今回の万博に対するわたしの苛立ちは、突き詰めると「アート性に欠ける」というところに尽きる。その象徴が大屋根リング。「世界最大の木造建築」とうたっているけど、見た目がそれ以上でもそれ以下でもなくて、芸術的に凝ったところがなく素っ気ない。ただそれとは別のところで、この建造物がもつ機能性の高さ(雨よけや日よけとして実に有用)が賞賛されていて、それが現代の万博っぽく感じる。
今回の万博に対するわたしの苛立ちは、突き詰めると「アート性に欠ける」というところに尽きる。その象徴が大屋根リング。「世界最大の木造建築」とうたっているけど、見た目がそれ以上でもそれ以下でもなくて、芸術的に凝ったところがなく素っ気ない。ただそれとは別のところで、この建造物がもつ機能性の高さ(雨よけや日よけとして実に有用)が賞賛されていて、それが現代の万博っぽく感じる。
パーヴォさん、昨日の演奏会なんかまさにそうだったんだけど、ほんとに何でも振れる万能型の指揮者で、それだけで能力が高い指揮者といえる。彼の仕事で個人的に一番インパクトを残した演奏は、ブレーメンのカンマー音楽隊とのLvBだったりする。でもパーヴォさんは祖国エストニアのコンポーザー達や、プロコフィエフの「量産型不協和音」みたいな曲もたくさん取り上げるし、なんならN響時代に彼の指揮で「ウェスト・サイド・ストーリー」なんかも聴いた。
パーヴォさん、昨日の演奏会なんかまさにそうだったんだけど、ほんとに何でも振れる万能型の指揮者で、それだけで能力が高い指揮者といえる。彼の仕事で個人的に一番インパクトを残した演奏は、ブレーメンのカンマー音楽隊とのLvBだったりする。でもパーヴォさんは祖国エストニアのコンポーザー達や、プロコフィエフの「量産型不協和音」みたいな曲もたくさん取り上げるし、なんならN響時代に彼の指揮で「ウェスト・サイド・ストーリー」なんかも聴いた。