ただ、何も言わずじっと、私を見ていた
負けてなるものか、と
私は意地を張り、じっと見つめ返す
だが、どちらを見たら良いかが分からない
仕方なく、赤を見て、青を見て、赤を見て、青を見て、などと繰り返していると、
段々と足元がおぼつかなくなってくるではないか
これが幻術か、と
目元を覆い、伏しながら言った
参った、私の負けだ
たが、返答は無い
ちらと見上げると、双子は一切こちらを見ずに、遠く彼方を眺めていた
先程まで私が塞いでいた、その奥を
これは置物だった
羞恥に耐えかねた私はその場を走り去った
ただ、何も言わずじっと、私を見ていた
負けてなるものか、と
私は意地を張り、じっと見つめ返す
だが、どちらを見たら良いかが分からない
仕方なく、赤を見て、青を見て、赤を見て、青を見て、などと繰り返していると、
段々と足元がおぼつかなくなってくるではないか
これが幻術か、と
目元を覆い、伏しながら言った
参った、私の負けだ
たが、返答は無い
ちらと見上げると、双子は一切こちらを見ずに、遠く彼方を眺めていた
先程まで私が塞いでいた、その奥を
これは置物だった
羞恥に耐えかねた私はその場を走り去った
驚きながら振り向いたが、そこには誰も居なかった。
おかしい。確かに今、そこに自分を呼んだ誰かが居たはず...
ねぇ
また声が聞こえる。今度は何も無いはずの正面から。
いよいよ幽霊にでも遭遇したかと思い、ガタッと椅子を立ち上がって不意に気づいた。
――そうだ、VRゴーグル付けて授業に出席してたのを忘れてた。
彼女が言うには、授業のプリントを届けに来たらしい。
全国から入学できるこの学校で、プリントというのがそもそも無理があるだろうに。
ありがとう、と礼を返して、自室から出て行く彼女を見送った。
...ところで、あれは一体誰だったんだろう?
驚きながら振り向いたが、そこには誰も居なかった。
おかしい。確かに今、そこに自分を呼んだ誰かが居たはず...
ねぇ
また声が聞こえる。今度は何も無いはずの正面から。
いよいよ幽霊にでも遭遇したかと思い、ガタッと椅子を立ち上がって不意に気づいた。
――そうだ、VRゴーグル付けて授業に出席してたのを忘れてた。
彼女が言うには、授業のプリントを届けに来たらしい。
全国から入学できるこの学校で、プリントというのがそもそも無理があるだろうに。
ありがとう、と礼を返して、自室から出て行く彼女を見送った。
...ところで、あれは一体誰だったんだろう?
ごはんをおかずにしてごはんをたべよう トッピングはおしお。
ごはんをおかずにしてごはんをたべよう トッピングはおしお。
精神的自傷行為となる人生。
そんなものよね
精神的自傷行為となる人生。
そんなものよね