ベルゼブブ

七つの大罪「暴食」を司る悪魔。
かつてエクロンで信仰された嵐の神バアルで、ベルフェゴールと同じく信仰を失った神が悪魔として扱われるようになった例のひとり。
配偶神はアスタロトだが、七十二柱の悪魔アスタロトはアスタロト神の概念の集合体であるため厳密に妻ではない。会うと微妙な気持ちになるらしい。

21世紀ではすっかり隠居し、ベルフェとともに穏やかで退屈した日々を過ごしている。
気弱なようでいて本質は神なので、苛烈な理不尽さも併せ持つ。人間を憎む。

料理を好み、まめまめしく家事に勤しむ姿はかなり所帯じみている。
暴食を司る割にそれほど常軌を逸した大食いではない。
一人称は「ボク」。

ありがとうございます！！自分が考える一番格好いい軍服を着せました✨

要約してもあんま情報量変わんないので記憶するのには役に立たないやつです()

一方で硬派な保守なのかといえばそうでもなく、何事も公正に判断する目を買われてサタンとミカエルの思想の衝突を調停することも少なくない。
懲罰課自体が第三者的立ち位置にあるため、地獄においても天国においても無視し難い発言力を持っている。

地獄の暗所で罪人の魂を呵責する業務のため、懲罰課では軍服に服装が統一され、過酷な環境にも耐え得るよう防御が固い。
酸素がある場所ではガスマスクを外す。勘違いされやすい寡黙さと冷静な言葉遣いではあるが、決して不愛想という訳ではない。

身長は190超え。

四大天使のひとりで古参の御使い。
名前は「神の炎」を意味し、ミカエル、ラファエル、ガブリエルに並ぶ知名度でありながら正典には登場せず、カトリック教会から正式に認められていない。
その奇妙な立ち位置には、中世に民衆の間で過熱した天使崇敬を咎めるため、見せしめ的に教会から破門された過去が関係している。

破門された(一時的に堕天使扱いになった。現在はほぼ解消されている)ことに加え、元々罪人の魂を罰する獄卒であったことも相俟ってかなり厳格な性格。
サタンと相性が良く、天国側の監査に近い形で懲罰部の管轄を任され、地獄に勤務している。
エズラエルは直属の部下にあたり、非常に懐かれている。