サンドローズ「Old Dom Is Dead」の原曲的位置づけのシングル盤 (タイトル/歌詞はラテン語?)。
Lenis Choreaはオランダのグループとの説もあるが、本曲の作詞作曲者クロード・ピュテルフラムとJ.P.アラルサンが在籍したLe Système Crapoutchikの変名バンドとするのが有力。
メロトロンは未使用なものの、時代の息吹をたたえた音像がまことに好もしい。
youtu.be/iO6uNrDRyP0?...
サンドローズ「Old Dom Is Dead」の原曲的位置づけのシングル盤 (タイトル/歌詞はラテン語?)。
Lenis Choreaはオランダのグループとの説もあるが、本曲の作詞作曲者クロード・ピュテルフラムとJ.P.アラルサンが在籍したLe Système Crapoutchikの変名バンドとするのが有力。
メロトロンは未使用なものの、時代の息吹をたたえた音像がまことに好もしい。
youtu.be/iO6uNrDRyP0?...
一般ロック誌がデメトリオに1P使うとは、と目を見張ったものだが、北村昌士の担当ページとなればさもありなん、と得心したのであった。
『1978』の国内リリースは、この少しあとのこと。
一般ロック誌がデメトリオに1P使うとは、と目を見張ったものだが、北村昌士の担当ページとなればさもありなん、と得心したのであった。
『1978』の国内リリースは、この少しあとのこと。
この発掘盤 『Viajando Com O Som』 (76年録音) の未整理で煮え切らない演奏 (後半は陰気なチンドン屋のよう) も胸に迫る。
この発掘盤 『Viajando Com O Som』 (76年録音) の未整理で煮え切らない演奏 (後半は陰気なチンドン屋のよう) も胸に迫る。
にしても7(-9)とかmaj9とかコードがお洒落ですこと。
youtu.be/Qc9bjnxzOdk?...
にしても7(-9)とかmaj9とかコードがお洒落ですこと。
youtu.be/Qc9bjnxzOdk?...
ニューウエイヴ~ポップテイストの前半に驚かされる9作め。
ベースのトーンはじめ軽薄の気味もなくはないが、さすがに歌唱に媚びや甘えはなく救われる。
後半徐々に情味が濃くなり、ラスト "Paix Another Ver." (4th表題曲の別アレンジ) でエクスタシーに達す (憑きもの再装着?)。本曲、冒頭こそテーマを再演するがすぐテクニカルなジャズロックに変化、奔放なヴォーカリゼーションと激しく切り結ぶ秀逸な仕上がり。どす黒い白鳥の歌。
のち別名義で "Paix86" "paix007" も作られた。
ニューウエイヴ~ポップテイストの前半に驚かされる9作め。
ベースのトーンはじめ軽薄の気味もなくはないが、さすがに歌唱に媚びや甘えはなく救われる。
後半徐々に情味が濃くなり、ラスト "Paix Another Ver." (4th表題曲の別アレンジ) でエクスタシーに達す (憑きもの再装着?)。本曲、冒頭こそテーマを再演するがすぐテクニカルなジャズロックに変化、奔放なヴォーカリゼーションと激しく切り結ぶ秀逸な仕上がり。どす黒い白鳥の歌。
のち別名義で "Paix86" "paix007" も作られた。
サックス、ヴァイオリン、パーカッションの名高いプレイヤーが客演した8作め。
これまでの孤高性を脱ぎ捨てて開放感あふれる作風へと変貌。明朗にしてメロディアス、輪郭がクッキリしたまとまりのよい楽曲が並ぶ。前作同様、創作楽器の類は使われてないようだ。
すこぶる健康的になった円熟の歌唱とタイトな (アトールにリベロが加わったような) 演奏を玩味したい。
ほんのりサイケフレーバー匂う11分超の "L'oiseau Devant La Porte" は従来路線とのハイブリッドナンバー。
