圧巻は石牟礼道子の歌集だった。まとめて読むと、『苦界浄土』を書くことを可能にした圧倒的な自我の強靭さをあらためて感じた。
好きなうた
〈うつくしく狂ふなどなし蓬髪に虱わかせて祖母は死にたり〉
〈しゃがれたる声になりゆくわがうちに棲みつく老婆すこしわらへる〉
〈あおむけの海のあばらを脱けて来し毒魚らゆっくりと渚によれり〉
圧巻は石牟礼道子の歌集だった。まとめて読むと、『苦界浄土』を書くことを可能にした圧倒的な自我の強靭さをあらためて感じた。
好きなうた
〈うつくしく狂ふなどなし蓬髪に虱わかせて祖母は死にたり〉
〈しゃがれたる声になりゆくわがうちに棲みつく老婆すこしわらへる〉
〈あおむけの海のあばらを脱けて来し毒魚らゆっくりと渚によれり〉