齢四十五にして、ピアスを開けた。母の遺骨から作ったダイヤモンドを身につけるためだ。
ある日、帰宅して洗面所の鏡を見ると、耳にピアスがない。家の周りや玄関の辺りを探したが、どこにも見落ちていない。私は、母を二度なくした。
母は次の日あっけなく見つかった。カバンの底に光るものがあった。
戻ってきた母を手にした瞬間、涙が頬を伝った。母の死後、一度も流したことのなかった涙だ。
母を二度もなくさずに済んだ安堵だろうか。いや、違う。
だって、本当に戻ってきて欲しかったのは、最初になくしたほうの母だと知ってしまったから。
※わたしのお母さんすんごい生きてるし普通に元気です笑
齢四十五にして、ピアスを開けた。母の遺骨から作ったダイヤモンドを身につけるためだ。
ある日、帰宅して洗面所の鏡を見ると、耳にピアスがない。家の周りや玄関の辺りを探したが、どこにも見落ちていない。私は、母を二度なくした。
母は次の日あっけなく見つかった。カバンの底に光るものがあった。
戻ってきた母を手にした瞬間、涙が頬を伝った。母の死後、一度も流したことのなかった涙だ。
母を二度もなくさずに済んだ安堵だろうか。いや、違う。
だって、本当に戻ってきて欲しかったのは、最初になくしたほうの母だと知ってしまったから。
※わたしのお母さんすんごい生きてるし普通に元気です笑