補足
🐯は先にこの酒場に来ていたので、賽子に細工がしてあることを知っていた
そして、🌷が来たのでからかった
🌷はまんまと引っかかった

ヨットが賭け事なのかは🍬はよく知らない
🍬、賭け事詳しくないのでこんな感じになってしまった
イカサマでズル賢く勝つ🐯が書きたかったんや、、、

🌷はハッとして🐯が持っていた賽子を手に取る
わずかだが自分が使っていた賽子より重い
中に重しが入っている
「イカサマじゃねェかッ！！」
🌷が店を出ようとする🐯を見ながら言った
すると🐯は振り返り、イタズラな笑みを浮かべながら舌を出した
それはまるで子供があっかんべーをしているようだ

「騙される方が悪ィ。ご馳走様♡」

「アイツ、絶対許さねェッ！！！」
🐯が出ていった扉に🌷は大声で叫んだのだった

「なっーーー！？」
🌷が目を見開く
出目は＂︎︎6＂︎︎と＂︎︎6＂︎︎
合計数＂︎︎12＂︎︎
野次馬から大歓声が上がった
「は、う、嘘だろ？！」
能力を使った気配はなかった
それに🐯の賽子はずっと目で追っていた
能力を使ったなら🌷にも分かるはずだ
🐯は賽子を手で弄びながら笑う
「お前の奢りな！」
そして、立ち上がり刀を持ち出口に向かう🐯
そんな🐯の手から賽子がテーブルに落ちた
なんの変哲もない賽子、
けれどーーー
コロコロコロカタン
テーブルを転がった賽子は2つとも＂︎︎6＂︎︎を出した
こんなに何度も賽子が6を出すことなんてあるのか？

「一応確認だが、能力使うような馬鹿な真似はしねェよな？」
🌷は🐯を見る
「当たり前だろ。真剣勝負だ。先行はお前からでいい」
「へ、上等だ。やってやるッ！！」
🌷はテーブルに勢いよく賽子を転がした
ーーーコロコロコロカタン
出目は＂︎︎6＂︎︎と＂︎︎5＂︎︎
合計数＂︎︎11＂︎︎
🌷と🐯を遠巻きに見ていた野次馬から歓声が上がる
なかなかの高得点だ
ほぼ勝ちは決まったと言っていいだろう
🌷に勝つには🐯は12
最高得点の6と6を出すしかない
勝ち誇った笑みを浮かべる🌷に、
🐯はーーー笑った
そして、
「おれの番だな」
ーーーコロコロコロカタン

「負けるのが怖いのか？」
🐯がニヤニヤと笑う
「はあ？！んなわけあるか！！やってやらァ！！！！」
🌷は力強く言った
乗ったからにはこの賭けに勝つ！
そう強い意志が感じ取れた
「そうこなくっちゃな」
🐯はそう言うと、店の後方賭博場へ向かった
そしてそこから4つの賽子を持って来た
あの賽子はヨットで盛り上がってた奴らが使ってた賽子だ
確か1人がやたら高い目ばかり出していてその度に歓声が上がっていた
「ルールは簡単。この賽子の出目の合計数が大きい方が勝ちの一回勝負」
🐯はそう言うと🌷に賽子を2つ投げた
🌷は賽子をキャッチする
どこにでもある普通の賽子だ

「お前は🐯ﾌｧﾙｶﾞｰ！？」
🌷は思わず大声で驚く
すると先に食事していた🐯は顔を顰めた
🌷の声は賭博の歓声でほぼかき消されたが🐯にはしっかりと届いたらしい
「うるせェ」
「お前がなんでここにいる！？」
「おれがどこにいたってテメェには関係ねェだろ」
🐯は食べ終えたスプーンを皿の上に置きながらそう言った
「、、、」
気まずい沈黙が流れる
だが、先に沈黙を破ったのは意外にも🐯の方だった
「なァ、🌷屋、賭けをしねェか？」
「あ？賭け？」
「そうだ。負けた方が勝った方の飯代を奢る」
「あﾞ？なんでおれがそんなことーー」

🐯(6歳)「なぁ、待っててくれるか？」
🚬(26歳)「ああ。おれは前世から待ってるんだ。14年なんてどってことねェよ。お前こそいいのか？こんなオッサンで」
🐯(6歳)「オッサンとか関係ねェよ。🚬、お前だから、お前だからいいんだ」

🌷がいる差分