ぱいなっぷるじょー
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pineapple-jo.bsky.social
ぱいなっぷるじょー
@pineapple-jo.bsky.social
30↑/OP腐/🐯⚔️、⚔️右
🐯⚔️を浴びたいだけの垢
無言フォローすみません…
December 24, 2025 at 2:39 PM
先輩🐯後輩⚔️,80
ガタン、大きな縦揺れだ。ゾ□はすぐに目を覚ました。ぐらぐらと横揺れが来るなか隣に寝ている恋人は大丈夫かとそちらを向こうとしたら、急にガバリと覆い被さられた。
「せ、先輩!?」
上から体重をかけられてながら両腕でしっかりと抱きしめられて身動きがとれない。
「先輩!ちょ、離せって!」
これでは自分が恋人を守れないことに焦っている間に揺れは収まった。
「先輩…今の……って寝てんのか?」
自分の上から気持ち良さそうな寝息が聞こえて何だか気抜けてしまった。

翌朝
「先輩、昨日寝ながら…」
「え、おれが何かしたのか?」
「……次はおれの方が早く先輩を守るからな」
「ありがとう?」
December 21, 2025 at 11:08 PM
先輩🐯後輩⚔️,79
急に行けなくなってしまったからと店長から貰ったチケットは近郊にあるテーマパーク。恋人も自分もそれほど興味はなかったのだが、貰ったからには行かないわけにもいくまい。
中に入るや否や白いシロクマの着ぐるみが手を降ってこちらにやって来た。目の前まで来た着ぐるみに対峙して一瞬だけ止まった恋人は控えめに手を差し出す。
「…は、はじめまして、🐯ふぁるがー・□ーだ。よろしく頼む」
真面目に挨拶する恋人にさすがにそうじゃないことくらいは分かるので耐えられず笑ってしまう。
「ハハハ!さすがだなぁ先輩は!」
着ぐるみと恋人とまとめてハグすれば、着ぐるみもまた嬉しそうに二人に腕を回してくれた。
December 21, 2025 at 8:04 AM
先輩🐯後輩⚔️,78
部屋でふと恋人の名を呼ぶ。
「ゾ□屋」
「なんだ?」
ひょこっとすぐさま顔を出してくれる恋人。とても嬉しい反面、いつも気を張っているのではないかと思うこともあった。
「ゾ□屋、家ではもっとこう…気楽にしてていいんだぞ」
「あー……悪ぃ…ちょっとウザかったか?」
しょんもりとする恋人の肩を掴み上げる。
「違う違う違う。お前自身もリラックスして過ごして欲しいという意味であって…おれはもちろんお前に永遠に構って貰いたいとは思っているんだが…」
「ハハッ!おれも先輩を永遠に構いたいからお揃いだな!」
その満面の笑みに身体中からハートが溢れ出てしまいおれはいつも敗北者となるのだった。
December 20, 2025 at 9:08 AM
先輩🐯後輩⚔️,77
疲れていたのか帰宅後にソファに転がったまま動かなくなってしまった恋人。服はそのままで鞄はソファの下に落ちている。
「先輩、大丈夫か?」
「…………あぁ」
魂の抜けたような返事に思わず笑ってしまいそうになるが、外ではいつも完璧な恋人が自分の前にだけ見せくれる姿だと思うと嬉しいばかりだ。
ただ気になることも。
「先輩、こういう油断してるところはおれ以外には見せるなよ?」
「油断?…まぁこんなおれを見せられるお前だけだよ」
恋人はただでさえ大変モテるので、こういうギャップなんて知られたらきっとまたハイエナが寄ってくるに違いない。誰も見ないところに隠してしまえたらいいのにな。
December 19, 2025 at 11:35 PM
(家電と会話するゾ□屋…かわいいな)
そんなことを考えていたら、お湯が沸いたポットがピーと鳴った。
「あぁ、分かったよ………あ…」
(家電と会話する先輩…かわいいな)
December 18, 2025 at 11:06 PM
先輩🐯後輩⚔️,76
今日も厳しい労働を終えて愛する恋人がいる家に帰宅する。
「…ただいま」
疲れのあまりか悲しいくらい声がか細い。恋人の顔を見て元気を出そうとリビングのドアを掴んだ。
「あぁ分かった。ちょっと待ってろ」
中から恋人の声がする。ただそれは誰かに話かけているようで。
「分かった、分かったから。今行くからよ」
その恋人の声がやけに柔らかく聞こえてしまい謎の危機感を覚えて中に飛び込んだ。
