 この物語が静かにそっと寄り添って、あなたを支えてくれるだろう。 『汝、星のごとく』 凪良ゆう　講談社 自由を求めて飛び出した者と、逃げ出せずに閉じ込められてしまった者がいた。 想いあう気持ちが天秤にのったとき、平らになることは奇跡でしかないのかもしれない。 だって重さが違えば、傾いてしまうから。 傾かないように傷つき、傷つけられ、たくさんすれ違ったけれど。 わたしは自由に、気持ちの赴くまま、愛する者のために人生を誤りたい。 他人から見たらいびつな愛でも、わたしにとってはたった一つの愛。 正しくなくていい、生きたいように生きればいい。 それは誰かがくれた愛の物語。 『さやかに星はきらめき』 村山早紀　早川書房 はるかさきの遠い未来。 地球は生きることのできない場所となり、人びとは月に住むようになった。 科学が進歩して魔法のようになった未来ではネコやイヌやトリたちが進化して、ヒトのような二足歩行をしていたりする。 月から見る地球はいつ見ても青く、遠い故郷に想いをはせる。 地球はどんな星だったのかと、いつか帰ってみたいとあこがれながら。 わたしたちが住んでいた地球には生きているものはだれもいない。 ただこの宇宙から消えてしまうまえに、言葉を形に残すことはできるだろう。 だってそれはだれかにとっての魔法になるかもしれないのだから。 あなたへのすてきなプレゼントになりますように。
February 7, 2024 at 9:38 AM