オクラ
LightNews LightNews
okuranatto.bsky.social
オクラ
@okuranatto.bsky.social
2 followers 10 following 13 posts
大昔に成人済み。じゅの🚗🐯本命・🐯受け中心。推しは幸せになって欲しい
Posts Replies Media Videos
okuranatto.bsky.social
December 24, 2024 at 2:11 PM
okuranatto.bsky.social
December 24, 2024 at 2:09 PM
okuranatto.bsky.social
December 24, 2024 at 2:07 PM
okuranatto.bsky.social
こんな日くらいは、世間の恋人たちのように甘い空気に身を委ねて、心ときめくひとときを過ごしたい。 慣れない行為にお互い手探りながら体を重ねたあの日以上に、遠慮も恥じらいも取っ払って、好きな人の熱を激しく求め合いたいのだ。 そのためには雰囲気作りは必要不可欠。 プレゼントだって大事な演出の一つだ。 （なにか参考になりそうなものあればいいけどなぁ） のん気にそんなことを考えながら特集ページのバナーをクリックした。 今思えばこれが大きな過ちだった。 否、そのほかにも要因はあったのかもしれない。 普段節制している分、思い切り買い物ができて気持ちが開放的になっていたのがいけない。 来たるべき聖夜に期待をはせて、浮かれきってしまっていたのがいけない。 つい商品リサーチに夢中になって、特に用もない『コスチューム』なんてカテゴリを除いてしまったのがいけない。 そこで見つけたイロモノなサムネを、ちょっと下心のぞかせてクリックしたのがいけない。 「セクシーアピールもバッチリ！パートナーとの甘い時間が過ごせるハズ♪」なんて安っぽいキャッチコピーにまんまと煽られたのもいけない。 なぜか虎杖でも着られそうな４Ｌなんてメガサイズまで置いてあったのがいけない。 商品あと１点購入でお買い物ポイント２０倍なんて特典が後押しになってしまったのもいけない。 なんかもう、なにもかもがいけなかった。 そうしてその場のテンションでポチってしまった〝それ〟が配送されたころには、 虎杖はすっかり正気に戻っていた。届いた段ボールを荷ほどきしていると、中に紛れていたショッキングピンクの袋が目に付く。はてこんな派手な物頼んだっけなと中身を覗いた虎杖は、静かに袋の口を閉じ、そのままクローゼットの奥深くへと押し込んだ。 いくら年に数回の散財でハイになっていたとはいえ、どうかしていたのだ。あれはえっちなお姉さんが身につけていたからそそられるものであって、断じて自分のようなゴリラが着たところで恋人を誘惑なんてできるわけがない。 一時の気の迷いとはいえ、愚かな選択をしてしまったものだ。 よし、一切合切忘れよう。 そのまま記憶と共に封印したのだった。 プレゼントは後日、別途で購入した。 そして来るべき１２月２４日。 １２月始めから今日まで、虎杖は死に物狂いで働いた。 「入った任務全部引き受けるから！！どおぉぉぉしてもこの日だけはお暇いただけないでしょうか！！不眠不休で働くから！！！７２時間戦えますからあぁぁぁ！！！！」 と伊地知に泣きに泣きついてどうにか日程調整してもらった結果。なんとか今日の午後から明日１日にかけて休みを勝ち取ることができたのだ。 日車もまた、半休とはいかなかったものの、定時には仕事をあがることができそうとのことだった。 今朝、「レストランを予約しているから夜は二人で出かけよう」という日車の言葉だけでも胸が躍ったというのに、次いで発せられた言葉にもう期待は最高潮まで高まった。
December 24, 2024 at 2:02 PM
okuranatto.bsky.social
日虎でクリスマスSSチャレンジ
まだ途中までしか書けてません

左上から始まります。 #文庫ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/bunko.html
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 アドレナリンって人を馬鹿にするんだなぁ 目の前にある問題の品を前に、虎杖は先日の己の愚行を悔いていた。 ＊＊＊ 年に一度のイベントセール、ブラックフライデー。 年末年始に備え、気になっていた家具や家電、ついでに常備食や消耗品も買いためておこうとネットショッピングにいそしんでいた時だった。 ふと目に留まった赤と金の華やかなバナー。 『クリスマス特集』と書かれたポップなフォントに、虎杖は心惹かれた。 （そういえば、今年は日車に何贈ろっかな） 年上の恋人とクリスマスを迎えるのは今年で３回目だ。 控えめな恋人は滅多に自分の要望を口に出すことはない。何が欲しいかと聞けば『君と過ごす時間』なんて答えが返ってくる。そんなもの虎杖にとっても欲しいものだし、何ならクリスマス限定とは言わずこの先の時間いくらでもくれてやりたい。 今まで自分なりに考えて選んだプレゼントは、ネクタイピンに万年筆といった無難なアイテムだ。もちろん日車は喜んでくれたし、それ以来愛用してくれている。 だが、虎杖としてはいまいち物足りない。別に奇を衒いたいわけではないが、なんというかこう、虎杖だけにしかあげられないような、日車がピンポイントで喜んでくれるような何かをプレゼントできたらいいのに。もともと物欲も乏しい相手に無理な話かもしれないが。 それになんといっても、今年のクリスマスは特別なのだ。虎杖は、今年３月に１８歳の誕生日を迎えている。つまり初のセックス解禁のクリスマスである。 初めて一夜を共にした日のことは忘れない。 高専卒業と成人の祝いを兼ねて、マンションの一室で二人だけのささやかな食事会をした。 かねてより虎杖が高専を卒業したら同棲するつもりで契約した新居。そして先日に誕生日を迎えた虎杖は成人したことになる。 これ以上にない絶好のシチュエーション。この時点で虎杖は期待に胸膨らませた。 日車もきっとその気に違いないが、こういう時は自分から誘うべきなのだろうか、タイミングとかあるのかな、とそわそわ落ち着かない。 しかし、そんな葛藤は杞憂に終わった。 夜も更け、あとは眠りにつくだけの頃となった時、先に手を伸ばしてきたのは日 車だった。 「君に触れたい」と、情欲の熱を灯した声に、応える以外の選択肢など存在しなかった。 壊れ物を扱うように、優しく抱かれた。未知の場所を拓かれる違和感と少しの痛み、それ以上の甘苦しい快感で満たされながら、初めて体を繋げた夜だった。 空が明るんできた頃、素肌の触れ合う心地よさにうっとりしながら瞼を開ければ、目の前いっぱいに愛しい恋人の顔。万感の思いがこもった表情でこちらを見つめる日車に気恥ずかしくなって、「俺の初めて、全部日車にあげちゃったね」と冗談めかして言ってみれば、「責任は取る」なんて神妙な顔つきで答えるものだから、おかしくて笑ってしまった。 これまでの人生の中で、一番幸せな朝だったと思う。 そして、クリスマスイブといえば恋人の一大イベント。
December 24, 2024 at 2:01 PM