「ゾ、ゾ□屋!!」
「先輩?おかえり」
そこにはオーブンからデカいチキンを出す恋人の姿。
「い…今、誰かと会話してなかったか?」
「あ?…あぁ、コイツだな」
視線を向けた先は愛用のオーブンだった。
December 18, 2025 at 11:06 PM
先輩🐯後輩⚔️,75
「患者を好きになる、みたいなことってあるのか?」
たまたま流れていた恋愛ドラマが医者と入院患者とのラブストーリーだったので試しに目の前のドクターに聞いてみた。
「絶ーーーっ対にない」
どこか子どもっぽい口調で言われてついくすりとしてしまう。
「じゃあもしおれが入院してきたら、どうするせんせ?」
するりと腕を撫でる。
「それは…まぁ、アリだな…」
「うわきもの」
「いや!それはゾ□屋だからであってな!おれの後輩でも患者でもゾ□屋であれば好きになるのは仕方がないことであってだ…」
慌てるドクターに自分もまた病院の先生が先輩だったら好きになってしまうだろうなぁなんて思うのだった。
December 17, 2025 at 11:16 PM
先輩🐯後輩⚔️,74
久しぶりの休日。仕事の疲れがどっと出たのかベッドから這い上がるだけでも一苦労だった。
そんな俺を見てにんまりと笑いながら近寄る恋人。
「先輩、おれと悪いことしねぇ?」
悪いこと、という何とも甘美な囁きに疲れなど吹き飛んで条件反射で首を縦に振った。
そして今おれは、ほかほかの湯船つかりながら、二人で割って食べるアイスを持った恋人を抱えている。
パキン、とアイスを割って片方をおれに渡してくれる恋人の笑顔は全裸のわりにあまりに健全だ。
「疲れてる時には、風呂と甘いもんだろ?」
この自分を甘やかすために存在するもの全てが自分のものだと思うとあまりの幸せにのぼせ上がりそうだった。
December 16, 2025 at 11:22 PM
先輩🐯後輩⚔️,73
ー先輩
出会った頃からずっとそう呼ばれていたけれどもし自分が年下だったらとふと考えた。
「ゾ□先輩…」
きっと「どうした?」と頼りになるような笑みを浮かべてくれるような気がする。うん、好きだ。もっと年をとっていても、うんと若くてもゾ□がゾ□であるならきっと同じように大好きだ。それは例え人の形をしていなくても。動物でも無機物でも草木でも。風や水でも愛せるし、大切だと思える。
だけど、だけれども。
「飯できたぜ。先輩」
やはりこうして呼んで話して触れられる存在である今が最大の幸福であるので、今日も世界と愛する人へ感謝を忘れずに。

「ゾ□屋、あいしてる」
「ん?……おれもだよ」
December 15, 2025 at 11:21 PM
ふふふ…来年の年始ですね😂
こんな短い文なのに何度読み返しても誤用や誤字脱字が消えないの本当に酷い😇
December 15, 2025 at 7:22 AM
『兄様!今年の年始はゾ□くんも一緒に帰って来るんだよね?』
『……おれとゾ□屋の都合が合えばな』
『えー!私もゾ□くんに会いたいよー』
『…………善処する』
『間がながーい!ゾ□くん独り占め禁止ー!』
『…おれの恋人なんだがな』
いろいろありつつも収まるところに収まれば、兄はドン引くほどに一途な男でありました。
December 15, 2025 at 5:18 AM
先輩🐯後輩⚔️,72
物心ついた頃から兄は何でもできる自慢の兄だった。勉強も運動も優秀で、友達にも「ラ三のお兄ちゃんって本当に素敵だよね〜」とよく言われていた。
そんな兄だけれど、恋人がいた話はほとんど聞いたことがなかった。高校生の頃には付き合っていた人がいたみたいだけど、それも気が付けば別れていたようでよく分からなかった。
兄が実家を出てからも年末年始などに会う度に「彼女とかいないの〜?」と聞いても首を振るばかりだった。
そんな兄が急に「紹介したい人がいる」なんて言い出して、複雑な事情がある彼を連れてきた時はそれはもう大騒ぎだった。
それはもちろん良い意味でも悪い意味でも。
December 15, 2025 at 5:18 AM
「悪ぃ悪ぃ。何もねーけど、ちゃんと考えてくれる先輩が可愛くて」
「ッ、可愛いのはお前だ!!」
今日はゾ□屋の可愛い悪戯記念日となった。
December 14, 2025 at 12:39 AM