カフェーの帰り道読了。東京上野のカフェー西行(通称)で働く女給たちの大正の終わり頃から戦後にかけての物語です
カフェー、今のいわゆる純喫茶ではなく女の子とお喋りする夜のお店ですね
竹久夢二の絵のような美しい未亡人や、少し嘘つきな女性、小説家志望の高女卒など、店で働くさまざまな女性たちとその人生。店内の☕️と🚬のにおいが想像できるようです
悲しい戦争が終わり、春の日差しのようなラストに温かな気持ちで本を閉じました(推しCPの男は死んだけど)
OPERAのリップ、当時からあったんか…(無知)
ババヤガの夜読了
暴力が趣味の女、新道依子はある日暴力団に攫われ、会長である内樹の一人娘、尚子のボディーガードを務めることに…
読みやすく比較的薄めなので1時間半くらいで読み終わったんですが文章の勢いがすごい。暴力も展開もスピーディーで読者はひたすら押し流されていく…どんぶらこどんぶらこ
ネタバレになるので詳細は省きますが騙された!いやまさかアレがアレだとは思わんじゃん。型にはまったスタイルの方が騙しやすいかそっかぁ…。私もまた型にはまった思考を持つ人間の1人だということ…
推しキャラは柳です
一昨日日記
とうとう12月に入ってしまったけど毎年新年迎えた次の瞬間年末を迎えてる感覚があるね。子供の頃のゆっくりとした時間感覚はどこに行ったんだろう。
一日中仕事をしていたが全く集中できずにYouTubeで新しく見つけた良い感じの曲にノリまくっていた。日本語の歌だとどうしても歌詞の意味を考えてしまって仕事が脳内から弾き出されてしまいがち。仕事中は洋楽かBGMオンリーにした方が作業が捗るんだがついつい日本語楽曲を探してしまう。ノーミュージックノーライフ。
イラストはMV参考に描いたはずがなぜか90年代ファンタジーっぽくなった落書き
昨日絵日記。
すみれ屋敷の罪人が面白くて一気読みした。1日で読み終わるという体験は久々。感想ではネタバレになるから書かなかった部分なんだけども愛の物語だったなと。愛っつっても殺人が絡んでくる時点で綺麗なだけのもんではないし、そもそも罪の子である彼女を捨てたのは両親だろうとか、使用人たちの絆にしても共犯意識から来る連帯感だったのではとかいろいろ思うところはある。それでもあの親子の最期の瞬間、それぞれの心にあったものが本物の愛であってほしいというのが岡林の「祈り」だったのだろうな
ということで今日のイラストは作中に出てくる「祈り」をイメージしたファンアートです
すみれ屋敷の罪人読了
X県の名家紫峰家が所有していた洋館の敷地から複数の白骨死体が発見された。事件を調べる青年西ノ森は屋敷の関係者から証言を集める。そこから浮かび上がる真実とは…
紫峰家の描写が実に優雅で、庭のすみれの香りが漂ってくるような気がしてきます。どの家庭の戸棚にも骸骨(秘密)があるという英語の諺がありますが、この屋敷がまさにそう
どんでん返しが来るのではとずっと身構えていたのですが、予想外に優しい結末に心温ま…いや1人犠牲になってるのは忘れたらあかんな
面白くて仕事放置しました!(ヤバ)
「謎屋珈琲店 21番目の挑戦」読了。面白くて一気読みしました。
ミステリーコンセプトカフェ「謎屋珈琲店」の店主峰月響介とその友人樫原、店のスタッフたちが織りなすヒューマンミステリー。
人が死なないミステリーですがある意味人が死ぬミステリーよりヒリヒリしました。リアリティある〜!飲食店で働いた時のトラウマg
どっから出てくんのその悪意!!みたいな人間は実在します(真顔)
実在といえばこのお店は実際に存在するそうで、この小説自体マスターのデビュー作だとか。よく見たら著者名峰月響介や!(遅)いやー行ってみたくなりますね。宣伝上手め
今日はブックカフェイベントに行って本を一冊買いまして、その後本屋へ行ってもう一冊買いました。解せぬ
最近登場人物や設定を覚えるのが辛くなって、小説よりもエッセイ本を読みがち。
しかしよくよく考えてみればエッセイ本というのは趣味、嗜好、生活スタイルなど書き手の「設定」を読んでいるようなものなのでは…?
小説を読むときだけ疲れるというのは、変にプレッシャー的なものを感じているのかもしれない…
イベント後はカフェでまったり。
チーズうまっっっ
今日はブックカフェイベントに行って本を一冊買いまして、その後本屋へ行ってもう一冊買いました。解せぬ
最近登場人物や設定を覚えるのが辛くなって、小説よりもエッセイ本を読みがち。
しかしよくよく考えてみればエッセイ本というのは趣味、嗜好、生活スタイルなど書き手の「設定」を読んでいるようなものなのでは…?
小説を読むときだけ疲れるというのは、変にプレッシャー的なものを感じているのかもしれない…
イベント後はカフェでまったり。
チーズうまっっっ
怪談刑事読了。「同作者の乱歩と千畝は面白かったけど歴史物以外の小説はどうかなウケケ」とクッソ舐めた態度で読み始めましたがめっちゃ面白かったですすいませんでした(土下座)
ある日突然警察庁の心霊っぽい未解決事件を再調査する部署に転属させられた刑事が、(主に娘の恋人の怪談師が気に入らないという理由で)怪談めいた事件を解いて解いて解きまくる!という内容ですごくキャラが魅力的。
まだ結婚してないのにお義父さん呼びされてるの、主人公の血管切れそうな様子が想像できますねえ…
謎解き説明がわかりやすくて親切…(いつもトリックで頭パーンする人)
「わたしのなつかしい一冊」読了。新聞掲載のコラムを集めた本で、作家をはじめ、学者やライター、評論家などさまざまな人が執筆しています。
懐かしい一冊というだけあって古い海外文学や昭和の小説が多いですが、哲学書や自動車の社会的費用などの変わり種も。
読書感想文のように書く人もいれば、感銘を受けた点についてのみ語る人、知っている名前を説明無しで並べる人、論文みたいになっちゃう人など書き方も人それぞれです。新左翼時代の思い出について語り出しちゃう人もいるのは新聞のカラーかな…
しかし読書感想文の形式というのはなんて読みやすいんだろう