nozo7014.bsky.social
@nozo7014.bsky.social
Reposted
そんな折り、先生が亡くなって僅か十年で先生のロ兄力が確認される。イ犬黒と調査に行くと確かに先生が転i生していた。先生はまだ八歳。亡くなってから割と早い段階で転i生した事は分かったが問題は先生をみた瞬間に俺の中の忘れられたオメガ性が一気に湧き上がって強烈なフェロモンが放出された事。
「ハッ、ガキ相手に何フェロモン垂れ流してんだよ……おっさんキショいんだよ」
先生の綺麗な顔が歪んだ。
イ犬黒は子ども相手に掴みかかる。
「こんな事言いたかないけど……っ。アンタが無責任に虎ホ丈を置いてったからだろうがっ!!」
「何言ってんの?」
April 11, 2025 at 8:43 PM
Reposted
「イ犬黒いいから帰ろ……」
「虎ホ丈……」
俺はイ犬黒にもたれかかって何とかロ兄専に帰った。ヒートに一週間苦しんだ。先生は記憶なし。ロ兄力はあるが先生がロ兄i術i士を目指すかは本人の意志に任せるとなった。先生は先生が居なくても回るロ兄i術i界を目指していた。だから、先生の力に今更また縋るのは嫌だという俺たち世代の願いが強かった。
但し、放っておく訳にはいかないのでイ犬黒が監視体制を敷く形になった。
俺は前世の先生との繋がりが絶っていないのでヒートになる恐れがある。先生は俺に忘れてほしいと願っていたから俺の存在は気持ち悪いと思うだろう。
April 11, 2025 at 8:43 PM
Reposted
前世の番でなく今の先生にとっての番を見つけてほしいと先生を避け続けた。先生が俺を忘れても俺が先生を覚えてるから大丈夫 ──────…
そして、前世の魂同様に純粋にロ兄i力という戦闘に魅入られた先生は結局ロ兄i専に入学してきた。俺はここで先生に憧れて教i師をしていたので流石に避けるのは今まで以上に気をつかったが先生に会わないよう会わないようにと頑張った。
なのに、どうして……
「やっと捕まえた!俺の番……!」
今更、先生にそっくりに成長した15歳の5️⃣条さとるが必死な顔をして俺に掴みかかるのか。俺には分からなかった。

※皆さんの反応を見て、続きはまた支部かSSにできたらいいなと思ってます😌
April 11, 2025 at 8:45 PM
Reposted
追いついて目の前に立ち塞がり見つめると、🐯の目はクルクルと動揺していた。
零れ落ちてしまいそうな笑みを堪えて🐯を抱きしめる。

往来だとか、立場がとかそんなことはどうでもよくて、目の前にいる子の涙を止めるのが先決だと思った。
🐯は案の定ものすごく驚いていたけど、そのうち大人しくなってそっとしがみついた。

「あんま見せないで、目…」
🐯の中に渦巻いている幼い嫉妬や独占欲にゾクゾクする。
振り回されるのも案外悪くないなぁと抱きしめる腕を強くした。

おしまい

※じゅれーはちゃんと祓いました!

もうあんまり我慢する気もない五と、ポヤポヤの🐯
January 16, 2025 at 8:25 AM