「それじゃ俺の顔ぜんぶ好きなんじゃねーか」
聞こえたのかどうかわからないが彼は酒を取られて空いた手で俺の耳元を包みこみ、
「 」
熱い言葉でキスをしてきた
「…」
酒の香りと彼の匂いで大いにぐらついたが踏ん張り、軽いキスで返してから手に持ったままの結露したグラスを彼の頬に押し付けた。少しひんやりしたそれは彼の注意をそらす
「冷たい…」
「冷たいだろ」
「もう少し飲みたかったが仕方ないか…」
「そーだよ今日はいつもより」
「お前と飲むと楽しくてついなあ」
「…多分アンタ別タイプの笑い上戸だよ」
「それじゃ俺の顔ぜんぶ好きなんじゃねーか」
聞こえたのかどうかわからないが彼は酒を取られて空いた手で俺の耳元を包みこみ、
「 」
熱い言葉でキスをしてきた
「…」
酒の香りと彼の匂いで大いにぐらついたが踏ん張り、軽いキスで返してから手に持ったままの結露したグラスを彼の頬に押し付けた。少しひんやりしたそれは彼の注意をそらす
「冷たい…」
「冷たいだろ」
「もう少し飲みたかったが仕方ないか…」
「そーだよ今日はいつもより」
「お前と飲むと楽しくてついなあ」
「…多分アンタ別タイプの笑い上戸だよ」