サックス、ヴァイオリン、パーカッションの名高いプレイヤーが客演した8作め。
これまでの孤高性を脱ぎ捨てて開放感あふれる作風へと変貌。明朗にしてメロディアス、輪郭がクッキリしたまとまりのよい楽曲が並ぶ。前作同様、創作楽器の類は使われてないようだ。
すこぶる健康的になった円熟の歌唱とタイトな (アトールにリベロが加わったような) 演奏を玩味したい。
ほんのりサイケフレーバー匂う11分超の "L'oiseau Devant La Porte" は従来路線とのハイブリッドナンバー。
リベロの歌をじっくりと聴かせるシンプルで落ち着いた (憑きものが落ちた?) サウンドにシフトした7作め。
演奏はゴシックかつシンフォニック、存在すべてを差し出すような豪胆ヴォイスと一体化して静かな高揚へと導く。前作までの突拍子のなさに馴致された耳にはいささか平板に響きはするが。
10分弱の最終曲はコズミックで荘厳なインストナンバー。
モナリザに扮したリベロがジョイント咥えた本ジャケットは物言いがついたのか、直ちに (?) 別のものに差し替えられた。
リベロの歌をじっくりと聴かせるシンプルで落ち着いた (憑きものが落ちた?) サウンドにシフトした7作め。
演奏はゴシックかつシンフォニック、存在すべてを差し出すような豪胆ヴォイスと一体化して静かな高揚へと導く。前作までの突拍子のなさに馴致された耳にはいささか平板に響きはするが。
10分弱の最終曲はコズミックで荘厳なインストナンバー。
モナリザに扮したリベロがジョイント咥えた本ジャケットは物言いがついたのか、直ちに (?) 別のものに差し替えられた。
アンリ・テキシェが参加した6作め。
ストリングスkey (クレジットなし) が導入されるとともに民族音楽的な音階も用いられプログレ/ジャズロックの色がグッと濃くなる。リベロの歌声も演奏を組み敷くような気概と貫禄を漂わせる。
"Poème Non Epique" 第三弾はスペイシーでトライバルなジャズロックでスタート、中盤以降はフリーな効果音と化してリベロの語り (アジ演説?) を引き立て、ラストは凄絶な叫びとともに彼岸に逢着する。真っ赤に灼けついたイメージ。本三部作、それぞれに個性的で超越的だ。
アンリ・テキシェが参加した6作め。
ストリングスkey (クレジットなし) が導入されるとともに民族音楽的な音階も用いられプログレ/ジャズロックの色がグッと濃くなる。リベロの歌声も演奏を組み敷くような気概と貫禄を漂わせる。
"Poème Non Epique" 第三弾はスペイシーでトライバルなジャズロックでスタート、中盤以降はフリーな効果音と化してリベロの語り (アジ演説?) を引き立て、ラストは凄絶な叫びとともに彼岸に逢着する。真っ赤に灼けついたイメージ。本三部作、それぞれに個性的で超越的だ。
リズムボックスとチープなオルガンを重用する (のちの) NWバンドみたいなトラックでスタートする5作め。
構築性を強めた、ロック的な指向性が増す。
前作同様ふたつの長尺曲がハイライトだが、わけても "Poème Non Épique" の第二弾は瞑想的な反復演奏+語りが次第にうねりだし情感が吹きこぼれラストに爆発する圧巻ナンバー。乱調に堕さないコントロール感が肝。
金属質な響きのヴァイオリンはオルゴリアなる楽器か。ドラムのスネアっぽい音はティンバレス?
リズムボックスとチープなオルガンを重用する (のちの) NWバンドみたいなトラックでスタートする5作め。
構築性を強めた、ロック的な指向性が増す。
前作同様ふたつの長尺曲がハイライトだが、わけても "Poème Non Épique" の第二弾は瞑想的な反復演奏+語りが次第にうねりだし情感が吹きこぼれラストに爆発する圧巻ナンバー。乱調に堕さないコントロール感が肝。
金属質な響きのヴァイオリンはオルゴリアなる楽器か。ドラムのスネアっぽい音はティンバレス?
