標本室
banner
onakasuitenen.bsky.social
標本室
@onakasuitenen.bsky.social
kgr🐝/毎週0時WJ/yr×chr/chr関連する大体右が好き/急に最近北幽が…/成人済/壁打ち/♀化も好き/こっちは制作の悩みや自我も多い/たまに長めのふんわりプロットも書く

https://www.pixiv.net/users/109740345/novels
18座×36チヒ ネタだけ
・誕生日プレゼントで、18座のスーツを見立ててあげる36チヒ
・執筆作業中にブルーライトカットの眼鏡を着用した36チヒに新たな扉が開く18座
・36チヒと暮らすようになり、食生活が改善された18座が、18yrに昨日の36チヒ手製晩御飯でマウントを取る話
・36チヒの初恋の話と終わりの話、彼の子供の名付け親になった日の話

などが浮かびました。
November 18, 2025 at 2:17 PM
とりあえず、ここまで!
November 18, 2025 at 1:48 PM
18座の中で意外だったこと。36チヒはよく寝る人で寝たら中々目覚めない性質持ちらしいこと。
休日はよく自室で昼寝をしている。その間、18座は部屋に入るのはダメ。お利口なフリをして従っているが、ある日、違う予定を36チヒに伝えて、こっそり寝顔を見てやろうと画策。実行に。
冬なのに、暖かい日差しの昼。音を立てずに寝室に入る。白いカーテン越しの日差しが、36チヒを照らす。死んでいるように眠る彼に、見入って思わずキスしたいなと思った瞬間、薄く目を開く36チヒ。マズイと思う18座だが、微かに動く唇の動きは自分の名前ではないリップシンク。きっと思い人の名。無性に腹が立ち、36チヒの口を18座は塞いだ。
November 18, 2025 at 1:48 PM
36チヒは喫煙者ではないが、なぜか灰皿が家にある。36チヒの兄であるknsgも吸わない。ほんの少しだけ気になって昔吸っていたのか尋ねてみたが、答えは否。ただの来客用だと言われて、そうかとその時は納得した18座。

ある晩、喉が渇いて起きてきた18座。微かにタバコの匂いがする。匂いの元は、縁側でタバコに火をつけているが、お香のように灰皿にそれを置いている36チヒ。珍しく、日本酒らしきものを飲んでいる。思わず声をかけようとしたが、時々見る誰か遠い人を思っている横顔をしていたから、水も飲まずに寝室に戻った。

表情変化に乏しい彼に、あんな顔をさせる人間がなぜか羨ましい18座。
November 18, 2025 at 12:49 PM
この時空、趣味により18yrもいてほしい……18座とは真反対の名門男子校の御令息に見せかけた、ヤのつきそうな稼業の跡取り。36チヒの書き物仕事のファンでと言いながら、学生らしからぬ距離のつめ方するので、18座は威嚇する。36チヒの家に帰ると、いかにもな高級車が停車しようとするのを妨害したり。

36チヒにも、あいつには気を許すなよなどと小言を言ったりする。36チヒ的には大体関わったらまずい相手なのは分かっている。心配してくれたのか?ありがとうと言われて、素で照れる思春期延長戦の18座がいてもいいなと。
November 18, 2025 at 12:26 PM
18座と36チヒなら、18座の方が背は高いけれど、若干ひょろい。36チヒは細身だけれどしなやかな筋肉をしているので、体術であっという間に18座を投げ飛ばせるくらいがいいな。

自分より背が低い男に投げ飛ばされて、宇宙猫になる18座。次はもっと屈辱的な制圧を与えるが?と静かに言われ、その場では降参。びゃっけい流の鍛錬を真面目にするようになるし、煙草は煩悩として、本数減らす。

