渡り鳥に挨拶をして数時間後、見知ってるようで少し変わった街を見下ろす。

あの居酒屋のおっちゃん元気かな。
あの時俺を信じると言って本を受け取った彼女は生きているだろうか。
定期的に顔を見せてくれる弟子は新たに傷跡を増やしていないだろうか。
今はもう🦸‍♂️ではない自分が剛翼と共に地元に戻ることは出来ない。本日は個性事故の件で特別に個性使用許可を取ったが…やはり歯痒さを覚える。

この羽はあまりにも目立ちすぎるのだ。色も、持ち主の特定も、穢れも、何もかも。

剛翼を練習がてら書類整理にフルで使って感覚を取り戻していく。
当時より頭の回転が追いつかない。それに大戦以前は剛翼で行っていたものにふと手を伸ばそうとする。
「老いと慣れって怖いな…」
個性を失ってからの8年は長かった。もう🦸‍♂️よりこの立場の方が長くなってしまったのだ。
🦸‍♂️🦅を知らない子供が増えてきたのも納得だ。

「行きますかぁ〜」
民間人にバレないように‪🐹安の屋上から垂直に飛び立つ。
ごうごうと風の音が耳と剛翼1枚1枚に痛いほど“空を飛んでいる”ことを伝えてくる。
「さむか…」
地上からはほとんど認識できない上空を飛行し向かうは地元の空。

後日一緒にふわふわのラグ買いに行ってくれ〜！！
個人的にはアイボリーかダークグレーだと良い

真っ黒だと🐦‍⬛の毛並みに同化しちゃいそうだから拒否する🦅と未だに黒の呪縛から逃れられない🐦‍⬛で一悶着あってくれ

｢…俺ぐだぐだじゃん、ごめん…｣
｢…いえ、貴方がこうやってプレイするのが初めてだと分かるし、普段何でもそつなくこなしてしまう貴方の新しい一面が見れて嬉しい｣
｢っ…！もー！なしてそんなかっこいいと！？｣
｢ふ、ははっ｣
｢…これからもfmkgにはかっこよくない姿を見せるかも…それでもそばにいてくれる？｣
｢勿論。こちらこそお願いしたい｣
｢ん、ありがと…今度一緒にラグとか見に行こ。だから今日は寝室で｣
｢あぁ｣
｢じゃあfmkg…Come｣
｢はい、啓悟さん｣

年々🦅の扱いが上手くなる🐦‍⬛と👤。
連絡する時と迎えに来てもらった時も上手に🦅を言いくるめる🐦‍⬛たちを見て、周りは砂吐くし、先生は呆れてる。
前は🐦‍⬛が返信こない！ってなってたのに逆になっちゃう🦅🐦‍⬛可愛い。

ちな黒のコートの中は赤いニットで、首にもダーククリスタルを模したの巻いてるから、🦅よりダーククリスタルの方を意識してます、みたいに🦅は捉えちゃって至福かっこかわいか〜！と同時にダーククリスタルめ…赤は俺ん羽やけん！ってうじうじして欲しい

オチを見失いました懺悔

この後今時間軸の🦅が🐦‍⬛に緊張しつつ偉そうに煽ってるのを見て耐えきれなくなり、背刀で奇襲。
もちろん気づいて(だけどまだ遅い)応戦する若🦅。
もみくちゃになる2人をべりっ！って👤が引き剥がして｢何してるんだ貴方たちは…｣｢情ケネェナ｣って小言言うもんだから、🦅は落ち込むし若🦅はなんだコイツら、やけに手馴れてやがる…！ってびっくりしちゃう。

ご都合個性事故で若🦅の時代に3人が飛ばされちゃってエンカウントしちゃったよ〜話