もっとも有名な (5万枚売れたとか) 4作め。
ノイ!やハルモニアばりの陽気な (しかしどこか剣呑な) 歌もので始まるが、真骨頂はふたつのロングトラック。
聴く者を法悦の淵へと引きずり込むアシッドトランスな "Paix" に、コズミックでミニマルなアンサンブルのうちに昏いドラマを描き込む "Un Jour... La Mort”。時代とパッションと音楽的クオリティとの折合いが絶妙でこれ以上整合すると艶消しになる、そんなギリギリの地点に毒々しい花を咲かせた紛う方なき代表作。
もっとも有名な (5万枚売れたとか) 4作め。
ノイ!やハルモニアばりの陽気な (しかしどこか剣呑な) 歌もので始まるが、真骨頂はふたつのロングトラック。
聴く者を法悦の淵へと引きずり込むアシッドトランスな "Paix" に、コズミックでミニマルなアンサンブルのうちに昏いドラマを描き込む "Un Jour... La Mort”。時代とパッションと音楽的クオリティとの折合いが絶妙でこれ以上整合すると艶消しになる、そんなギリギリの地点に毒々しい花を咲かせた紛う方なき代表作。
ローラン・チボーがプロデュースした (本作のみだった) 3作め。
創作楽器ペルキュフォンも登場、呪術的でもありユーモラスでもあるあのポコポコ音は現実とは異質な時間を刻んでいるよう。YouTubeで動くペルキュフォンとコスモスフォンを見て感動に打ち震える。
前作のような長尺曲・爆裂チューンはないものの、コンパクトな楽曲の中に強靭な意思が息づいたまとまりのよい秀作。終曲 "Dingue” の凛とした気高さに陶然とする。
ローラン・チボーがプロデュースした (本作のみだった) 3作め。
創作楽器ペルキュフォンも登場、呪術的でもありユーモラスでもあるあのポコポコ音は現実とは異質な時間を刻んでいるよう。YouTubeで動くペルキュフォンとコスモスフォンを見て感動に打ち震える。
前作のような長尺曲・爆裂チューンはないものの、コンパクトな楽曲の中に強靭な意思が息づいたまとまりのよい秀作。終曲 "Dingue” の凛とした気高さに陶然とする。
昏き情動をたたえた歌唱スタイルを取り入れるとともに特徴的なオルガン (ファルフィッサ?) も導入、彼らのダークで硬質な個性がここに屹立する。
白眉はB面の大曲 "Poème Non Epique" (のち続編が作られ三部作を構成)。プリミティブでサイケな演奏にリベロの語り/うめき/叫びが乱反射するカオティックな狂宴。エコー深めな歪みギターがクラウトロックさながら。恍惚万歳!生首ジャケもクール。
昏き情動をたたえた歌唱スタイルを取り入れるとともに特徴的なオルガン (ファルフィッサ?) も導入、彼らのダークで硬質な個性がここに屹立する。
白眉はB面の大曲 "Poème Non Epique" (のち続編が作られ三部作を構成)。プリミティブでサイケな演奏にリベロの語り/うめき/叫びが乱反射するカオティックな狂宴。エコー深めな歪みギターがクラウトロックさながら。恍惚万歳!生首ジャケもクール。
カトリーヌ・リベロの初作。次作より+ Alpes名義となり、本作含めて計9枚のアルバムを残す。
本作ではエスニックな味付けのアシッドフォークを全面展開、ロックテイストは薄め。創作楽器コスモフォン ("24-string Guitar-Lyra") の調べが玄妙に響く。リベロの歌唱は後年との比較で初々しいといえなくもないが、ベースはすでに完成されている。凛然たる立ち姿だ。影響元はジム・モリソン、ティム・バックリーあたりか。
カトリーヌ・リベロの初作。次作より+ Alpes名義となり、本作含めて計9枚のアルバムを残す。
本作ではエスニックな味付けのアシッドフォークを全面展開、ロックテイストは薄め。創作楽器コスモフォン ("24-string Guitar-Lyra") の調べが玄妙に響く。リベロの歌唱は後年との比較で初々しいといえなくもないが、ベースはすでに完成されている。凛然たる立ち姿だ。影響元はジム・モリソン、ティム・バックリーあたりか。