絶対あのおキレイな顔を泣かすと息巻いているが、泣かすのはもう少し先のこと。まだ、この辺りでは好きの自覚なし。
November 18, 2025 at 12:17 PM
根拠のない自信しかないのですが、ちひは平和時空なら血縁に絶対甘いと思うので、あんな感じになりました…多分、けんせーもたくさん愛してるはず。けんせー、あのビジュなら耽美路線ストーリーで剣チヒ見たいですね……
November 17, 2025 at 2:44 PM
その後、akmrが発表した黒髪乙女の連作は、今まで以上に評価を受けることになるが、インタビューにすら殆ど答えない作者のせいで、モデルは誰か、ある種のミステリーとして人の好奇心を掻き立てている。

終わり
November 17, 2025 at 2:07 PM
ことが終わり、akmrの羽織だけを纏ったchr♀が「きっと今日が最後」と言う。そうだなと告げながら、仕事机の抽斗からakmrは包装された箱を手渡す。遅れた誕生日祝いと卒業祝いの万年筆。

ここから先は、染みついた記憶のお前を描くくらいでちょうど良いから、絵のモデルはもうしなくていいと告げる。ここにも来るなと。それに対して、chr♀は少しだけ寂しそうな表情を見せ、隣に腰掛けるakmrの肩に頭を預けると、最初で最後かもしれないchr♀からの口づけを贈った。
November 17, 2025 at 2:07 PM
その日、帰り間際に玄関でどちらともなく口づけを交わして二人は抱き合う。初めて秘密を共有しあったときのように、空いた部分が埋まるのを感じる二人。きっと、次会えば一線を超えてしまうだろうと二人が予感していた。

年が明けるまで、二人きりで会うことはなく、次に会えたのは二月の終わり間際。半年二人で会えなかったせいでよく分からなかった…姉の面影を残しつつも、より魅力的になったchr♀を見て抑え切ることが出来ず、ソファに押し倒した。それに対して、ずっと待っていたとばかりに縋り付くchr♀。真冬の夕陽が差し込む部屋で、超えてはいけない線を越えたのは必然。
November 17, 2025 at 2:06 PM
いつもchr♀は制服でやってくる。濃紺のセーラー服。仕事部屋にある、薔薇色のベロアで彩られたカウチソファにchr♀を座らせて、作品を描く。
何度か目のとき、タイツの伝線に気がついたchr♀が履き替えようとしたが、そのまま素足でいさせ、その姿を描く。その後はタイツでもハイソックスでも脱ぐようになる。
その次は、セーラー服のタイを解いた様を描くようになる。それらに対してchr♀は特に何も言わない。ただ、そのまま。

chr♀が十八になった夏、暫く受験勉強で忙しくなるから訪れることができないと告げられる。ただ、それにakmrは「そうか」と告げるだけ。
November 17, 2025 at 2:06 PM
その秘密を伝えるchr♀につられて、自分の秘密も等価交換のようにchr♀に告げる。話を聞き終えた彼女は安堵したように、少しだけ笑う。そして「秘密を知り合ったから共犯です…一人じゃないの嬉しい」

秘密をシェアしてからは、chr♀が来る回数が増える。chr♀が食事を用意し、akmrがchr♀好みの茶菓子を用意する。何でもない話をする。そして、次第に、akmrはchr♀に絵のモデルをたまに頼むようになる。
November 17, 2025 at 2:04 PM
knsgの手伝いで、akmrの家に差し入れを持ってくるchr♀。顔にはまだ白いガーゼが痛々しく貼られたまま。
リビングで、chr♀が淹れた茶を飲みながら、雑談の途中で切り出してみた。傷を治さないかと。少しだけ迷った表情を見せたchr♀は「akmrさんだから、言う。内緒にしてください」と言いながら、秘密を告げる。

近所の人間達が言っていた。顔に傷がある傷モノは市場価値が下がるから、嫁の貰い手なくなりそうで、可哀想だと。好都合だ。恋や愛はどうも煩わしいから。今のままの日々が続けばという1番の願い事が叶う。言い訳の材料を失いたくないから、治療しない。ただの秘密の我儘なんです。
November 17, 2025 at 2:03 PM