バイアード+リチャード・デイヴィス+アラン・ドーソンというお馴染みのリズム隊 (共演者の顔ぶれに気後れしたかドーソンは委縮気味、みたいな某所の評文は噴飯もの) に、ローランド・カークが加わったウキウキな一枚。
バイアードの関節外しピアノにカークはいかに応戦するのか (或いはいなす/半畳を入れるのか) が興味の的だったが、さほどの向き合いや絡みはみられず、各々が勝手に快演しているというイメージ。これはこれで味があり、不満はない。バラードナンバ-での柔らかく懐深いテナーにも魅了される。
バイアード+リチャード・デイヴィス+アラン・ドーソンというお馴染みのリズム隊 (共演者の顔ぶれに気後れしたかドーソンは委縮気味、みたいな某所の評文は噴飯もの) に、ローランド・カークが加わったウキウキな一枚。
バイアードの関節外しピアノにカークはいかに応戦するのか (或いはいなす/半畳を入れるのか) が興味の的だったが、さほどの向き合いや絡みはみられず、各々が勝手に快演しているというイメージ。これはこれで味があり、不満はない。バラードナンバ-での柔らかく懐深いテナーにも魅了される。
ECMのサブレーベルに残した一枚。(ECMにしては暴れ気味だな) (ひんやりした空気や抒情はまさにECMだな) という両感想が綱引きをする、そんな演奏内容だ。3曲目「Basho」(芭蕉?) のフリークトーンを聴くと妙に安心したりして (こちらが本懐、と)。
キース・ティペットのマリンバって初聴きかな?いろどりと奥行きを与えるプレイに頬が緩む (”Voice” はご愛嬌?)。たまにフリー上等といわんばかりに叩きつけられるピアノも抜群。ブラジル出身マルシオ・マットスのアルコ弾きもピリリと効いている。
ECMのサブレーベルに残した一枚。(ECMにしては暴れ気味だな) (ひんやりした空気や抒情はまさにECMだな) という両感想が綱引きをする、そんな演奏内容だ。3曲目「Basho」(芭蕉?) のフリークトーンを聴くと妙に安心したりして (こちらが本懐、と)。
キース・ティペットのマリンバって初聴きかな?いろどりと奥行きを与えるプレイに頬が緩む (”Voice” はご愛嬌?)。たまにフリー上等といわんばかりに叩きつけられるピアノも抜群。ブラジル出身マルシオ・マットスのアルコ弾きもピリリと効いている。
コルトレーンの「Naima」を融通無碍に解釈する長尺演奏のA面にスタンダードナンバーを寛ぎつつ端正にプレイするB面、インタープレイ面で少しくの喰い足りなさは残るものの手練れなプレイに退屈することはなし。
2021年の拡張版CDでは 4曲 (40分) が追加され、よりチャーミングなものに。わけても冒頭に配された "Edeeupub" はテンション漲るベストテイク。キース・ティペットの硬質なオスティナートは鳥肌ものだ。
コルトレーンの「Naima」を融通無碍に解釈する長尺演奏のA面にスタンダードナンバーを寛ぎつつ端正にプレイするB面、インタープレイ面で少しくの喰い足りなさは残るものの手練れなプレイに退屈することはなし。
2021年の拡張版CDでは 4曲 (40分) が追加され、よりチャーミングなものに。わけても冒頭に配された "Edeeupub" はテンション漲るベストテイク。キース・ティペットの硬質なオスティナートは鳥肌ものだ。
初っ端からフルスロットルで攻めまくる本盤、隠れた人気作ではなかろうか。とにかくエネルギッシュでド迫力、録音もビビットで聴いてるこちらも力が入る (のちに放心を誘う)。リーダーはもちろん、大技小技を抜群の反射神経で放射するモホロ、魅惑のアルコ弾きなどフレキシブルな呼応をみせるミラーのプレイも嘆息ものだ。互いに照射しあい、互いを高めあっている。
CDは未発表の3曲 (約33分) が追加された拡張盤。フリーキーとラブリーが巴卍と敷衍される "Now And Then, Here And Now" が痛快。
初っ端からフルスロットルで攻めまくる本盤、隠れた人気作ではなかろうか。とにかくエネルギッシュでド迫力、録音もビビットで聴いてるこちらも力が入る (のちに放心を誘う)。リーダーはもちろん、大技小技を抜群の反射神経で放射するモホロ、魅惑のアルコ弾きなどフレキシブルな呼応をみせるミラーのプレイも嘆息ものだ。互いに照射しあい、互いを高めあっている。
CDは未発表の3曲 (約33分) が追加された拡張盤。フリーキーとラブリーが巴卍と敷衍される "Now And Then, Here And Now" が痛快。
どこか牧歌的で人懐こいフレーズをひょうひょうと繰り出すオズボーンのアルトがとにかく気持ちよい。ちょっとオーネットやドン・チェリーを想起したりも。ミラー、モホロのリズム隊も抜群の適応力をもって並走、巧みな表情付けとバランス感覚に長けたトリオだなとつくづく感じ入る。フリークトーン交じりの疾走からブルーストーンへと変貌する旧B面後半はことさらに興趣が深い。英NME誌のジャズ部門で年間ベストに選ばれたとか。
どこか牧歌的で人懐こいフレーズをひょうひょうと繰り出すオズボーンのアルトがとにかく気持ちよい。ちょっとオーネットやドン・チェリーを想起したりも。ミラー、モホロのリズム隊も抜群の適応力をもって並走、巧みな表情付けとバランス感覚に長けたトリオだなとつくづく感じ入る。フリークトーン交じりの疾走からブルーストーンへと変貌する旧B面後半はことさらに興趣が深い。英NME誌のジャズ部門で年間ベストに選ばれたとか。
もっと壊滅的な (言い方) フリージャズのように記憶してたけれど、フリーベースながら互いの距離感を巧く測り、相応に構成感を浮き上がらせる演奏内容であった。AB面各1曲ずつで、両面ともフリーキーに炸裂する中盤以降の展開が聴きもの。クリス・マクレガーお得意なパーカッシブなピアノはわりと抑え目ながら発火するとやはり血が騒ぐ。トリオ名義の後作ほどの密度強度はないものの、看過できる内容ではなし。
もっと壊滅的な (言い方) フリージャズのように記憶してたけれど、フリーベースながら互いの距離感を巧く測り、相応に構成感を浮き上がらせる演奏内容であった。AB面各1曲ずつで、両面ともフリーキーに炸裂する中盤以降の展開が聴きもの。クリス・マクレガーお得意なパーカッシブなピアノはわりと抑え目ながら発火するとやはり血が騒ぐ。トリオ名義の後作ほどの密度強度はないものの、看過できる内容ではなし。
仏のシャンソン~アシッドサイケ/フォーク系SSWの3枚め。シャンソン界隈よりプログレ筋で知られてる (?) のはジャン・ピエール・アラルサンによるエレガントなギタープレイの所為か。
しみじみ聴かせる1st、プログレッシブな指向も打ち出した2ndに対し、本作はAOR寄りのフレンチポップに変身......と思ったのは冒頭だけ。複雑な混成コーラスや変拍子を交えたジャズロックが続けざまに飛び出してこりゃマグマかブレジャンか、と目を回す。痛快だ。中盤以降は落ち着きをみせるものの、脅迫的なvoと合唱が迫りくる最終曲はE.ブーズのごとし。隠れし傑作。
仏のシャンソン~アシッドサイケ/フォーク系SSWの3枚め。シャンソン界隈よりプログレ筋で知られてる (?) のはジャン・ピエール・アラルサンによるエレガントなギタープレイの所為か。
しみじみ聴かせる1st、プログレッシブな指向も打ち出した2ndに対し、本作はAOR寄りのフレンチポップに変身......と思ったのは冒頭だけ。複雑な混成コーラスや変拍子を交えたジャズロックが続けざまに飛び出してこりゃマグマかブレジャンか、と目を回す。痛快だ。中盤以降は落ち着きをみせるものの、脅迫的なvoと合唱が迫りくる最終曲はE.ブーズのごとし。隠れし傑作。
Joy Unlimitedといえばドイツのアレもイイけどオレ的にはコレ。ベケットのソロ名義のアルバムタイトルだが、 このあと彼が率いるバンド名に使われて2枚の作品を残している。
これまでの吹き込みに比べたらフュージョンに近づいたとも言えようが、カリプソなど陽気なラテン要素もナチュラルに取り込んだ、開放的で温かみに満ちた出来具合となっている。優雅で小粋なブライアン・ミラーのエレピが耳に快い (アイソトープ時代のプレイも鮮烈だったなあ)。
Joy Unlimitedといえばドイツのアレもイイけどオレ的にはコレ。ベケットのソロ名義のアルバムタイトルだが、 このあと彼が率いるバンド名に使われて2枚の作品を残している。
これまでの吹き込みに比べたらフュージョンに近づいたとも言えようが、カリプソなど陽気なラテン要素もナチュラルに取り込んだ、開放的で温かみに満ちた出来具合となっている。優雅で小粋なブライアン・ミラーのエレピが耳に快い (アイソトープ時代のプレイも鮮烈だったなあ)。
Harry Beckett/Harry Beckett's Warm Smiles (1971)
Harry Beckett's S & R Powerhouse Sections/Themes For Fega (1972)
ハリー・ベケットのジャズ/ジャズロック期の3枚。Flare Upはわりと語られてるけど他2枚はあまり取り沙汰されてないような。すべてリアタイで国内盤出てたのに驚く。
メンツもよく、個々のプレイは魅力充溢しているが (J.テイラーのエレピ、F.リコッティのヴァイブが良き) 全体の仕上がりは秀作一歩手前、の感。
Harry Beckett/Harry Beckett's Warm Smiles (1971)
Harry Beckett's S & R Powerhouse Sections/Themes For Fega (1972)
ハリー・ベケットのジャズ/ジャズロック期の3枚。Flare Upはわりと語られてるけど他2枚はあまり取り沙汰されてないような。すべてリアタイで国内盤出てたのに驚く。
メンツもよく、個々のプレイは魅力充溢しているが (J.テイラーのエレピ、F.リコッティのヴァイブが良き) 全体の仕上がりは秀作一歩手前、の感。
ソロアーティスト作品が主流らしいトルコでは貴重なロックバンド。サイケとプログレと日本のGS歌謡をねっとり煮込んで中東の哀愁でたっぷり味付けしたような仕上がり。たぶん定番機材だろうに (コルグのモノシンセ、ソリーナあたり) 妙にエキゾチックな各種鍵盤の音色にそそられる。バリス・マンチョの作品とも共通するところだ。ファズギターも美味。
83年の2ndは作りがこなれた分、凸凹が均されてアクが希釈された印象。好きだけど。再編後 (?) の99年3rdはエッジの効いたモダンなサウンドに接近。not for meだった。
ソロアーティスト作品が主流らしいトルコでは貴重なロックバンド。サイケとプログレと日本のGS歌謡をねっとり煮込んで中東の哀愁でたっぷり味付けしたような仕上がり。たぶん定番機材だろうに (コルグのモノシンセ、ソリーナあたり) 妙にエキゾチックな各種鍵盤の音色にそそられる。バリス・マンチョの作品とも共通するところだ。ファズギターも美味。
83年の2ndは作りがこなれた分、凸凹が均されてアクが希釈された印象。好きだけど。再編後 (?) の99年3rdはエッジの効いたモダンなサウンドに接近。not for meだった。
全編メキシコ録音。メインストリームのポップス/SSWモノに近づいた印象だが、常道フォーマットのなかでふんだんに創意を巡らせており、細部まで旨味たっぷり。おおらかな躍動とやわらかな落ち着きが同居した秀作ではないか。
淡々とした進行の裡に巨大なドラマを創出するA-2 "Vive Bonito"、崇高な弦楽ポップ "Mas Que Loca" に心震える。
CDボーナスとして、83年のオケとの共演盤を丸ごと収録。
全編メキシコ録音。メインストリームのポップス/SSWモノに近づいた印象だが、常道フォーマットのなかでふんだんに創意を巡らせており、細部まで旨味たっぷり。おおらかな躍動とやわらかな落ち着きが同居した秀作ではないか。
淡々とした進行の裡に巨大なドラマを創出するA-2 "Vive Bonito"、崇高な弦楽ポップ "Mas Que Loca" に心震える。
CDボーナスとして、83年のオケとの共演盤を丸ごと収録。